カビゴン(番外作品)
ほんぺんいがいのかびごん
説明
- 野生の個体の出現率が非常に低く、入手難易度も相当に高い。かつては出現率が低い10kmのタマゴから低確率で孵ることがあったが、2018年12月に進化前のゴンベが7kmタマゴから孵るようになってからは、カビゴンは直接孵らないようになった。なお、ゴンベの孵化率はそこそこ(少なくともタマゴから孵化していた時のカビゴンよりかは高い)なので、間接的にではあるが以前と比べるとカビゴンの入手難易度は下がっている。
登場
- レイドボスからも外れていることが多く、入手する際はタマゴから孵ったゴンベをコツコツ育てるか、超低確率で出現する野生の個体を捕獲するしかない。それだけに、入手できた時の喜びもまたひとしおだろう。
- なお、2017年3月4日~13日までの間、熊本県全域および大分県の一部で復興イベントとしてカビゴンが大量発生していたことがある。
- 2022年のベルリン、シアトル、札幌市のリアルイベント及び8月末のフィナーレイベントではカウボーイハットを被ったカビゴンが登場した。
- フィールドリサーチの大発見リワード(報酬)として「のしかかり」を覚えたカビゴンが、2018年7月2日~8月2日の間に設定されていたこともある(この時はレガシー技だったが、後になって非レガシー化したため希少価値が下がっている)。
- 2018年11月、『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』の発売記念として、ラッキーとラプラスと共に期間限定で7kmのタマゴから生まれたことも。とか何とか言っていたら、2019年5月末にはそこら中にカビゴンが大量発生するという事態に。
- 新作ゲーム「ポケモンスリープ」発表記念らしく、捕獲前は必ず横になって眠っているモーションとなっている(捕獲後はいつもの体勢・動きに戻る)。また、CP値の大小に関わらず、1投目・2投目は絶対に捕まらず(ただし逃げもしないので安心してほしい)、3投目は必ず捕まる仕様となっている。ゆえにモンスターボール→モンスターボール→パイルの実を与えてからモンスターボールという投げ方をすることで驚くほど簡単にカビゴンのアメ6個(博士かピカブイに送れば7個)が入手できる。なお、このイベントで入手できるカビゴンは、通常技で必ず「あくび」を覚えている(ケッキングでお馴染みのあの技である)。とはいえ、実用性はほぼ皆無で、普通に「したでなめる」や「しねんのずつき」を覚えさせた方がダメージ効率が良いので、コレクション目的で残しておく等、余程の事情がない限りは、わざマシンで他の技に変えてしまった方が無難。この現象の期間は5月29日から6月3日深夜(厳密には6月4日の午前5時)まで見られた。
性能
- 実装された当初から、優れた耐久性を誇るディフェンダーとして評価されている。活躍のメインとなる舞台はジム防衛又はPvP要員。ジム防衛の常連となるポケモンはシステム更新やCP値の修正に応じて移り変わっていくものだが、サービス開始最初期から今に至るまで常連であり続けるポケモンはカビゴン以外だとカイリュー、ラッキーぐらいである。
- 最近はメタグロスやトゲキッスなどの台頭に応じてジムにいない(6つの枠が他のポケモンで埋まってしまう)ことも増えたが、それはあくまで防衛要員として評価すべきポケモンが増えただけであってカビゴン自身が評価されなくなったわけではなく、定期的にジムに現れては厄介な耐久力を見せつけてくれる。
- 一方で、ジム攻略やレイドバトルでは弱点を突いた方が現状効率がよいのでアタッカーとしての採用率は低い。ポケモンの種類の少なかったレイド実装初期にはちらほら見られたが、現在はポケモンの種数そのものが増えたことによりアタッカーの数も増え、相対的にカビゴンの出番もほぼなくなってしまっている。
- しかしながら、2018年12月にトレーナーバトルが実装されると評価が激変。持ち前の高い耐久力を以て「のしかかり」を始めとする安定した火力で主にハイパー、マスターリーグで採用されている。
レイドボス
- 2017年6月からはレイドバトルのボスとしても登場するようになった。ランクはバンギラスやラプラス等と並ぶ一般最高クラスの★★★(メガレイド実装以前は★★★★)。
