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その他曖昧さ回避編集


日産ローレル編集

1968年4月から2003年1月にかけて8代のモデル(C30、C130、C230、C31、C32、C33、C34、C35型)が生産販売されたFRベースの上級中型セダンである。


車名は「高貴」や「名誉」の意味合いから月桂樹と月桂冠に由来する。


元々はブルーバードのサイズアップクラスとして企画された。

トヨタマークⅡなどのライバルとして長く知られており、2代目・C130型からはスカイラインと同じプラットフォームを持つモデルもあった事から、スポーティーセダンやスポーツカーへの改造車としても人気であった。


2代目のハードトップはリアデザインの形状からファンからは「ブタケツ」と呼ばれた。



歴代モデル編集

初代・C30型(1968年~72年)編集

C30 ローレル

1968年4月発売。

前述のとおり510型ブルーバードと130型セドリックの中間を担うべく企画された国産ハイオーナーセダンの先駆であり、長年のライバルとなったマークⅡとは同年発売であるが此方の方が半年早かった。搭載されるパワートレーンはC10型スカイラインのG15型を大型化した直4・1.8リッターOHCのG18型が搭載され、70年6月には2リッター車と日産では初となる2ドアハードトップが新たに追加された。


2代目・C130型(1972年~76年)編集

日産ローレル2000SGX(C130)+桜

1972年4月にモデルチェンジ。

この代よりスカイラインとプラットフォームを共有し、ボディーサイズも一回り大型化された。搭載されるエンジンも直4・1.8リッターに加えて、新たに直6・2リッターOHCのL20型が用意された。


翌年のマイナーチェンジで上級グレードに初の3ナンバーとなる2.6リッター車を追加。また、排気ガス規制に伴って直4エンジンがプリンス系のG型からダットサン系のL型に変更され、2.6リッター車も2.8リッターに大型化された。


因みに余裕のある走りを表現したCMキャッチコピーの「ゆっくり走ろう」は、交通安全の標語としても全国的に広まった。


3代目・C230型(1977年~80年)編集

ローレルさん

1977年1月にモデルチェンジ。

好評を博した先代・C130型の持つ高級パーソナルカーのイメージを強め、新たに4ドアハードトップも追加された。基本的なバリエーションは先代・C130型を引き継いでいるが、翌年のマイナーチェンジではトップグレードの「メダリスト」が追加され、以降ローレルのイメージリーダー的なポジションを担った。また、直4・2リッターOHVのSD20型を搭載したディーゼル車も同時期に追加されている。


4代目・C31型(1980年~84年)編集

ローレル・2.0メダリスト(HJC31)

1980年11月にモデルチェンジ。

ボディータイプを4ドア(セダン/ハードトップ)に一本化し、ヨーロッパ車志向のクリーンな外装デザインを取り入れたボディーはcd値0.38と当時の同クラスセダンでは高い空力特性を実現。中~上級グレードには当時の日産車の例に漏れずL20ET型ターボ搭載車も設定された。


5代目・C32型(1984年~89年)編集

ローレル&清楚系昭和レトロ女子

1984年11月にモデルチェンジ。

直線を基調とした外装デザインにリニューアルされ、パワートレーンもL型に代わる新世代となる直6・2リッターOHCのRB20E型をはじめ、V6・2リッターターボのVG20ET型を新たに搭載。86年のマイナーチェンジでは直6・2リッターDOHCのRB20DET型も追加された。


上級グレードに装備された世界初となる電動格納式ドアミラーは、現在では軽自動車にも装備される程普及している。


6代目・C33型(1989年~93年)編集

オリキャラ×愛車イラスト Skebリクエスト ローレル

1989年1月にモデルチェンジ。

ボディータイプを4ドアハードトップに一本化し、落ち着いた外観に加えて内装も質感の高さを前面に出したデザインを取り入れた。'92年にはC31型の前期型まで用意された2.8リッター車以来の3ナンバー車となる直6・2.5リッターDOHCのRB25DE型を搭載した2.5リッター車が追加された。


7代目・C34型(1993年~97年)編集

1994 Nissan Laurel 25 Club S

1993年1月にモデルチェンジ。

基本コンセプトは先代・C33の路線を引き継いでいて、丸みを帯びたボディーはサイズアップが図られ、歴代初の3ナンバー専用車となった。グレード体系も「メダリスト」と「クラブS」のほぼ2本立てとなった。翌年には歴代初の4WD車も追加された。


8代目・C35型(1997年~2002年)編集

センシティブな作品

1997年6月にモデルチェンジ。

先代・C34型に続いて「メダリスト」「クラブS」の2本立てのグレード体系を引き継いでいて、搭載される直6・2リッター~2.5リッターのRB型エンジンは改良型の"NEOストレート6"へと進化。


2003年に生産・販売を終了。セフィーロと統合されて後継のFFベース車ティアナが登場した。



各モデルの歴代イメージキャラクター編集

2代目後期

六代目市川染五郎:現在の二代目松本白鸚、後にライバル車であるトヨタ・マークⅡのCMに出演。

3代目前期

石黒修:プロテニス選手で石黒賢の父親。

4代目後期

ユベール・ド・ジバンシィ:フランスのファッションデザイナー。特別仕様車としてジバンシィバージョンが販売された・

5代目

渡辺貞夫

6代目初期

坂東玉三郎

7代目前期

松方弘樹本木雅弘

7代目後期

森進一鹿賀丈史

8代目

佐藤浩市:後にライバル車であったトヨタ・マークⅡの後継車であるトヨタ・マークXのCMに出演。ちなみに「波紋」篇のCMのナレーションは松重豊だった。


関連項目編集

日産 乗用車 セダン 名車

ティアナ(日産):後継モデル。

ローレルスピリット:5-6代目サニーの姉妹車で、ローレルの雰囲気を持つ小型セダンとして発売された。

ステージア:初代モデルはC34型とプラットフォームを共有。

佐田正樹(バッドボーイズ):ロッキーオートで製作されたRB20DETスワップのブタケツ(2代目のハードトップ)が愛車。


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