概要
『スーパーマリオくん』のシリーズのひとつ「ヨッシーストーリー」編に登場する個性あふれる6色のちびヨッシー達で、マリオとポチと共にスーパーしあわせのツリーを取り戻しに冒険する。
ちびヨッシーらしく最初は子供らしくワガママだったり親を求めたりする面も見られるが、マリオと共に困難を乗り越えていくことでどんどん成長していく。
マリオの方がずっと強いようで、ホネホネりゅうとの対決ではマリオがいなかったので一方的に蹂躙されていた(マリオが黒ヨッシーに化けて助けに来てくれたが、トドメ自体はちびたちに任せた)。
ヨッシーストーリー編終了後も、「マリオストーリー」編に1話限りで登場したり、「マリオパーティ」編で行われていた9周年記念回で登場したり、番外編の「ヨッシーパラダイス」編にも登場している。
T.C.Yは作者もかなり気に入っていたと語っており、「ヨッシーストーリー」編は長めに連載されていた。また56巻の「ヨッシークラフトワールド」編では大人に成長した彼らとも言うべき容姿の人物が登場した。沢田自身も久しぶりに登場させられて嬉しかったと述べている。
しかし60歳を過ぎた今では、これだけの大所帯を描く体力はないとも述べている。
メンバー紹介
- みどり
チームのリーダー。しっかり者で、いつもなんでも一生懸命な頑張り屋。しかし、ちょっとボケるところがたまにキズ。終盤でスペシャルすいかを食べて羽を生やして空を飛ぶ能力を会得(くろヨッシー曰く「み鳥(どり)だから」)。
「ヨッシーパラダイス」編では先輩ヨッシーに当たるいつものヨッシーに嫉妬しながらも、最終的に協力しビッグパックンを打ち破る活躍を見せる。
56巻ではいつものヨッシーが「みどり」と呼ばれており、みどりと同一人物であるかのように扱われている。
- あか
喧嘩っ早いが、情に厚く涙脆い一面もある熱血漢。何故か生まれた時から「あか」と描かれたハチマキをしている。ちなみに、鉢巻の文字は彼の感情や気づいたことを表すことがあり、マリオ曰くハチマキは正直らしい。
終盤でスーパーリンゴを食べて火炎放射能力を会得。コンロよろしく胸の目盛りで調節できるらしい。
「ヨッシークラフトワールド」編で再登場した際には熱血さがなくなっていたが、ラストにピンチになったみどりを助けるために再び鉢巻を巻いて登場している。
- あお
いつもクールで冷静沈着。へそ曲がりな性格のため、素直じゃないことが多い。年相当に、おねしょやお寝糞をやらかしたことがあるらしい。終盤でスペシャルぶどうを食べて相手をフリーズ(冷凍)させる能力を会得。
「マリオパーティ」編にも登場しており、原典通りピンクの身を案じている(ツッコミ役同士のシンパシーに見える)。
- きいろ
いつも鼻水を垂らしており、チームの中でも一番の大ボケ。もっともマリオくんで黄色ポジションはボケキャラであることが多いが。ポチと仲良しだったり凍えてる小鳥のピヨピヨを世話する、風邪をひいてしまったドラゴンに薬をあげる等優しい性格。
その為、ポチがきいろを助ける為にケムちゃんと戦ったり、暖めて助けてもらったピヨピヨが助けに来てめかくしテレサを攻略するカギとなる等主役回では助け合いがメインになっている。
終盤でスペシャルバナナを食べてウンチで攻撃する能力を会得。
- みずいろ
生まれた時から眼鏡をかけている。ものしりでお利口な常識人。時々ちびヨッシー達の役に立つメカを作ることもある(ポチを改造したおかげでにゅうどうに勝つ事が出来た)。