- 持ち前の耐久力の高さや攻撃力にさらに磨きがかかっており、まともな戦力が整っていないとタイムアップになってしまうほどの超絶的なタフネスと戦闘力を手に入れている。
- 倒すのには苦労するが、その分、手に入れることができた時の見返りは非常に大きい。諦めずに頑張ってチャレンジしてみよう。
- 2018年3月に一度レイドボスから降板。その後、同年4月11日~4月17日に開催された「カントーウィーク」で復活。9月に行われた「グローバルチャレンジ」のウルトラボーナスの一つとして、9月14~9月30日の間に再度復活を果たした。
- 2019年には『名探偵ピカチュウ』公開記念のイベントの際にまたしても復活し、現在は再びレイドボスから外れている。
シャドウカビゴン
- 2019年7月にGOロケット団およびその配下のシャドウポケモンが実装されると、カビゴンもその1匹としてプレイヤーの前に立ちはだかることになった。…のだが、その強さがこちらのの予想をはるかに超えたものになっており、多くのプレイヤーを唖然とさせた。
- 通常のカビゴンは耐久性が高い代わりに攻撃力がやや低いという性能になっているのだが、ロケット団側のシャドウポケモンはステータスに細工が加えられており、通常の個体よりも異常なまでに高い攻撃力を手にしている。つまり、自身の最大の欠点である攻撃力の低さを完全に克服してしまっているのである。
- さらに、通常のシャドウポケモンは攻撃力1.2倍の代償として防御力が0.8倍に下がるのだが、ロケット団側のシャドウポケモンは0.8倍補正込みとはいえ防御力にも細工が加わっており、攻撃力ほどではないにせよ大幅に上昇している。ゆえに超高火力・超高耐久なのである。
- このため、通常のジム戦と同じような感覚で迂闊に耐久の低いカイリキー等を繰り出そうものなら、通常技の「しねんのずつき」の連打を浴びるだけでゴリゴリ体力を奪われてしまう。
- もう一方の「したでなめる」も発生が早いので連発されやすく、「しねんのずつき」程ではないがダメージを受けやすい(しかも、ゴースト技なのでフーディンやミュウツーといったエスパータイプのポケモンを出していると思わぬダメージを受けることになってしまう)。
- 耐久力も高く、カイリキーの「ばくれつパンチ」ですら2回以上耐えるどころか、コバルオンの「せいなるつるぎ」でさえも2割程度しか削れないレベルである。
- しかも、1匹だけでもかなりの強敵だというのに、場合によっては一回の戦闘で2匹以上繰り出してくることも。勘弁してくれ。
- シャドウポケモンの種数が少なかった初期には、3匹連続でカビゴンだったなんていう悪夢のような事態が起こることも珍しくなかった。現在ではシャドウポケモンの種数が大幅に増えたため、このような事態はあまり起こらなくなっている(まったくないわけではない)。
- 安定して立ち回りたいのであれば、両方の通常技を軽減できるあくタイプのポケモン(特にかくとう技で弱点を突ける・ダークライ・イベルタル・タチフサグマ)がおススメである。
- カビゴンを先鋒に使用してくる最強クラスのしたっぱに勝てばカビゴンをゲットできるチャンスである。残念ながら色違いは出現しないものの、リトレーンすれば「おんがえし」を覚えたライトカビゴンにできる。「おんがえし」は弱点こそ突けないが技が出るまでが0.7秒と異常に速いためジムで相手にいると苦戦を強いられかねない。シャドウカビゴンが異常に強い分見返りも大きいため、頑張る価値は大いにある。頑張ってリトレーン込みMAX個体値を狙ってみよう。
- 戦略ゲームの一ジャンルであるMOBAとして開発されたポケモンユナイトにもプレイアブルキャラクターとして稼働時から参戦した。
- 分類は「ディフェンス」「近接」「攻撃」
- わざ1がたいあたり→レベル6でヘビーボンバーorじたばた
- わざ2がねむる→レベル8でとおせんぼうorあくび
- とくせいはくいしんぼう
- ユナイトわざは「ばくすいインパクト」
