サンシャイン牧場とは、2009年8月26日より中国ReKooから提供されているmixiアプリである。
ジャンルは牧場経営シミュレーション。
ゲームの流れ
サンシャイン牧場は畑、畜産広場に分かれるが、作業はほぼ同じである。
種をまく
まず、何も植えられていない穴に種をまく。
まかれた種は一定時間(作物によって異なる)経つと発芽する。
世話をする
発芽→子葉→本葉→花→成熟までの間、プレイヤーは作物に水をやったり害虫を駆除したりして
作物の増産量を増加させていく。他人の畑にも水やり、害虫駆除が可能。
また、他人の畑に虫を入れることが出来る。虫を入れられると増産量は減少するが、
それに気づいたプレイヤーが駆除すると減少量以上に増産量を増加させられる。
収穫
作物が成熟するとその時の増産量に応じた個数の作物を収穫できる。
この収穫物を売却した収入を、次の作物の種、および畑の開墾に充てていく。
また、他人の畑の作物も収穫する(=盗む)ことが出来る(ただし作物1つにつき1個のみ)。
ちなみに、作物を収穫せずに放置しても腐ることはない。
穴を掘る
生産が終わると作物は枯れ、穴を耕すことにより再び種をまけるようになる(1に戻る)。
ただし、二期作、三期作等で生産回数が残っている場合は本葉まで成長が戻る。
ちなみに、枯れていない作物を掘ることも可能(ただし、収穫はされない)。
独特のセンス
こう書くと一見普通の牧場経営ゲームに見えるが、このアプリ独特のセンスにより
妙な人気を誇っている。
- 奇妙な日本語
『驚かされると病気になり、それでもしますか?』『先ほど誰かは驚かさせたの!?酷すぎますよ!!』など。
- ありえない作物の成熟
なぜか木になっているイチゴ、木にぶら下がるパイナップルなど。
- 作物、および動物のチョイス
サボテン(なぜか『メキシコシティー』の名称)、ハエ取り草、オウム、タニストロフェウス(恐竜!)
これらはほんの一部であり、他にも日本人には出せない独特のセンスがちりばめられている。
この独特の言い回しは、ファンの間で「サンシャイン語」と呼ばれた。
栄枯盛衰
かつては提供開始から3ヶ月でユーザー数が300万人を超え、10ヶ月で500万人を突破するなど、その人気は凄まじいものだった。
所謂「ブラウザゲーム」のブームに火をつけた作品でもある。後にモバイル版やスマートフォン版もリリースされた。
しかし、mixiの衰退や他ソーシャルゲームの台頭などによって徐々にユーザー離れは加速していき、いつしか「懐ゲー」という位置付けがなされるまでになってしまう。
そして、2016年8月26日をもってサービスが終了。7年の歴史に幕を下ろすこととなった。
それでも、サービス終了の告知に多くのソーシャル(ブラウザ)ゲームプレイヤーがリアクションを示すなど、かつて一つの時代を築いた作品であることは間違いない。
mixi公式は本サービスの終了告知と同時に、現役ユーザーには同じく農園ゲームの「ハッピーベジフル」への移行を強く推奨した。
関連イラスト
そっちのサンシャインじゃないです