蓮華「戻ってきた……!!」
『アルケミスドライバー!』
『アルケミスリンク!』
「この一言で私は変わる。字(あざな)は……“仮面ライダーマジェード”!」
『As above, so below…』
「変身!!」
『『ガガガガッチャーンコ!』』
『プロミネンスホーン!』 『『サンユニコーン!』』
「私がいる限り、あなたの魔法は通用しない!」
宝太郎「九堂…?九堂なのか…!!?」
概要
『仮面ライダーガッチャード』に登場する形態。
ユニコンとザ・サンのライドケミーカードを装填して変身する、仮面ライダーマジェードの基本形態。また、設定上はガッチャードライバーで組み合わせることでガッチャードも変身可能であり、アプリ『ガッチャードファイル』にてその姿を確認できる。
アルケミスドライバーの仕様上音声が東雲はる氏のボイスと小西克幸氏のボイスのユニゾンが多くなっており、変身音で鍵括弧1つの部分は東雲氏のボイスのみ、2つの部分はユニゾンボイスとなる。
容姿
頭部にはユニコーンを模した角が生えている。
また、頭部からは長髪のようなものが生えている。胸の装甲にはオレンジ色の結晶体・アルケミスジュエルが埋まっており、同様の結晶体が体の各部にある。胸部のアルケミスジュエルの奥には燃え盛る太陽のグラフィックが表示されている。
肩には九堂りんねの衣装にあるようなマントがあり、ブーツはヒール、または馬の蹄のようになっている。全体的に、騎士のように精悍でありながら華麗さも併せ持つ外見をしている。
スペック
身長 | 197.9cm |
---|---|
体重 | 70.7kg |
パンチ力 | 7.9t |
キック力 | 9.2t |
ジャンプ力 | 15.8m(ひと跳び) |
走力 | 7.1秒(100m) |
スペック値はガッチャード・スチームホッパーより走力以外少し下回るが、強力な力を持つコズミックとファンタスティックのケミーによるガッチャンコケミーなだけあり、そのスチームホッパーやそれ以上のスペックを持つスーパーガッチャード・クロスエックスレックスを苦戦させたケルベロスマルガムに対しサンユニコーンはほぼ一方的な戦闘を展開できるなど、スペック値以上の力を発揮している。
アルケミスドライバーには「エンブレムアルケミキサ」と呼ばれる光彩錬成陣展開盤が搭載されており、形成されたフィールド内に高等術式を光速展開することで錬金術師の技量を遥かに超えた力を授ける機能を持つ。つまり、事実上のマジェードの性能は上記の「数値上の」能力を大きく上回っており、数値上は格上のファイヤーガッチャードや仮面ライダーヴァルバラドとも肩を並べる実力を持つ。
能力としては、ザ・サンの無尽蔵のエネルギーとユニコンの浄化作用が合わさることで魔法を無効化できるという基本形態にしては破格の性能を誇る。劇中ではウィザードマルガムの魔法により生み出されたポーンジャマトやジャマトライダーを一瞬にして消滅させ、更にガッチャードやヴァルバラドらが大苦戦しあのギーツⅨにすら善戦したウィザードマルガムを一方的に完封撃破するという驚異的な戦果を挙げた(恐らく、初登場補正だと思われる)。
ウィザードマルガムそのものに対して特効となる対魔法能力があったとはいえ、初陣としては破格の大金星と言える(なお、後述の影響で変身能力が一度失われたため、直後のギーツキラー戦には参戦できなかった。ギーツキラーに対してはスターガッチャードとギーツⅨが二人で圧勝を果たしている)。
初登場時点では魔法を打ち消す力として描かれたが、ユニコンの力を額面通りに受け取るならば本来のこの形態の能力は高いエネルギーを用いた浄化であり、それが魔法に適用されたと考えるのが妥当だろう。本編第19話では治癒能力も見せており、戦闘以外の応用も得意としている。ただ、レプリユニコンという形で同じ力を持つドレッド壱式や幻覚作用の能力も付与された闇の力を操るクラーケンマルガムには無効化されてしまっている。
基本的に魔法の力抜きでは徒手空拳で戦うことの多い形態ではあるが、第31話では仮面ライダープラチナガッチャード、『ザ・フューチャー・デイブレイク』や第46話ではレインボーガッチャードからエクスガッチャリバーをシェアされながら敵を切り裂くという描写もあった。
