概要
『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』、およびリメイクの『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場。
ジョウト地方のキキョウシティに建っており、内部では僧侶たちが修行している。看板にも「ポケモンを通じて迷いを裁ち切れ」とある。
ちなみに塔内部の揺れる柱は30mもある巨大なマダツボミが姿を変えたものという伝承があり、道中勝負を挑んでくる僧侶たちも必ず手持ちにマダツボミがいる他、マダツボミの像が至るところに置かれている。伝説の存在というわけでもないポケモンがこれほどプッシュされているのはここくらいだろう。
間違ってもこういう事ではない。
なおやたらとプッシュされているマダツボミだが、ここには野生のものは登場しない(31ばんどうろなどに出る)。
昼間はコラッタ、夜はゴースが出現するため、特に夜に攻略する場合は注意。「したでなめる」でまひさせられる他、ノーマルタイプの攻撃は効かない上にどくタイプも複合しているのでチコリータを選んだ場合はかなり苦労するハメになる。
塔の上にいる長老に勝利することでフラッシュのひでんマシン(『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではわざマシン)を受け取れる。相変わらず「例えばマダツボミに覚えさせるがよろしい」というプッシュぶり。
長老戦の前にライバルと出会うが、ライバルとの戦闘はない。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではキキョウシティジム挑戦前にここを攻略する必要がある。
余談
元々ジョウト地方が近畿地方をモチーフとしていることから、元ネタは奈良県の法隆寺や興福寺にある五重塔だと思われる(中でも法隆寺のお膝元である斑鳩町にはマダツボミのポケモンマンホールが設置されている)。
中心が揺れるような構造は実際の五重塔にもあり、心柱を利用して揺れを分散させるという耐震構造になっている。ちなみにスズのとうでも同様の仕掛けが見られる。
そんな心柱が揺れる様を人々は柔軟なマダツボミに例えたのであろうが、残念ながらマダツボミは毒タイプが入っているためにじしんのダメージは等倍になってしまうのである。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では、元々ステージとして考案されていたが、スケジュールの都合上没になり、代わりに「ポケモン亜空間」になっている(同様の理由として、ファイアーエムブレムステージの「アカネイア大陸」、観賞用フィギュアとして「バンジョー」等が没にされているらしい)。