- 本作では鈍足・高耐久なステータスを持ち、豊富な妨害行動を用いて敵の戦線を押し返す防衛要員である。原作イベントの「他者の通行を妨害する」という面が再現されており、敵の邪魔がとても得意。反面、ねむねご等の戦法は再現されていない。
- 試合開始直後はトップクラスのステータスを持ち、カイリキーやルカリオなどよりも攻撃が高い。その後のレベルアップでは攻撃値は伸び悩むもののHP、防御、特防は好調に伸びていき受け性能が高くなる。
- また、通常攻撃の素の急所率が0%というあまり嬉しくない特徴も持っている。
- わざ1はダメージディールのメインウェポンであり、広範囲・そこそこの単発火力・1秒間の敵妨害・長射程・出がかりと挙動全般が速い……とやたらに高性能なムーブ技の「ヘビーボンバー」か、「じたばた状態」になって自分の移動速度強化、通常攻撃に鈍足効果付与、+では更に体力回復を付与し、体力が減るほど攻撃の威力が上がる継続火力重視の自己強化技「じたばた」の選択式。どちらを選ぶかで運用がガラリと変わるが、どの組み合わせでも一定の戦法ができるため柔軟性は高め。
- わざ2の「とおせんぼう」は自身を妨害無効状態の壁にして当たった敵をスタンさせて吹き飛ばすいやらしい技で、特にフルパでは高い効果を発揮する。もう片方の「あくび」は敵を眠らせて行動不能にするシンプルな技だが出がかりが遅く射程も短い。
- 短所としては移動速度の遅さ、接近しないとダメージを与えられない、無進化ポケモンだがわざの更新が遅い上にわざ2が回復技なので戦闘時に切れる手札がひとつだけのまま長期間戦うことになるという点などである。
- 運用の上では単騎で無理に突出せず、味方と連携を取ることが重視される。初心者向けとされており、技自体は比較的扱いやすいが戦果を出すには戦況の見極めと連携が必要なタイプ。味方が集団戦の口火を切ってからヘビボンで突っ込むなど立ち回りには判断力がいる。どちらかといえば真価を発揮させるためにはフルパ運用を前提としているところがある。
レッド&カビゴン
2021年9月16日にレッドのバディで実装。
リーフによるとレッドが初めてカントーを冒険した時に捕まえたカビゴンらしく、まだ新米トレーナーだったレッドは捕まえるのに苦戦したという裏話もある(なお、リーフもカビゴンに挑戦したが捕まえられなかった模様)。
ノーマルタイプのサポート。キャラ性能は全体的に高いHP、防御、特防を持ったタンク型。素早さもカビゴンの割に鈍足ということもなく、ゲージ管理はそこまで辛くならない。攻撃技は「のしかかり」と「いわくだき」の2つ。
トレーナー技には味方全体のHPを約20%ずつ回復する「ミニキズぐすりG」と、B技のカウントを減らし、味方1人の急所率を2段階上げつつ、その味方を次回抜群威力上昇状態にする「勝利への戦略」がある。
マジコスダンデに続く、ポケマス史上2組目のダイマックス可能のバディーズであり、自身のトレーナー技の回数を回復する「キョダイサイセイ」、味方の攻撃力を2段階上げる「ダイナックル」のどちらかをバトル中1回いつでも発動できる。
パッシブスキルは、バディーズダイマックス技後に自身にリジェネ効果を付与する「BD技後回復付帯」・自身のHPが半分以下になるたびに味方全体の防御を1段階上げる「HP半減時防御↑G1」・トレーナー技を使う度に50%で味方全体の特防を1段階上げる「T技後特防アップG4」とやはり防御特化。
バディストーンボードには、タンク性能をより高める「どく無効」「妨害状態解除」・攻撃によるサポートを強化する「P技後攻撃アップG3」・「いわくだき:ダウン確率上昇1」「のしかかり:異常確率上昇1」・ダイマックスを強化する「BD技後異常解除G9」「BD技後防御アップ2」・EXバディーズ技と相性のいい「B技後こらえるG」「B技後BC加速1」などがある。このようにパネルは多岐にわたり、様々な型が考えられ、取捨選択を非常に迷うバラエティなボード構成になっている。
サロンでの探索におけるラッキーイベントでは、アクロマに研究されていた。
パッシブスキル
BD技後回復付帯 |
---|
バディーズダイマックスわざをつかったあと自分を回復付帯状態にする |
HP半減時防御↑G1 |
自分の残りHPが半分以下になったときに味方のバディーズ全員の防御を1段階あげる |
