レベル(ポケモン)
ぽけもんのれべる
ゲームポケットモンスターに登場する生命体ポケモンには、1から100までのレベルが存在する。
これは初代ポケモン赤緑から最新作に至るまで共通しており、レベル0や101以上のレベルは存在しない。
レベルは1から100に至るまで上がる事はあるが下がる事はない。ポケモンのとくせいやせいかくすら特定のどうぐを用いる事で変更可能な昨今でも、レベルを下げる手段は未だに存在していない。レベル1のポケモンは第四世代までバグを使わない限り存在しなかった。
ポケモンは、このレベルがアップする事によりステータスが上昇し、より強くなる事が出来る。
厳密には、ポケモンの強さは種族値、個体値、努力値(基礎ポイント)からなるステータス値(いわゆる三値)や、タイプの相性、とくせいや覚えるわざなど、様々な要素が絡むため、決してレベルの高い方が強いとは言い切れないのだが、とはいえレベルの高いポケモンの方がステータスが高くなり強くなる傾向にある為、基本的に相手のトレーナーが繰り出してくるポケモンのレベルはそのトレーナーの強さを表すある程度のバロメーターになるのも事実である。
ポケモンのレベルはそのポケモンの進化にも関わっており、ポケモンの進化条件としては「特定のレベル以上にレベルアップ」という条件がもっともメジャーな条件である。
例えばフシギダネは、レベルが16になるとフシギソウに進化する。そしてフシギソウがレベル32になるとフシギバナに進化する。
この際、レベルアップによる進化は、進化アニメーション中にゲーム機のBボタンを押す事で進化キャンセルする事が出来る。そのため、進化レベルを過ぎたレベル17以降もフシギダネのままにする事も可能であり、その場合はレベルが1上がるごとに新たにフシギソウへの進化が発生する。
また、フシギダネの状態でレベルを32まで上げても、一気にフシギバナまで二段階進化はしない。その場合は一度フシギソウに進化し、フシギソウの状態でレベルを1上げレベル33にするとフシギバナへの進化が始まるようになる。
また、単純にレベルを上げるだけではなく他の条件とレベルの組み合わせで進化する例も存在する。具体例を挙げると、
- 一定以上のなつき度(なかよし度)、コンディション
- 特定のどうぐを持たせる
- 特定の技を習得していること
- 特定のポケモンが手持ちにいること
- ポケモンの性別
- レベルアップする時間帯や場所や環境
- プレイしているハード本体の状況
- ソフトのバージョン
…と多岐にわたる。
これらの「レベル+他の条件」という進化条件も含めると進化条件の多くがレベルと関係しており、新作の発売により進化条件のわからないポケモンが登場した場合、とりあえずレベルを上げてみるというのがオーソドックスな探査方法となるだろう。
ポケモンの技「ちきゅうなげ」と「ナイトヘッド」は、そのポケモンのレベル分の固定ダメージを与えることが出来る技である。
また、一撃必殺技の命中率は「30+(攻撃側のレベル-相手側のレベル)」で計算され(ぜったいれいどのみこおりタイプ以外のポケモンが使用すると「20+(攻撃側のレベル-相手側のレベル)」となる)、相手のレベルがこちらのレベルを上回っていると必ず失敗する。
特性ぎょぐんはレベル20以上が発動条件であり、それ以下のレベルでは発動しない。
プレッシャー、はりきり、やるきはフィールド上でも効果を発揮し、これらの特性を持つポケモンが先頭にいると、レベルの高い野生ポケモンが出現する可能性が1.5倍になる。
逆にいかく、するどいめのポケモンが先頭にいる場合、そのポケモンよりレベルが5以上低い野生ポケモンの出現率が半分になる。
みつあつめはその特性を持つポケモンのレベルが高いほど成功率が上がり、最大50%となる。
レベル | 1〜10 | 11〜20 | 21〜30 | 31〜40 | 41〜50 |
---|---|---|---|---|---|
成功率 | 5% | 10% | 15% | 20% | 25% |
レベル | 51〜60 | 61〜70 | 71〜80 | 81〜90 | 91〜100 |
成功率 | 30% | 35% | 40% | 45% | 50% |
ものひろいもその特性を持つポケモンのレベルにより取得出来るアイテムが変化する。
対象が膨大なため記述は省くが、レベルの高い方がわざマシンを始め貴重なアイテムの取得率が上がる。
概要欄にもある通り、レベルの高さはそのポケモンのある程度の強さの指標となり、そのポケモンがトレーナーの繰り出すポケモンであった場合、使用ポケモンのレベルの高さがそのトレーナーの強さの指標として使われる場合がある。
例として、第9世代のポケモンSVのDLC藍の円盤クリア後に戦える特別講師の使用する切り札ポケモンのレベルはそれぞれ
と、作中設定における強さによってレベルが分けられている。
なお、現在歴代作品全体での最高レベルは、ポケモンHGSSのレッドのピカチュウと、ポケモンBDSPのシロナのガブリアスのLV88。
歴代作品に登場するトレーナー達の使用ポケモン最大レベルは以下の通り
※対象が膨大なため、80以上に絞ることとする。順次、追記お願いします。
LV | トレーナー名 |
---|---|
88 | レッド、シロナ |
87 | シアノ、ネモ、スグリ |
85 | ジュン、ゴヨウ、バンジロウ、オモダカ、ボタン |
83 | オーバ、アイリス、ペパー、ゼイユ |
82 | N、ヒエ |
81 | ミツル、キクノ
|
80 | カルネ、マスタード、ダンデ、ユキノシタ |
現状そのほとんどがポケモンSVに登場するトレーナーで占められており、次点で多いのはポケモンBDSPのライバルジュンと四天王およびチャンピオンであるシロナの6人。
その次がポケモンBWとBW2のN、アイリス、バンジロウの3人。
ポケモン剣盾からはダンデとマスタードの2人。
その他はポケモンXYよりチャンピオンのカルネ、ポケモンORASよりライバルのミツル、ポケモンHGSSのレッドと1人ずつ。
最新作になるにつれ高レベルのトレーナーが増えているのは、育成環境の充実によりプレイヤー側のレベル上げが容易になり、その壁となる相手トレーナー達のレベルも必然的に底上げする必要がある為である。
そのため、現状最大レベルが80以下、または80代前半のトレーナーも、リメイク作品の発売によりレベルが底上げされる可能性は十分ある。
ただし、第4世代時点でレベル88を記録したレッドの記録は未だ破られておらず(同率1位でシロナがいるが)、ポケモンSVの最高レベルの3人もレベル87で抑えられているなど、レッドのレベル88が上限の基準となっている様だ。