基礎データ
概要
『XY』で登場したダークポケモン・ヘルガーがメガシンカした姿。
2本の角は大きく上に伸び、骨を模した装飾は大きく、尖った形になり、より悪タイプらしく禍々しくなった。肩からマンモスの牙の様に迫り出した2本の角はさながらケルベロスの首のようである。
ツメが赤くなっているのは、メガシンカによりさらに高い温度を操れるようになったためである。
ゲームでの特徴
メガシンカに必要なヘルガナイト入手は以下の通り。
X | 通信交換で入手する。 |
---|---|
Y | 殿堂入り後にヒャッコクシティでメガリングを強化した後、20:00 - 59の間に16ばんどうろで拾う。 |
ORAS | フエンタウンで拾う。 |
SM | ふしぎなおくりもののあいことばで「AZUL」と入力する。 |
USUM | バトルツリーで64BPと交換。 |
- 『SM』にも出現しなかったが、『USUM』でヘルガーが出現する様になった。
性能
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ヘルガー | 75 | 90 | 50 | 110 | 80 | 95 | 500 |
メガシンカ | 75 | 90 | 90 | 140 | 90 | 115 | 600 |
上昇値 | 0 | 0 | +40 | +30 | +10 | +20 | +100 |
- メガシンカすることによって「ぼうぎょ」と「とくこう」が大幅上昇している。また、「すばやさ」も115まで上昇し、激戦区である100族は勿論相性で有利なゴースト・エスパーがひしめく110族をも抜き去ることが可能となった。「とくぼう」も心持ち程度に上昇するが、見た目と異なり「こうげき」は一切上昇しない。
- 一番上がったのが防御なので一見「もっと火力に数値をくれ」と感じるかもしれないが、実はメガヘルガーはあくでは珍しい耐久も兼ね備えたアタッカーなのである。
さすがに一致弱点は辛いが、不一致弱点や先制技程度ならば余裕で耐え抜ける。あくタアタッカーは軒並み不一致弱点ですら落ちる紙耐久であるため、この点では実はかなり貴重。
- 特性は「サンパワー」に変化する。その強力さはキマワリや隠れ特性リザードンで証明された通り。出来る限り晴れの状況下で戦わせたいところ。…なのであるが、耐久が上がったとはいえ「サンパワー」は毎ターン体力が削られる諸刃の刃であり、折角高めの耐久を得たにもかかわらずHPがごりごり削れてしまう。
- 特性を発動するにも「にほんばれ」は1ターン消費してしまい、特性「ひでり」に頼ろうにも、メガシンカの仕様上メガリザードンYとの両用は不可能なのでキュウコンやコータスに頼るしかなく、弱点が被り放題の上やはり5ターンしか持たないと色々難しい状況になっている。
- さらに、火力だけなら眼鏡「リザード」でもほぼ同等である。強化した炎技を叩きつけるだけなら「リザードンY」と同時採用できるリザードのほうが便利だろう
- 要するに耐久が安定したアタッカーとしての性能を備えながら、特性はその耐久を削るというチグハグな性能になっているのである。(『USUM』図鑑によると赤い爪や尻尾先端はヘルガー自身が苦しむ程の高温で既に溶けかけているとのこと)流石あく、癖の強さはお墨付である。といっても「とくこう」種族値は140。決して低くはないため特性を捨ててもある程度立ち回ることは出来る。特に晴れ「オーバーヒート」は半減でもカプ・テテフのサイキネより強いという火力を誇る。
- 高い「すばやさ」と安定した耐久を備えたアタッカーとして活用するか、「サンパワー」を活かして敵を地獄の業火で焼き尽くすかはしっかり吟味していきたいところである。サンパワーに頼らず、自身と大変相性がよい「わるだくみ」を絡めていくことも可能。
- メガシンカ直後の素早さは95のままなのでそのまま倒される可能性もあるが、ヘルガーは先制技である「ふいうち」も習得できるのでフォローは難しくない方である。第7世代ではメガシンカしたターンから素早さが反映される仕様に変更されている。
- 伝説戦ではゲンシグラードン(ORAS以降)との相性がすこぶる良い。事実上永続でサンパワーが機能する為、生半可な耐久のポケモンは焼き尽くされるのを待つしかないだろう。メガシンカ枠を阻害せず、かたや物理・かたや特殊と傾向が違う為受けづらいのも利点。但しHPの低下は止められなくなる上、じめん技(特に「じしん」や「だんがいのつるぎ」)の一貫性が高まる点には注意。
- ちなみに晴れパ運用をする場合、「ソーラービーム」と非常に相性が良い。1.5倍の威力を溜めなしで撃てるので、本来ほのおタイプが苦手とするみず、いわ、じめんタイプに対してもある程度有利に立ち回れる。特にみずタイプは、天候の影響でみず技の威力が半減するためかなり有利になる。上手く使いこなして他のメガシンカポケモンに負けない活躍をさせよう。
使用トレーナー
ゲーム版
※『ポケモンマスターズ』
アニメ版
- パキラ(XY)
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2020年9月に実装。メガシンカポケモンでは初のあくポケモンである。攻撃力が289まで上昇し、あく/ほのお技をより強力に撃てる様になった。自身より攻撃種族値が高いメガアブソルはあまりにも紙装甲なので、メガヘルガーの方が使いやすいケースが多い。覚える技が優秀なのでメガギャラドスよりもDPSが高い。
- ほのおとしては流石に御三家専用技「ブラストバーン」を覚え、耐久面でも上回るメガリザードンX、メガリザードンYには見劣りするため、タイプ違いで差別化したいところ。
- さらに2022年5月に初回のメガシンカに必要なエナジーが100に減少し、より使いやすくなった。
『ポケモンマスターズ』
- カリンのバディであるヘルガーが「バディーズ技」を使用する事によってメガシンカする。
- アポロもヘルガーをバディーズにしてるが、こちらはメガシンカしない。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- パキラのメガヘルガー
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- 12章の通巻版エピソードでは、コンコンブルの弟子のポケモンでメガヘルガーが登場する。
関連イラスト
関連タグ
0228.デルビル→0229.ヘルガー(メガヘルガー)→0230.キングドラ