概要
ラテン文字表記はJustin Wong。現在はThe Gaming Stadium所属。
アメリカ合衆国出身のプロ格闘ゲーマー。
アメリカにおける格ゲーコミュニティの黎明期から活動を始め、今なおプレイヤーとして第一線で活躍を続けている。特に『MARVELVSCAPCOM2』では無敵の強さを誇り、アメリカ以外でも伝説級となっている。大会の連勝記録からギネス記録も保持している。
そのあまりの強さからアメリカでは「ジャスティンが負けるとニュースになる」と言われるほど。
基本的にはCAPCOMの2D格ゲーを中心にプレイしている。キャラを選ぶ際は性能のみ重視ではなく、自分がかっこいいと思ったキャラ、設定を読んで気に入ったキャラを選んでいるとのこと。このため、意外とクセの強い性能のキャラを使っていることも多い。
『スト3』でのウメハラとの1戦、ウメハラによる鳳翼扇全ブロからの逆転負け(「レッツゴージャスティーン!」)が話題になり、日本でも知名度が高い。
ちなみに本人は「知名度が上がるきっかけになった」と好意的に受け止め、数年間にわたってこれをネタにしていたらしい。
中華系アメリカ人であるが、祖母が日本人であることを公表している。
試合では苛烈とも言えるほどの的確な攻めを披露するが、対戦の場から降りると大変紳士的で穏やかな人柄であり、ファンサービスもよい。日本のゲーム系Webメディア4Gamerのインタビューに応じた際には、みずから「レッツゴージャスティーン」とプリントされたTシャツを着用して臨んだ。
来日した際にはゲームセンターで数十万円分つぎ込んで大量のプライズを獲得し、故郷に持ち帰ったというエピソードがある。また、日本食も気に入ったようでTwitterなどで言及していた。一方、闘劇の会場の環境の悪さには苦言を呈しており、一時は「観光や友人に会う目的で日本を訪れるのはいいが、大会目的で訪れることは二度とないだろう」という趣旨の発言を行ったほど(のちに撤回している)。
伝説となったウメハラとの一戦。※春麗を操作するのがジャスティン。
ジャスティンポーズ
Pixivではジャスティンとコスプレイヤー(Rosa Ma)が一緒に撮られた写真のパロが多い。
写真のシチュエーションとしてはジャスティンが手を二人合わせてハート型になるようにしようとしているが、コスプレイヤーはサムズアップしている…というもの。
ジャスティンが想いを寄せるコスプレイヤーに頼んだがスルーされた…というのは誤解であり、実際にはジャスティンがコスプレイヤーに頼んでこのポーズを撮影したようである。
実はこの写真以前に、ウメハラが同じコスプレイヤーと逆のポーズ・立場で撮影した写真があり、それをネタにしたものである。
なお、ウメハラ自身もコスプレイヤーの善意をスルーしたわけではなく、単なる天然ボケと見られる。
EVOの参加者や格ゲープレイヤーの間でコラ・大喜利が流行した結果、memeとして「成就しないオタクの恋」的なニュアンスで(ジャスティンが伝説級のプロゲーマーであることを知らない層にも)画像が広まり、2022年ごろからは「エモいポーズ」としてInstagramやtiktokなどに棲息する格ゲーとも大喜利とも無関係なキラキラJKに広まった。
ジャスティン本人はTwitterにて、日本人ユーザーが「オタクではないJKにまで広まっていた」と紹介するツイートに対して「Bruh im all memes(『オレってほんとミーム』というような意味合い)」と引用リツイートで反応している。