概要
1990年下期、「情熱のクリッパー」で第40回手塚賞手塚賞準入選を受賞。漫画家デビューを果たす。
愛称は「やぶてん」。初期の頃は「藪野てんや」名義で活動していた。
基本的に原作付き・コミカライズを中心に活動。
しばしば敵を分かりやすい悪役や嫌味なキャラに持っていく点に関して賛否の分かれることがあるが、それ以上に独自の熱い展開へと持っていく点が高く評価されている。
主にジャンプ系列の雑誌で連載をしていたが、現在はそこから離れてコロコロコミックで活動中。
ただし、作者ツイッターでのやり取りから完全に集英社と切れたわけではないことが覗える。
作画に関しては少年~男児向けな絵柄に反して頭身は割と高めというなかなかのギャップ持ちであり、直立シーンでキャラクターたちが予想外の長身であることに驚かされたという人も。
コロコロ系列へ移行してからもその特色は健在であり、同系統の絵柄をした他作と比べるとよく分かる。
『ポケットモンスターサン・ムーン』の発売を記念とした漫画で月間コロコロコミック10月号にて「ポケットモンスターHORIZON」を連載された。
令和3年2021年からはデジモン関係の作品ではデジモンアドベンチャーVテイマー01以来となる。アニメ・デジモンゴーストゲームにて自身初のキャラクターデザインの仕事を担当している。
連載作品
ウルトラ★イレブン
週刊少年ジャンプ掲載。全1巻。
初連載作品であり、渡辺達也原作のオリジナルサッカー漫画。
1巻かけた1試合で連載終了だが、打ち切りではなく最初から短期集中連載だったらしい。
デジモンアドベンチャーVテイマー01
Vジャンプ掲載。全9巻。
「デジモンアドベンチャー」アニメ放映に先駆けて連載が開始された作品。
主人公が八神太一であることは共通だが、彼を取り巻く人間やデジモンは大きく異なる。
元々はアニメと相互性を持たせる予定だったが、紆余曲折の末パラレルワールドという形に落ち着いた。
アニメとはまた違ったベクトルで評価の高い作品であり、今なおファンは多い。
こちらは自身初のデジモン作品となる。
バトローラーX
Vジャンプ掲載。全3巻。
GBAソフト「球闘士バトローラーエックス」を元とした作品。
登場人物勢も大きく異なり、位置づけとしてはゲーム版の前身として扱われている。
ゲーム版のキャラクターデザインも担当した。
イナズマイレブン
月刊コロコロコミック掲載。全10巻+外伝集1巻。
NDSソフト「イナズマイレブン」のコミカライズ作品。
コロコロ系列へ移行してからの初の連載であり、かつてはコロコロにおける看板級作品のひとつだった。連載終了後は看板級作品を妖怪ウォッチに譲り、コロコロアニキにて、イナズマイレブンReloadedを掲載を経て、サンデーえぶりでぃにてイナズマイレブンアレスの天秤を連載、全3巻(主人公は灰崎)。
レベルファイブの方針により大筋はゲームと同じ物話となっているが、その中で行われる作者の持ち味を存分に生かしたストーリーアレンジで、アレスの天秤漫画版の評価も高い。ついでに頭身も思いのほか高ry
第34回講談社漫画賞、第57回小学館漫画賞受賞作品。W受賞作品はこれで4作目となる。
イナズマイレブンGO
月刊コロコロコミックで掲載。全7巻。
3DSソフト「イナズマイレブンGO」のコミカライズであり、前作終了後間を置くことなく連載開始された。
前作にてマイペース進行を続けてきた煽りを受け、メディア間での足並みを揃えるために超速展開が繰り広げられた。
ボッチ わいわい岬へ
コロコロイチバンで掲載していた原作付きでないオリジナル作品、全6巻。
掲載期間は長かったがWikiでもpixiv百科でもページが無かったりする。
ポケットモンスターHORIZON
月刊コロコロコミックで掲載、全2巻。
3DSソフト「ポケットモンスター サン・ムーン」のコミカライズである。
アニメのキャラクターデザイン担当作品
- デジモンゴーストゲーム(エンディング映像のイラスト)