「…………これは、お前の仕業か?」
オタケ「おぉ〜…そうだ!それがどうした?」
「………話は終わりだ。ブッ倒す…!力を貸せ!!」
『チョコ』
『SETチョコ』
『SETチョコ』
『Wow! Wow Wow!』
「変身!」
『チョコドン パキパキ!』
オタケ「あ、赤ガヴの他にも邪魔者がいるなんて聞いてねェぞ!?」
「…だろうな。生まれたてだ…!」
概要
チョコドンゴチゾウをヴァレンバスターにセットして変身する仮面ライダーヴァレンの基本形態。
ヴァレンバスターを突き刺した地面から周囲にチョコの水溜りが発生したあとチョコレートが絆斗に纏わりつき、包み紙ごとバラバラに砕けた板チョコがくっついて装甲部分を形成、包み紙を破るように銀色の表面が砕け落ちて変身完了する。
容姿
チョコドンゴチゾウはホワイトチョコレートモチーフだが、ガヴのチョコダンフォームと同じくミルクチョコレートの意匠も加えられている。
マスクと胸部にはミルクチョコとホワイトチョコが交互に並べられており、ヴァレンの頭文字である「V」を象っている。珍しく複眼がクリアパーツではない(ホワイトチョコになっている)。
額や両肩などは板チョコにありがちな赤い包装を模しており、金色の文字で「Chocolate」と書かれている。額部分にも書かれており、ちょうど「O」の部分が所謂「Oシグナル」になっている。
よく見ると腹にも板チョコ状の意匠があり、腰に装着されたヴァレンバックルと並べて見ると丁度6枚の腹筋が完成するようになっている。
スペック
身長 | 196.8cm |
---|---|
体重 | 79.6kg |
パンチ力 | 0.6t |
キック力 | 0.9t |
ジャンプ力 | 3.0m(一跳び) |
走力 | 8.0秒(100m) |
人造の技術で普通の人間が変身しているのも相まって単純な数値のみならガヴ・ポッピングミフォームにも劣るが、グラニュート怪人と戦う分には十分な強化を発揮。開発者である酸賀にも「戦闘力は上々」と高評価を受けた。
なお、肉体はガヴと同様の生体組織が使用されており、胸部の「チョコドンチェストバー」は極めて高いエネルギー密度による超・持久力と運動性能を発揮する。
劇中では当初は親や恩師をグラニュートに殺された怒りで冷静な状態ではなかったことや手術直後な事情からヴァレンバスターの狙いがあまり定まらなかったことから(そもそも変身者が元々戦いとは無縁のフリーライターと言うのもあるが)、敵に近付いて至近距離からパンチの要領で銃撃を行うファイトスタイルを確立。以降も接近戦を主体とした戦法で戦っている。
一見すると無策かつ破れかぶれで文字通りの「当てずっぽう」なように思えるが、グラニュートと互角に戦えるだけのスペックとしても充分なため、危険な現場や荒事にも真正面から立ち向かえる絆斗自身の戦闘スタイルと上手く噛み合う結果となった。
一応初変身以降は相応に命中精度も向上したらしく、ある程度遠くの敵に楽々銃撃を行う場面も見受けられる(絆斗本人が接近戦を得意とするためあまり積極的に狙撃するシーンは少ないが)。
パンチ力と走力以外は仮面ライダーハクビ・エントリーフォームにも劣り、等身大のライダーではキック力が1tを下回る初のライダーである。
また参考までに、現実における力士のぶちかまし(体当たり)の威力が1t程である。
使用アイテム
酸賀が開発したヴァレンへの変身アイテム兼武器。
- チョコドンゴチゾウ
ゴチゾウの一種。ショウマがホワイトチョコレートを食べて生み出した。
ヴァレンバスターにセットすることでヴァレン・チョコドンフォームに変身する。本来はショウマの眷属なのだが、いかんせん彼にしか生み出せないため酸賀が現地でさらって(というか盗んで)調達している。
しかし、第10話で変身用のストックが尽き、意を決して「自分が調達しているわけではない、分けて欲しい」とガヴに直接打診した所、考えのズレはあれど快諾してもらい補充できただけじゃなく、「チョコだけで足りる?」と他のゴチゾウも用立ててもらえそうである。
第7話では酸賀によって冷凍保存させられている場面もあるため、ショウマの持つ個体と異なり連絡係などは特に行えていないらしく引き続き絆斗本人が取材する形で情報収集を行っている模様。
第12話にてお互いに正体を把握して以降友好的な関係を築けているため、特にゴチゾウ不足に陥ることはなさそうなのだが…?
