概要
CV:川澄綾子
アニメ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』に登場するキャラクター。
ポケモンコーディネーターで、ヒカリのライバルの一人。
人物
性格は高飛車でツンデレ。自身が1次審査で敗退したミクリカップで優勝したヒカリを敵視している。
第114話「ポケモンコンテスト! アケビ大会!!」における初対面時でも、ミクリカップのことを根に持っており、ヒカリを高評価したミクリまで貶めるような言動をとっていた。
以来、毎回ヒカリの勝利を「まぐれ」と言って見下している。そのため、彼女の友人であるノゾミとは反りが合わない。
その為ある意味ノゾミ以上にハルカでいうシュウポジション寄りなライバルと言える人物。
ただし、ヒカリの実力を本心から否定しているわけではなく、彼女に聞こえないところで「やるわね」「(ミクリカップの)アクアリボンはダテじゃないというわけね」などと呟く場面がある。
また、かなりの努力家であり、ポケモンは相当鍛え上げている。「何度も1次審査で失敗して自分のスタイルを完成させた」と言っていることから、本人も自分が努力型であることは自覚している模様。
他者に対しては高圧的な言動だが、自分の手持ちポケモンへの愛情はとても強く、プラスルやマイナン、ブイズと言った可愛らしいポケモンを育てていると言う年相応な女の子らしい一面があり、敗退したプラスルとマイナンに対しても抱きしめて「あなたたちが一番よ」と優しく労っている。
キャンディ・ムサリーナことムサシも「生意気娘」などと呼んで煙たがっていたが、ウララに「キャンディのお姉様」と呼び慕われていることは悪く思っていなかった様子。
戦績
ミクリカップ
上述の通り1次審査で敗退。ムサシはこの時のウララの姿を覚えていた。
アケビ大会
ミノマダムで1次審査を通過し、ガバイトで2次審査を勝ち進む。
セミファイナルでキャンディ・ムサリーナを降し、ファイナルでヒカリと初対決。タイプの相性では彼女のパチリスに有利だったが、尻尾や「いかりのまえば」を上手く利用した攻撃の前に競り負ける。
アサツキ大会
ダブルパフォーマンスが課されたこの大会では、ガバイトとプリンで1次審査を通過。
続く2次審査では、ヒカリにとってのトラウマであるプラスルとマイナンの抜群のコンビネーションで勝ち進み、ファイナルで再びヒカリと激突。彼女のマンムーとヒノアラシの技を「アンコール」で封じ、その隙にポイントを奪おうとするが、互いを攻撃させて「アンコール」の効果を消すというヒカリの奇策により形勢は逆転。更にマンムーとヒノアラシの合体技「フレイムアイス」を決められ、大逆転で優勝を逃した。
グランドフェスティバル
大会前には、ヒカリとノゾミの「ファイナルで戦う」という約束を壊すとまで宣言していた。
1次審査で2体のイーブイをそれぞれブースターとシャワーズに進化させるという奇想天外なパフォーマンスを見せ、2次審査に進出する。
2次審査では1回戦でいきなりヒカリと対決。バトル開始前から自身の勝利を確信し、自分の引き立て役となるのがヒカリの役目だと挑発していた(忘れてはならないが、彼女はヒカリに勝ったことはない)。
バトル開始直後はブースターとガバイトの絶妙なコンビネーションでヒカリを追い詰め、手堅くポイントを奪っていた。しかし、後半でパチリスとマンムーの大技「氷のシャンデリア」が完成したことから、一気に形勢逆転される。
ガバイトの「あなをほる」により一度は逃げ切ったものの、逆にその穴だらけとなった地形を利用され大技を決められてしまい、結果はヒカリの大逆転勝利に終わった。
ちなみに過去の大会では全てタイムアウトで判定負けしていたが、グランドフェスティバルにて初めてバトルオフとなった。
完全敗北を喫し、さすがに落ち込んだ様子が見られたウララだが、握手を求めてきたヒカリに対し「私は強い。今回のあなたの勝利もきっとまぐれよ」とすぐに立ち直り、最後までヒカリと和解することはなかった。
その後は、ヒカリとノゾミの決勝戦を真剣な眼差しで観覧している姿が見られた。
結局1度もヒカリに勝利することなく出番は終了し、その過激な言動とは裏腹にウララ自身がヒカリの引き立て役となってしまったのは実に皮肉だが、その特徴的なルックスや性格から話題の的となり、手持ちポケモンに見せた愛情なども手伝ってキャラクターとしての人気はそれなりである。
余談だが、ガバイトのすなあらしにカバーされたブースターの怖い顔はトラウマレベルである。
手持ちポケモン
関連タグ
似たようなトレーナー(ライバル系)
