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ヨッシーストーリー

よっしーすとーりー

ヨッシーストーリーとは、1997年に任天堂が発売したNINTENDO64専用ゲームソフトである。
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概要編集

縦横スクロール型の2Dアクションゲーム。「ヨッシーアイランド」の続編として位置付けられているが、ストーリーの繋がりは無い。コースは全6ワールド×4コースで、各ワールドごとに1つのコースを選んでプレイし、30個のフルーツを食べた時点でコースクリアとなる。


ヨッシーの声に戸高一生氏の音声が初めて使用された作品であり、以降の作品でしばらく本作の音声が使い回されることになる。


絵本を舞台とした温かみのあるグラフィックが印象的だが、不気味な敵キャラやBGMが多く存在する為、トラウマを受けたユーザーも多い。


ヨッシーアイランド同様にクリアするだけならばそれ程難しく無い。慣れていけばニューゲームからクリアまで20分程度で攻略できる。かなりボリュームが薄いためRTA種目として「オールメロン4周」というものまで存在しており、それですらも日本語版世界記録が優に2時間を切るほどである。元々未就学児ぐらいの低年齢層をターゲットにしていた感があるのでこのボリュームは致し方ない部分があるか。


だが、高スコアを取る為にはメロン(ステージ上に必ず30個存在する)を30個食べてクリアすることが要求される。メロン30個でのクリアを達成しようとすると難易度は大きく上がる。


BGMの種類が少ないとは言われるもののアレンジの数は膨大で、地上ステージBGMのアレンジはラテンからテクノ、ヒップホップ、ケチャ風なものまで非常に幅広い。


エンディング曲は『大乱闘スマッシュブラザーズX』でアレンジ移植された。


バーチャルコンソール版は2007年Wiiで、2016年WiiUで配信された。


ステージ編集

はじまりの1ページ編集

草原のステージ。基礎的な操作方法などを学ぶことが出来る。難易度は低め。

ステージ4はちょっと毛色の変わったステージで、このステージでしか使われていないBGMがある。

なお、ステージ4では唯一スコア6000点超えを達成できる。


とざされた2ページ編集

地底ステージ、名前のセンスが光る。全体的に暗い雰囲気を持つステージで1面との落差が激しく、初見ではびっくりする。ウンババフレアバブルやホネホネりゅう等、気味の悪い外見の敵キャラがいくつかおり、1面から(精神的にも)難易度が大きく上がっている。


くもの3ページ編集

空と雪原のステージで、ステージ2とは反対に明るい雰囲気を持つ。

特に凶悪な仕掛けがある訳でもないので比較的楽に進めるかもしれない。が、足場が悪いところが多い。

各ステージ事にボスが存在し、ステージクリア後にそれらのボスと戦うことになる……のだが、どれもこれも弱い。しかし、見た目がインパクトのあるものばかりで妙に印象に残りやすい。

ステージ2のBGMはこのステージでしか使われていない珍しいものである。


ジャングルの4ページ編集

密林のステージ。何かと巨大な外見の敵が多かったりする。おなじみのパックンフラワーまで巨大になっている。

ステージ1はBGMがこのステージ専用のものだが、上のミノボンエリアにはここだけの更にレアなBGMが流れる。

ステージ2にいる巨大なプクプクは、食べられると即死になってしまう敵でみんなのトラウマの代表格。あかプクはたまにジャンプで襲ってきて、あおプクはジャンプをしないものの水鉄砲でヨッシーを水面へ落とそうとする。ついでに言えばメロンボーナスステージの難易度も非常に高い(ステージ4も同じ)。

ステージ3も背景から画面手前までパックンだらけなため、人によってはトラウマである。特にメロン運びエリアの背景は凄いことになっている


うみの5ページ編集

水中、南国ステージ。水中ではタマゴを投げれないため倒せない敵が多いが、プクプクは倒すことの出来る普通サイズのものしか登場しない。3,4面は地上ステージ。


さいごの6ページ編集

クッパ城のステージでみんなのトラウマ。唯一全ステージのBGMが同じである。凶悪な仕掛けが多数存在する。ステージ3と同じでクリア後にボスと戦うことになる。

ステージ1は見た目が凶悪な刃物の仕掛けがあるが何より怖いのが挟まれたら即死というプレス機の存在。1個ならまだしも4個連続で並ぶこともあるうえにこれらは不規則に稼働しているため気が抜けない。

更に酷いのがメロンボーナスの難易度の高さであって、メロン縛りプレイ者にとっては心折れる仕組みがいくつも用意されている。幸いステージ4にはメロンボーナスゲームが存在しないが、ステージ自体の難易度の高さや頭を使うメロン箱の仕掛けがコンプリートを阻む。


