ザクザクチップスフォームに変身すると召喚される専用武材(武材という名前は『ガヴ』固有のネーミング)。ガヴガブレイドと比べると側面からの軽い衝撃で簡単に砕け散るほど脆いが、刃が欠けても何度でも再生する上に、特定の角度で切り込む事で鉄棒やグラニュート怪人の攻撃をも一瞬で切断する鋭い斬れ味を誇る。

なお、持ち手部分である「グリッパ」の能力によって砕けた刃に特殊エネルギーを纏わせてショウマの意思で遠隔コントロールできる機能も搭載されており、後述のザクザクチップスフィニッシュなどの必殺技使用時にもこれらの能力が活用されている。

総じて攻撃を受け止める守衛には全く期待できず、攻撃は最大の防御と言わんばかりの繊細な攻防一体剣術を使いこなす事が問われる、初期のフォームチェンジにしては珍しい尖ったピーキーな性能と言えよう。

なお、実際の日本刀も刃筋が通れば驚異的な切れ味を発揮する一方、誤れば容易く刃がひしゃげたり最悪刃こぼれを起こすことで知られている。

前述の「ヒリヒリチップスゴチゾウ」の効力で刃に高熱を纏わせたザクザクチップスラッシャー(ヒリヒリチップス)や、ヴァレン・チョコドンフォームとの協力で耐久性を大幅に強化したザクザクチップスラッシャー(チョコ)といった応用が利くのも特徴。

追い菓子チェンジ

ヒリヒリチップスアシスト

ヒリヒリチップスゴチゾウ「ヒャッホー！ヒー！」

「君を使えって？よし！あっ！」

『スナック！』

『EATスナック！EATスナック！』

『ガヴ……ガヴ……』

『ヒリヒリチップス！』

「なるほど、良いね！」

赤ガウにヒリヒリチップスゴチゾウを追い菓子する事でザクザクチップスラッシャー(ヒリヒリチップス)に強化する。ポッピングミの追い菓子チェンジとは違い、ザクザクチップスフォームそのものは強化されないが、ヒリヒリチップスゴチゾウの効果によりチップスラッシャーの刃に高熱を纏わせることが可能となった。

この状態ではスラッシャーを振るだけで炎で敵を怯ませ、刃そのものを射出してショウマ本人の意思で燃やすことも可能。スペックの強化よりも武器そのものを拡張するのが特徴の追い菓子チェンジ形態である。

ある程度経つと刀身が黒焦げになって灰になるため、その都度発動させる必要がある。

必殺技

ザクザクチップスフィニッシュ

『ガヴ……ガヴ……』

『CHARGE ME CHARGE ME』

『ザクザクチップス！フィニッシュ！！』

1度ザクザクチップスラッシャーをバラバラに砕き、その破片を遠隔操作して敵を怯ませ、再構成したザクザクチップスラッシャー本体で敵を斬り裂く必殺技。劇中ではウィップルを撃破した。なお、必殺技使用後にはザクザクチップスゴチゾウが消滅するため素体のガヴになっている。

ヒリヒリチップスファイヤー

ヒリヒリチップスの力を纏わせたザクザクチップスラッシャーを1度バラバラにした後に刀身に集めて巨大化、赤く燃える斬撃で敵を挟み込む様に斬り裂く。

余談

モチーフが「うす塩か、のり塩か」についてだが、ショウマが食べたチップスのパッケージには「のりしお味」としっかり記載されている。

ポテトチップには『油分が多くて薄いため、バーベキュー等の着火剤としてよく燃える』というライフハックがある。
- 因みに前年にも辛さを炎に変換する形態が登場している。

ジャガイモの加工食品に擬態するライダーアイテムや「ジャガイモ」というあだ名で呼ばれるライダー変身者は存在するが、ジャガイモがモチーフの形態は初。
- 4年前に土豆（中国でのジャガイモの名称）と付くアイテムおよび形態が登場しているが、そちらのモデルは豆（ラッカセイの方言。またはヤブマメ/ギンマメの別称）である。