概要
こくじんとは格闘ゲームプレイヤーのことである。
本名は太田勝久。名前の由来は愛用キャラであるダッドリー(黒人男性)から。
主にストリートファイターⅢで活躍し、闘劇への出場経験もある。
使用キャラはダッドリーであり、当時は全一最強と呼ばれたほど。
続編のスーパーストリートファイターIVでも、同じく闘劇への決勝進出、ネタになるほどの歴史的勝利を数々収めるなど話題となった。
こくじんの若い頃は隣町のアーケードゲーム勢との戦いはさながら不良の抗争で、異なる地域のプレイヤー同士対立ムードであったが、アーケードゲームを通じて仲良くなることもあった。特に岐阜勢とのアーケードゲーム対戦が若い頃の思い出である。大学時代はアルバイト代のほとんどをスロットに使ったため極貧で、食費を月1500円まで切り詰め、米とキャベツとごはんですよで腹を満たした。一時期サンシャイン牧場を「クソほどやってた」とのことで、課金していた時期もあったが「なぜ金がないのにあれに課金したのかさっぱり分からなかった。マジで馬鹿だったわ」とのこと(参考)。
現在は故郷である名古屋を拠点としているが、Youtubeチャンネル「こくじんTV」を中心に、全国的なプロゲーマーとして活動しており、公式ゲーム配信のナレーションを務めた経験もある。
2023年4月からはREJECT所属のストリーマーとしても活動している。
格闘ゲーマーの腕もさることながら、トークセンス、煽り芸にも定評がある。
『ストリートファイターⅢ』の対戦会で、ウメハラに勝利した時に言い放った「そういうゲームじゃねえからこれ!」は特に有名。
全文:
弱すぎなんだけどマジ!
誰だよこいつを神って言った奴は!
誰だよこいつを神って言った奴は出てこいよ!
ぶっころしてやるよ俺が!
よーえーなまじ神神とか言ってまじで!
逃げてるだけじゃねえか!
そういうゲームじゃねえからこれ!
実際、この対戦は会場を盛り上げる為のお遊びのようなものであり、対戦相手のウメハラとの交友関係は良好である。このセリフ自体は単なる身内での煽り合いであることを念頭に置きたい。
……そして時は流れ、ニコニコ生放送の企画で『ストリートファイターⅣ』でウメハラとの再戦を果たした。
シリーズは次回作に変わったものの、条件は上記3rdの対戦会時と同じ、白胴着のケン(ウメハラ)とピンク服のダッドリー(こくじん)との戦いである。
結果はこくじんが惨敗。その際に言い放った負け台詞もまた有名である。
全文:
誰だよコイツを神じゃねぇって言った奴は!
誰だよ!
どこのデブだよ!
……
死んで来ます!!!
こく語
『こくじん語録』の略称で彼が発言したインパクトのある言い間違いを指す。
単なる言い間違いや、口癖が混ざった文法の誤用、どう考えてもそうはならんやろといった、突っ込みどころ満載な造語まで様々な種類があり、実況等で出るたび熱狂的な視聴者(通称:コクシタン)を爆笑の渦に巻き込んでいる。
代表的なものとして……
『格闘ゲーマーのこくじんと申します』→『格闘ゲーマーのこくじんと思います』
『それって、あなたの感想ですよね?』→『それ、あなたの感想とかですよね?』
『うどんのお汁』→『うどんのお茶』
『こくじんチーム5人で…』→『こくじん5人で…』
『ダクソはねぇ……やめませんよ!』→『ダクソはねぇ……やりませんよ!』
『俺の頭を見くびるな!』→『俺の頭をあんま見るな!』
といった軽度な言い間違いをはじめ
『レペゼン地球』→『テポドン地球』
『コブクロの背の高い方の人』→『コブクロの音の方』
『調べたら入手できる』→『拾ったら拾える』
『寒暖差』→『温暖化』
『ポケモン』→『モー娘。』
といった、ニュアンスでも全く意味の通じない言い間違い
『ゆで卵』→『ボイルゆで卵』
『2面』→『セカンドツー』
『リーフの石』→『草の草』
『スパイク地獄』→『地獄のスパイク地獄』
など、同じ意味の言葉を2回言ってしまうケース
『斧を持ったボンちゃん』→『オノちゃん』
『デブあるあるなんだけど』→『デブデブなんだけど』
『日本語じゃないとわかんない!』→『日本語わかんない!』
『この道覚えてる、1回来たことがある』→『この道覚えたことある』
『こくじん来ましたよ、みんなどこですか?』→『こくじんどこですか?』
など、前後2つの言葉が略されて複合されるケース
『耳にかけるマスク』
『使い捨てティッシュ』
など、当然の要素で違いを説明し、何を指しているのか伝わらないケース
『現実では』→『本当のゲームでは』
『一昨年』→『本当の去年』
『音源のボリューム』→『本当の音』
"本当の"をつける事によって、より意味が分かり辛くなるケース
『じゃあね、みんな!』→『じゃあな、みんね!』
『瞬間に判断できないよね?』→『シュンダンにハンカンできないよね?』
『水、氷、炎』→『みず、ほおり、このお』
など、何故か2つの言葉がパズル的に入れ替わるケース
『肝が据わっているorハートが強い』→『ハート座りに行く』
『胃に優しそうな沖縄の朝食』→『めっちゃ優しそうな朝の沖縄』
『ウィリアム・テルの曲』→『TELLに電話する曲』
『快いor心地よい』→『こころちぃ』
といった意味不明な新たな言葉が誕生する事もある
彼の語録を趣味でエクセルに纏めている視聴者曰く、その数は半年でも3桁を超えるとのこと。
雑談やFPSなど状況の変化が早い配信で発生しやすい傾向にある。有識者曰く、言いたい事がありすぎて、口が追い付かない場合によく起きる現象とされている。
2020年の年末より、その半年間に発生したこく語録をイジり倒す『こく語大賞』なる企画を、自身のチャンネルで開催している。
補足
愛称は「こく兄」であるが、大会動画にて「ホッヒヒ」と空耳で聞こえたことから、一時期それがこくじんを指すネタとなった。現在では「こくじん」というハンドルネーム自体が人種差別的という指摘があることから、イベント等では「こく兄」名義で出演することも多い。
彼と親しい人物である加藤純一は人種の方の黒人を彼と区別するために「差別の方のこくじん」と呼んでいる。
同人格闘ゲーム「ヤタガラス」にはこくじん本人が実況を行う「こくじん実況システム」が搭載されている。
何度も言うが、彼は煽りや暴言を使うのは放送内や仲間内だけであり、
普段はとても紳士的な人だということを付け加えておく。
関連タグ
玉袋筋太郎…民放ではこの芸名で出演しているが、NHKでは愛称の「玉ちゃん」に変えられる。こくじん同様にコンプライアンス上の理由で適宜別名義を使わざるを得ない事例。