余談だが、6ページの通常BGMはチャイコフスキー作曲の「くるみ割り人形 第3曲 金平糖の精の踊り」に酷似している。



登場キャラクター編集

味方キャラなど編集

プレイヤーキャラクターのちびヨッシーたち。最初は全部で6匹いるが、どこかにいる白と黒のヨッシーを仲間に出来れば最大8匹まで操作出来る。しろとくろのヨッシーを連れたままクリアすれば、2周目以降はしろとくろが最初から使用可能。(トライアルモードではしろとくろは操作できない。)

基本的にヨッシーアイランドのヨッシーと操作方法は同じであるが、踏ん張りジャンプの上昇幅、破裂する卵、隠れているアイテムを探す「くんくん」とヨッシーアイランドとは違う部分も多い。何も操作していないでいると「らんらん♪」と歌いながらステップを踏む可愛らしい仕草を見せる。(ご機嫌メーターによって仕草が異なる。)

今作からボイスがつくようになり、ゲームのサウンドコンポーザーで有名な戸高一生氏の声を加工したものが使われている。


全てのステージに4匹ずつ登場する。(ワープちゃんがハテナシャボンに入っていることもある。)普段は寝ており、踏むなり卵をぶつけるなりして起こしてあげることでバンザイしながら起きているワープちゃんのいるところまで一気に飛ぶことが出来る。起こしてからステージでミスした場合は、最後に起こしたワープちゃんから再開する。(1人しか起こしてない場合はヨッシーが跳ねる。)


ステージ6以外の全てのステージのどこかに隠れている善良なヘイホー。連れている状態でコースをクリアすると、ミスをしてクッパ城に攫われたヨッシーを1匹取り返してきてくれる。(このゲームにおける1UP機能。しろやくろも取り返してくれる。)


ヨッシーアイランドから続投された犬らしくない犬。今回はアイテム埋まっている場所などを教えてくれる。アイテムが埋まっていないのにポチがいる場合はその付近にある物体が何かのヒントになっているかも。

アイテムを見つけてからスクロールから消えるといなくなってしまう。


4-4に登場するスライム状の細長いオバケ、上に乗れるが横からははじかれる。野太い声で「ニョ~ン」と言いながら移動する様はなかなかのインパクト。色によって伸びる方向が違い、紫は左右、黄色は上下、水色は左右と下の3方向に動き、赤色のものはヒップドロップで縮む。またステージ後半には子どもと思しきチビニョロロンが登場するが、こちらはトゲがあり触れるとダメージを受ける。


6-3に登場する、にっこりとした笑顔が可愛い、細長い人魂のような外見のお化け。害は無く、上に乗ればリフトのように活用することが出来る。でも何の前触れもなく画面外から出てくるので最初はビビる。


3-1、6-4に登場する上に乗ってS字に移動する乗り物キャラ。ただし6-4の方はマグマの中を潜りながら動く少々意地の悪い移動をする。


敵キャラ編集

ザコ敵編集

回復できるキャラは括弧の中に数字、食べれる敵は◯、不味い敵には✕を記載する。回復できる敵は食べるより倒したほうがスコアが高くなる。

1ページ目初出

ヘイホー(1、同系色は3)

お馴染みの敵キャラ。『くるりんはー』でヒップドロップすると色が変わる。フルーツを持ってるやつもおり、フルーツだけを食べると『無い無いヘイホー!!』と慌てた様子が見られる。

とうさんぞう

1-1に出てくる象がモチーフのキャラ。ヨッシーを足止めするが、ヒップドロップするとひっくり返って進めるようになる。倒すことはできないが、触れてもダメージを受けることはない。

ケムケム

緑色をしている毛虫型のハナチャン。踏むと青になり、全部青になると倒せてメロンを出す。

ミノボン

毛虫の様なキャラ。糸をつたって上下に移動する。当たるとダメージを受ける。食べられない上に倒せない。

プロペラヘイホー

プロペラを着けたヘイホー。フルーツを持っている場合はフルーツを食べると居なくなる。倒した場合は持っていたフルーツが空中で残る。(トウガラシを除く。)一部のステージでは4体の群れで登場して、4体倒すとメロンが出現する。

ホッピングヘイホー(1、同系色は3)

バネに乗ってるヘイホー。その場に留まって跳ねる個体が多いが、一部前に進む個体もいる。そのまま食べることができる。

ビックリン

中ボス。ハテナブロックに入っていてタマゴを当てると姿を現す。息をかけてヨッシーを後退させる。お腹の絆創膏が弱点で2回タマゴを当てるとしぼんでメロンになる。

たけうまヘイホー

その名の通り竹馬に乗ったヘイホー。ヨッシーが舌でつつくと跳ねる。ホッピングヘイホーとは違ってそのまま食べることができない。上から踏むか、後ろを向いている時にタマゴを当てると普通のヘイホーになる。