名前の由来としては、チョコダンと合わせて、銃を発砲した時の擬音「DAN(ダン)」「DON(ドン)」も掛けているのかもしれない。
それぞれ第8話、第10話にて、ガヴから貸し出される形で使用。
後者は、ヴァレンの腕力で保持するには重すぎたようで、まともに狙いを定めることができなかった。
必殺技
- 現状名称不明
『チョーコードーンー!!』
ヴァレンバスターを開閉して発動。ゴチゾウに電気的刺激を与えて発生させたエネルギーを球状のチョコレートの様に固形化させて生成、そのまま敵に発射する必殺技。着弾時には球が砕けてチョコレートらしき液体が溶け、敵にまとわりついた状態で大爆発することになる。ヴァレンバスターの機能でゴチゾウが消滅しないので連続使用が可能。
第6話ではオタケ、第8話ではディーンの分身体を4回、本体をガヴ・チョコダンフォームと共に撃破している。
他にも、第10話では着弾前に砕いて液体をばら撒き、地面を滑走するための潤滑剤代わりにしてチョコだけにちょこまかと滑走し、地面に散ったヒトプレスを回収しつつヤードを翻弄するバージョンを披露。
- 特殊コーティング
名称はテレビ朝日公式サイトより。
ヴァレンバスターを開閉して発動。前述の技同様の液体を生成し、耐久性を向上させるコーティング剤として用いる。
第12話にて、ザクザクチップスラッシャーの刀身を補強するために使用。地面の窪みに液体溜まりを作り、そこに刀身を浸す形で塗布を行った。その様子は、さながらチョコレートフォンデュのようであった。
- ヴァレンチョコバスター
『ガンバレジェンズ』での必殺技。こちらでは敵の足元にもチョコを発射して固め、身動きを取れなくした後に発動して敵を倒すというモーションとなっている。
立体化
『ガヴGV1』弾で立体化。
⑤と⑥を組み合わせて完成し、ヴァレンバスターが付属。
装動の発売日は9月23日であり、10月6日の本放送よりも早くヴァレンの勇姿を拝むことができた。
2024年10月5日に発売。ヴァレン専用の新規股関節が採用されており、同シリーズのガヴよりも可動ポイントが多く脅威の40ヶ所可動。ヴァレンバスターに塗装がないことを除けば、造形・彩色・可動共にボーイズトイとしても非常に高いクオリティとなっている。
なお、ヴァレンバスターも無彩色ではあるが一応レバー変形ギミックなども搭載されており、造形自体は劇中に非常に忠実なので腕に覚えがあれば自己流で塗装をするのもオススメ。本商品にはガヴ用のゴチゾウ持ち手首やゴチスピーダー用手首も同梱されていた。
余談
- 基本形態のモチーフがチョコなのはグミモチーフで仮面ライダーグミを想起させるガヴに対し、仮面ライダーチョコを意識している可能性もある。
- 初めて放った必殺技の相手はキノコのグラニュートであったために、チョコときのこということでこれを連想する視聴者が続出した。
- 6話の影響か、放送終了後には「SGライダーゴチゾウ01」のチョコドンゴチゾウのみが異常なほど売れて一部では品薄化するという現象が発生しており(劇中のプロップの質感はSGの方が近かったからと言うことや、大量買いで劇中再現をしたいということもあると思われる)、劇中でチョコドンを攫っていく酸賀になぞらえて「全国に酸賀さんが大量発生している」という声が多く上がった。
- 仮面ライダーヴァレンのカラーリングとモチーフがチョコレートとホワイトチョコレートであることから、変身アイテムであるヴァレンバスターにはチョコダンが素材として使用されているという考察がある。
関連動画
関連タグ
サンユニコーン ← チョコドンフォーム
2号ライダー基本フォーム変身アイテム