T技後特防アップG4 |
トレーナーが技をつかったときに50%の確率で味方のバディーズ全員の特防を1段階あげる |
技
のしかかり |
---|
30%の確率で相手をまひ状態にする |
ミニキズぐすりG |
味方全員のHPを最大HPの約20%回復する |
いわくだき |
50%の確率で相手の防御を1段階さげる |
勝利への戦略 |
味方のバディーズわざ発動可能状態までのカウントを1減らす。味方の急所率を2段階あげる。味方を次回抜群威力上昇状態にする |
バディーズ技
立ち塞がる最強の壁のノーマルインパクト |
---|
★6EXアップ後:初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
★6EX+EXロール解放後:初めてバディーズわざをつかったときだけバディーズわざ発動可能状態までのカウントを3減らす |
キョダイサイセイ |
自分の技の回数を1回復する |
ダイナックル |
味方全員の攻撃を2段階あげる |
リラ&カビゴン
2023年2月15日には「悪の組織・カロス後編」に合わせてリラのバディでも実装。
強力な場の効果を複数展開できるサポートで、さらに展開中は自分の「こうげき」や「とくこう」などの能力5種が1.2倍になる。
パッシブスキル
回数技使用時特防↑G9 |
---|
回数に制限がある技をつかったときに味方のバディーズ全員の特防を1段階あげる |
味方の場効果対象時能力5種↑2 |
味方全体の場にのみ影響する効果が発生しているときだけ攻撃と防御と特攻と特防と素早さが1.2倍になる |
BD技後HP回復5 |
バディーズダイマックスわざをつかったあと自分のHPを最大HPの約50%回復する |
初登場時場に技ゲージ加速 |
専用Pクッキー1ポテンシャルで解放。初めて登場したときだけ味方全体の場をわざゲージ加速状態にする |
技
ずつき |
---|
30%の確率で相手をひるみ状態にする |
リフレクター |
味方全体の場を物理ダメージ軽減状態にする |
まもる |
自分を次回ダメージ防御状態にする |
背中は預けます! |
味方全体の場を急所防御状態+状態異常防御状態+特殊ダメージ軽減状態+攻撃を2段階あげる |
バディーズわざ
いかなる任務もこなすノーマルインパクト |
---|
★6EXアップ後:初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
★6EX+EXロール解放後:初めてバディーズわざをつかう直前に以下の場の効果を発生させる、このときだけ発生した場の効果の時間を延長する |
まっさらゾーン |
キョダイサイセイ |
自分の技の回数を1回復する |
ダイウォール |
味方を次回ダメージ防御状態にする |
クリア前は各地で道を塞ぐポケモンとして登場。最終的にシクラ山脈の洞窟で寝るようになる。
カビゴン以外のブラウザを全て埋めると目覚め、キャプチャ可能になる。眠る際に発生する衝撃波で攻撃してくるので、21回囲んでキャプチャしよう。
ポケモンを調査する各フィールドに常駐しており、カビゴンを成長させることによって調査の効率が上がってくる(※ごく稀に色違いが登場することもあるが、性能に違いはない)。成長すると、ランク(ノーマル→スーパー→ハイパー→マスター)ごとにカビゴンが一回り大きくなる。
なお、成長させるには「料理を作って与える」「おてつだいポケモンが集めてきたきのみを与える」方法があるが、特にきのみに関しては「カビゴンの好きなきのみを与えると摂取エナジーが倍増する」効果があるので、「レベルの高いおてつだいポケモンを働かせる」か「好きなきのみを集めてくるおてつだいポケモンを働かせる」かはプレイヤー次第になってくる。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ(外部出演)
全作品において登場している皆勤賞。モンスターボールから登場すると、大ジャンプして画面上方に消えた後、なぜか巨大化して「のしかかり」をしてくる。攻撃判定も威力も大きいため、相手が出してきた場合は、素直に逃げたほうがいい。