ウフフちょう(赤:3(赤・ピンク・しろ・くろは8)・青:✕)

ウフフと笑っている太っちょなちょう。笑うたびに赤や青に色が変化する。赤の時に食べると回復できるが、青の時に食べるとダメージを受ける。1-4『たかいとうをのりこえて』ではウフフちょうが5匹並んでいる場所があり、そこで踏み続けると高得点が得られる。

キラー(2)

お馴染みの大砲の弾。金色に光っている。食べると回復が出来てタマゴにすることが出来るが、スコアは加算されない。

2ページ初出

プチパックン(1、しろ・くろは3)




ボスキャラ編集


ステージ3-1のボス。黄色い雲に靴のような足がついた一頭身のボス。とっても愛らしい笑顔をしていることもあって、不気味な敵キャラが多数いるゲームの中でも非常に可愛い敵キャラである。「ムシャムシャ~!」と鳴いたり語尾に「ムシャ~!」をつける。

身体は甘い綿菓子の塊なので、舌で舐め続けていれば勝つことが出来る変わったボス。どんどん小さくなるにつれて動きが素早くなるが、体当たりやジャンプしかやって来ないうえに一舐めするごとに体力も回復するので非情に楽なボスかもしれない。サービス精神が行き過ぎている

どうでもいいが、名前がゲーム内と公式攻略本で大幅に異なる。


ステージ3-2のボス。お化けのようで姿を背景と同化させて見えなくなる特技を持つが、透明になっても画面が歪んでいるのでよく見ればどこに居るかが分かる。

動きも遅く体当たりしかしないため特別厄介な特徴は持っていない。


ステージ3-3のボス。煙の魔人でこちらは身体が透けていて普段は攻撃が当たらない特徴を持つ。

鉄球を落としたり火を吐いて攻撃するが、火を吐く際に身体が実体化するので、その時を狙って攻撃すればよい。

足元が不安定にぐらつく場所であり、どちらかと言えば鉄球の方が厄介である。

漫画『スーパーマリオくん』ではおばけだま、目隠しテレサとともに登場。歴代のクッパ軍団の中でも間違いなく最強の実力を持ち、まともなダメージを受けたのが3回(3回目で倒された)という強さを誇る。


ステージ3-4のボス。唯一操作したステージとは違う地形でのバトルとなる。タラコ唇をした怪獣。その唇が弱点なのでそこを攻撃すればよい。1発当てると唇が腫れ始め、2発当てるとうっ血するのでとても痛そう。

重い身体を利用して地震を起こし、上からタライやらヤカンやらを落として攻撃するが、ヨッシーはこれらも食べることが可能なうえに体力も回復するので、これさえ押さえておけば問題ない。

こいつだけメディアによる名前のズレが無い。


ステージ6のいずれのステージもクリアすると出て来る事実上のラスボス。ただしクリアするステージによって行動パターンや乗り物のオバケの数などに若干の違いはある。

緑色のお化けに乗りながらボムへいを投げたりヒップドロップや炎攻撃をしてくる。

頭上のトゲはタマゴをぶつけて落とすことが出来、これが当たればダメージを与える事が出来る。

また、近くに「スーパーしあわせのツリー」があるのでフルーツを食べて回復できるうえ、無敵状態になるハートフルーツまであるため、ハートフルーツを食べたが最後ずっとヨッシーのターンと化す。ラスボスなのにサービス精神が溢れすぎである(食べなくても弱いのはナイショ)。




メディア展開編集

複数の出版社から公式ガイドブックが発行された他、小学館からは本作を題材にした絵本が発売された。

コミカライズもされており、『スーパーマリオくん』と本山一城版『スーパーマリオ』ではヨッシーストーリー編として展開。

いずれもマリオが主役の漫画の為、ゲームには登場しないマリオが6匹のちびヨッシーと絵本の世界を冒険する内容になっている。

『スーパーマリオくん』では、お馴染みのギャグオンリーで終始明るい作風となっており、ちびヨッシー達はそれぞれ個性が付いたキャラクターで描かれている(キャラクターの詳細はチームちびヨッシーズ(T.C.Y)の略称TCYの記事で)。更に下ネタの頻度がかなり高くほぼ毎話ウ○コが出ていた。

単行本ではコロコロコミックの内容が本編として19〜20巻に、学年誌の内容がスペシャルエピソードとして21巻に収録されている。

一方本山版では『スーパーマリオくん』とは異なりややシリアス寄りの作風となっている。


また、双葉社などからは4コマアンソロジーも発売された。


関連イラスト編集

よしーヨッシーストーリーとびだす絵本メロンを食べる旅


関連動画編集

コマーシャル


BGM動画


関連タグ編集

任天堂 ヨッシーアイランド ヨッシー 絵本 みんなのトラウマ


外部リンク編集

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