チームの中ではまともな方なので、マリオも「(まともなのは)みずいろだけだよ」と頼りにしている。また、ホネホネりゅう戦で助けてくれたくろヨッシーがマリオの変装だと唯一気付いており、マリオが気絶中にみどりが「こんな時こそくろヨッシーが助けに来てくれる」と言った際、「今日は来ないと思うよ」と冷や汗をかきながら苦言した。
終盤でスペシャルぶどうを食べて水芸の能力を会得。水を出す場所が場所だけに、下ネタ要因に成り下がってしまった。
- ピンク
チームの紅一点・・・ではなくいわゆるオカマで、顔にお化粧をしている。イケメンには目がないらしい。セクシー度はチームの中でも一番らしいが、とうさんぞうにやったら気持ち悪がられた。怒ると怖い一面を持つ。
終盤でスペシャルリンゴで「ラブラブファイアー」という能力を会得。この能力は、相手の戦意を失わせて愛を爆発させるというある意味最強の大技である。
「マリオパーティ」編にも登場しており、小島に取り残されて戻れずにいた。ここではオカマ設定はなりを潜めたようで化粧もなくなっていた。ただし気の強さや怒ったときの暴力性は相変わらず。
仲間
いつの間にかきいろヨッシーと仲良くなり、常に一緒にいる犬。
チビたち以上に大食いかつ悪食でトラブルメイカー。しかし、犬だけに鼻は確かなので、嗅覚で偽物のスーパーしあわせのツリーを見破ったりと活躍している。
終盤でみずいろによって改造された。
詳しくはリンク先を参照。
- ドラゴン
味方キャラ。ちび達を乗せて空を飛ぶ。お爺さんのようなキャラ付けをされている。
しかし、飛んでいる最中に居眠りしたり、風邪を引いたりと頼りない一面がある。本気になると猛スピードが出るが、冬の空だったため、乗っていたちび達とマリオは凍りついてしまった。
下記のしろヨッシーとくろヨッシーとは知り合いであり、ちび達の特訓相手として紹介した。
ちび達に間違えられて攫われたマリオを助けた、優しい性格の善人なヘイホー。原作と異なり、肥満な体つきをしている。
ベビークッパ城に潜入するマリオ達を手助けし、最終決戦でもちび達と共にベビークッパに立ち向かった。
- しろヨッシー
伝説のヨッシーの1人。マントを付けており、太い眉毛が特徴(メタい話をすると、白黒漫画でみどりと差別化するため)。
白黒山にくろヨッシーと共に住んでおり、正月休みしている最中にドラゴンの紹介(とマリオの賄賂)でちび達の特訓を頼まれた。
敬語で喋るシーンもあり、マリオの賄賂に釣られるくろヨッシーにズッコケたりと、常識人的な性格である。
ちび達にスーパーフルーツを食べさせ、彼らの隠れた力を覚醒させた。
- くろヨッシー
伝説のヨッシーの1人。当初はみどりの夢に登場し、みどりからヒーローとして憧れを抱かれている。ちび達の成長を想ったマリオが変装し、ホネホネりゅうに襲われるちび達を助けた。
後に実在することが判明するとマリオは愕然し、正体を知るみずいろもマリオの方を見て苦笑していた。
白黒山でしろヨッシーと共に生活しており、ドラゴンの紹介でちび達の特訓相手を頼まれた。最初はしろヨッシーと共に渋っていたが、マリオに賄賂として賽銭箱と大量のコインを渡され、あっさりと承諾した。
好戦的なのか、大暴れする大ムカデに自分で立ち向かおうとし、ちび達の成長具合を確かめようとしたしろヨッシーに静止させられた。
関連タグ
本山一城:同じく『ヨッシーストーリー』を題材にした漫画を手掛けた人物。なお、こちらではヨッシーストーリーの世界は過去の時代ということになっている。またちびヨッシーたちが次々と死亡して脱落したり、まったく悪くないマリオがあかにいきなり殴られるなど殺伐としたストーリーとなっている。