前作『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』のヒロインのライバル。卑怯なやり方を好む等、ウララとは違うベクトルでキツい性格で問題行動を起こしている(なんとロケット団と共謀した程、狡猾である)が根は悪くないツンデレ、手持ちにププリン系(ハーリーは進化系のプクリンを所持)とむし複合(ウララはミノマダム、ハーリーはアリアドス)とみずタイプ(ウララはシャワーズ、ハーリーはオクタン)がいる…といった点が似ている。ただし、ウララはライバルを認めなかったのに対してハーリーは後々ライバルを認めるようになった(この事は下記のメンツ全員に当てはまる事である。)。
次回作『ポケットモンスター ベストウイッシュ』のヒロインのライバル。キツい性格で問題行動を起こしているが根は悪くないツンデレ、ピンク髪…といった点が似ている。だが、彼女はウララと違ってドラゴンタイプを連れておらず、逆にドラゴンタイプを倒しまくる事に強い関心があるドラゴンバスターである(細かい点に焦点を合わせてみると、キツい性格ではあれど時折他人に真っ当な指摘をしたり、手持ちはあまり乙女チックではない重量級寄りである為、ウララよりもウララの同期であるシンジを彷彿とさせるが、そのシンジよりは明るく接しやすい)。
次々回作『ポケットモンスターXY』のヒロインのライバル。ポケモンにはとても優しいが他人にはツンデレ気味という点が似ているが、(シューティーもそうだが)彼女はウララとハーリーとラングレーと下記のルザミーネとビートとクララとは違って(他人を時折からかう事を気にしなければ)問題行動は一切しでかしてないうえ、ウララの事が大嫌いであるノゾミみたいに無自覚に他人を傷つけるような言葉を言ったりもしない為そこそこマイルド。
ラングレー同様、次回作『ベストウイッシュ』のライバルキャラ(立場はシンジと同じくサトシのライバル。)。ツンデレ、手持ちにノーマル複合(ウララはプリン、シューティーはハトーボー)がいる…という点が似ている。
ゲーム『ポケットモンスター ソード・シールド』におけるライバルキャラ(立場は主人公のライバル。)。性格はそれなりに似ているがウララやラングレー、ミルフィやシューティーと違い、犯罪に等しい悪事(しかも破壊活動や略奪とハーリーやルザミーネやクララの不正が可愛く見える程に暴力的な悪事)を犯すくらい非道で似たようなトレーナーの中では凶暴な危険人物だったが、ポケモンへの愛情は本物。手持ちにブイズ(ウララはブースターとシャワーズ、ビートはニンフィア)とフェアリー複合(ウララはプリン、ビートはブリムオンを筆頭にたくさん所持している)がいる…という点が似ている。また彼の同期には女ライバルであるマリィ(ツンデレだがビートと違って悪辣なところは皆無でポケモンはおろか、人間にも優しい)がいる。
こちらも『ソード・シールド』に登場したライバルトレーナー。問題を起こしているがポケモンにはとても優しい、名前が(頭文字が違うことさえ気にしなければ)とても似ているうえピンク髪でリボン(ウララは紫のリボン、クララはドクケイルを模した白いリボン)を付けている、手持ちにむし複合(ウララはミノマダム、クララはペンドラー)とフェアリー複合(ウララはプリン、クララはガラルマタドガス)がいる…という点が共通している。一方で自己中な本性は表に出さない腹黒キャラで卑怯な策で勝利しようとする等、どちらかといえばハーリーに似た狡猾な性格であった。バージョンによっては彼女のポジションはセイボリーだが彼もクララやハーリー寄りの性格である。ちなみにセイボリーもフェアリー複合(ガラルギャロップ)を所持している。
関連キャラクター(性格、見た目系)
アニメ『ポケットモンスター』のゲスト。見た目は可愛いが性格は高飛車、手持ちにじめん複合(ウララはガバイト、聖代はゴローン)がいる…という点が共通する。
ゲーム『ポケットモンスター サン・ムーン』に登場したトレーナー(立場はゲーム内の黒幕兼ライバルとヒロインの母親)。性格に難があるがポケモンにはとても優しい(度々ポケモンを冷凍保存する事もあるのだが、これでもBWの黒幕と比べれば格段レベルに優しい方である。)、手持ちにみずタイプ(ウララはシャワーズ、ルザミーネはミロカロス)とファンシー御三家(ウララはプリン、ルザミーネはピクシー)と性別がメスのみのポケモン(ウララはミノマダム、ルザミーネはエンニュート。ただし、アニメ限定)がいる…という点が似ている。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場したキャラクターで、ムサリーナことムサシと同じく悪の組織の一員(ただし、小規模)。高圧的な言動が目立つが根は優しい(らしい)、ピンク髪(オルティガに至っては全身がほぼピンク)、手持ちにププリン系(オルティガはプクリンを所持している)がいる…という点が共通する。