概要
『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』で初登場した犬(?)。公式曰く「バカ犬」で、『ポチと!ヨッシーウールワールド』でのスペシャルアニメやミニアニメにおいてはヨッシーの「背中に乗れ」というジェスチャーを理解できず逆にヨッシーを自分の上に乗せる、「毛糸のボールを取ってこい」という指示すら何度ヨッシーがボールを投げて教えても理解しない、画面の前の視聴者にそのまま突進して画面に激突、挙句にはヨッシーが遊んでいた輪ゴムを限界まで引っ張り続けて大惨事を起こすなど、あまり賢くはないようだ。
シルエットや鳴き声は犬っぽいが耳と鼻はなく、巨大なたらこ唇と大きな舌がトレードマークとなっている。
毎回黒い首輪を付けているが、誰の飼い犬なのかは不明。最近では「ヨッシーの犬」として位置付けられている。
初登場の『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』では大きく笑った口+デカい顔+白目という不気味な見た目かつ威圧感ある大きな足音で突進してくるように近づいてくる為、初見でビビるプレイヤーは少なくない。
しかし『ヨッシーストーリー』以降は大きな足音は無くなり、愛らしい鳴き声も追加。見た目も白目ではなくまん丸の黒目という可愛らしいデザインで描かれるようになっている。
『ヨッシーウールワールド』ではあみぐるみ風の更にかわいらしい外見になり、実質マスコットキャラクターのような位置づけになった。
……それにしても鉄球に魂が宿った狂犬と言い成仏できずルイージに憑いた幽霊犬と言いポチと言い、この世界の犬はやたら耳がないわんこが目立つ。
ゲーム内での役割
いつもマリオ達を乗せて行動するヨッシーだが、そんなヨッシーを上に乗せて走る唯一の役割を持っているのがポチである。
上に乗っている間、ヨッシーの向いている方向に走り、行き止まりにぶつかるとジャンプする。
トゲや溶岩・毒沼といったヨッシーが落ちるとミスになる場所でも物ともせずに突き進み、
ヨッシーが倒せない敵(カチカチくん等)も体当たりで一方的にやっつけられる。
初登場した『ヨッシーアイランド』では乗り続けていると徐々に加速したり、障害物にぶつかった際のジャンプ高度が固定なために乗りこなすのが非常に難しかった。
……にも拘らず、スペシャルコース1、「このバカイヌといわないで」ではマグマやトゲなどの障害物が嫌と言うほど配置されている中をポチに乗って進む必要があり、ここで涙を飲んだプレイヤーは数知れない。
頭の上で小ジャンプするか、定期的に逆方向を向いて方向転換させればブレーキをかけて楽に進める。
だからミスしても「このバカイヌといわないで」。
この点については後発の作品になるほど操作性が改善されているほか、アイテムを拾ってヨッシーの所まで持ってきてくれるなど、お助けキャラとしての機能が大幅に強化されている。
登場作品
『ヨッシーアイランド』の続編にあたる『ヨッシーアイランドDS』にはなぜか登場しなかったが、『ヨッシーNewアイランド』からは同じような役割で登場している。
上記のスペシャルコースを彷彿とさせるコースも存在するが、コース自体は大分短め。
『ヨッシーのパネポン』にも登場。VS.COMのステージ3でヨッシーと戦う。
敵キャラとして登場するのは唯一この作品のみ。ちなみにBGMはティアナからの引用。
『ヨッシーストーリー』にも登場しており、乗ることはできないが、アイテムの匂いを嗅ぎつけてヨッシーにそのアイテムの位置を教えてくれる。デザインはかわいらしくなっており、「ワンワンワンワン」と鳴き声も子犬っぽくなっている。
『ヨッシーウールワールド』では、ステージ内に登場(ワールド2-5)するほかに、パワーバッジを使うことで登場させることができる。また、ニンテンドー3DSの移植版『ポチと!ヨッシーウールワールド』では出番が増え、パワーバッジを使わなくてもポチのamiiboをスキャンさせることで登場させることができほか、「ドッグラン」というポチ専用コースで遊ぶことができる。
『スーパーマリオオデッセイ』にて本家マリオシリーズにも登場。主にお宝写真で登場しており、ジュゲムでキャプチャーして釣りをするとまれに釣り上がることもある。
『ヨッシークラフトワールド』でも複数ステージで登場。
本作ではコポチ探しのクリア時にポチも登場するため、実質ほぼ全ステージでゴールした際にポチに会う事ができる。
マリオカートシリーズでは『マリオカート8デラックス』の追加コースパスにて登場した「ヨッシーアイランド」のスタート地点のポストの上にいる。
その後、『マリオカートツアー』の「ヨッシーツアー2023」にてまさかのプレイアブル参戦を果たした(そのためか『マリオカートツアー』の「ヨッシーアイランド」ではポストの上にいるポチがいなくなっている)。
Minecraftの『スーパーマリオ マッシュアップ』ではオオカミのテクスチャに適用されている。
また、トリッキートライアルのアップデートでは複数のテクスチャが追加されたが、いずれもオリジナルで描画されたもので本編にはないものとなっている。
なおMinecraftの仕様上、本編のポチとは違い耐火性は元から備えていないことに至っては注意。
関連キャラクター
相棒であり、飼い主のような存在。ヨッシーが大好きらしく、ミニアニメを見る限り非常に懐いている。
『ポチと!ヨッシーウールワールド』以降に登場するポチに似た小犬達。ポチとの関係は明かされていない。
スーパーマリオくんでのポチ
「ヨッシーアイランド」編では「赤ちゃんマリオが桃太郎?鬼退治はおまかせ!?」で、川の主ロジャーリフトから授かった家来として登場。原作以上にマヌケ面である。この時はオチでのみ「まだきびだんごもらってないぞ」と喋っていた。
「ヨッシーストーリー」編では、チームちびヨッシーズの仲間としてメインキャラに昇格。デブで食いしん坊。ちびヨッシー「きいろ」とは仲が良い。身振り手振りである程度意思疎通はできるが、犬なので人語を発することはない。基本はコミカル役だが仲良しの「きいろ」を助ける為にケムちゃんと戦ったり、クッパ城にあるスーパーしあわせのツリーの匂いを嗅ぎ分けて偽物を見破るなどここぞという時には活躍する。後に「みずいろ」に改造されパワーアップし、尻尾の引っ張り方で弾丸を出したり掃除機になったりと様々なことができる。最終決戦ではケムリのためダメージを与えられなかったにゅうどうを吸い込んでやっつけるという活躍を見せた。
「マリオパーティ」編でもクッパに奪われたカギを取り返している。
それからかなり年月の経った「ヨッシークラフトワールド」編で再登場。初回はマリオの変装だったためよく喋るが、終盤にて本物が登場。話数は少ないがヨッシーのパートナーとして同行している。
関連イラスト
関連タグ
ヨッシーアイランド ヨッシーストーリー ヨッシー コポチ 犬
ボチ(ポケモン):おそらくこのポチがモデルとなっているポケモン