一方で、上級錬金術師でないと制御することができないとされるコズミックとファンタスティックの2種類のライドケミーカードを本来はまだ青いアルケミストリングの階級であるりんね(マジェード変身直前にオレンジに変化している)が無理矢理使っているため消耗も激しく、劇場版での戦いの後では変身はおろか錬金術そのものが一時的とはいえ使えなくなってしまっていた。
この消耗については本編で改めて本人が錬金術師としても戦士としても成長を果たしたことである程度解消されたらしく、初登場の第19話以降でも変身できている。ただし力の消耗が大きいのは変わらないようで、この問題に対処すべく鶴原錆丸はりんねのアルケミストリングの力を急速充填できるようアルケミスチャージャーを開発している。
第28〜29話では充填中に蓮華から緊急事態として九ツ村で起きた妖怪事件の対処に急行したために変身に必要なエネルギー量まで回復しておらず、一貫して変身できずにいた。
必殺技
- サンユニコーンノヴァ
『『アルケミスリンク!』』
『『サンユニコーン!ノヴァ!』』
アルケミスドライバーのアルケミスリンカーにハイアルケミストリングを1回かざし、アルケミスドライバーのセミアルトヴォークを操作して発動する必殺技。
舞うように飛び上がり両足から連続で蹴りを放つ。炸裂時には太陽系のエフェクトが発生する。
ウィザードマルガムを一撃で撃破する威力を誇る。
第19話ではケルベロスマルガム、第25話では仮面ライダーヴァルバラドの「ヴァルバラドクラッシュ」との同時攻撃でゴリラマルガム・ラフレシアミクスタス、第27話ではレプリケミーによって作られたマンティスマルガム、第31話ではプラチナガッチャードとの同時攻撃でクラーケンマルガム、第44話ではサブマリンマルガムを撃破した。
第41話ではゴーレム戦にて隙を作るために使用し、プラチナガッチャードのトドメへと繋げた。なお、その後仮面ライダーレインボーガッチャードや仮面ライダーヴァルバラドと共にトリプルライダーキックをジェルマンに使用し、瀕死状態にまで追い込んでいる。
『ガンバレジェンズ』では両手から太陽を発生させ、飛び蹴りで敵にぶつける。
- サンユニコーンビッグバンノヴァ
『『ハイアルケミスリンク!』』
『『サンユニコーン!ビッグバンノヴァ!』』
アルケミスリンカーにハイアルケミストリングを2回かざし、セミアルトヴォークを操作して発動する超必殺技。
- ヨアケルベロスストラッシュ
『ヨアケルベロス!ストラッシュ!』
エクスガッチャリバーにヨアケルベロスのカードを装填して放つ必殺技。3つに分裂する円形の斬撃を放つ。
劇中ではガッチャードが取り落としていたエクスガッチャリバーを拾い、クラーケンマルガムへの不意打ちとして使用した。
- ケミーライズ(ネミネムーン)
第31話で使用したケミーライザーの必殺技。ネミネムーンの持つ日食(エクリプス)の力によって太陽の力(ザ・サン)を覆い隠しつつ、ガッチャードの必殺キックを敢えて自分に撃たせることで一時的に自身を仮死状態にするという応用で見事マルガムの幻惑を攻略した。なお、この時には日食によって太陽の力が覆い隠されていたため、複眼とアルケミスジュエルが真っ黒のマジェードという珍しい姿も見られた。後に第33話でムーンケルベロスも複眼のみだが似たような姿になった(こちらは無関係のパーツを強引に装着させられていたのだが)。
発展形態
変化した新たなベルトマジェスティードライバーでハイアルケミストリングに加え、プロミスアルケミストリングを使用、そして双方のケミーが進化したトワイライトユニコンとトワイライトザ・サンを使用して変身する強化形態。
余談
- 変身音の『プロミネンスホーン』の部分だが、プレミアムバンダイのDXアルケミスドライバーユニット販売ページやバンマニ!での紹介動画の字幕では「プロミネンスホース」と誤表記がされていた。仮面ライダーウインド登場に伴う2次受注開始時は修正されている。
- ユニコーン、及び馬をメインモチーフとしたライダーが本編に登場するのは初。
- ユニコーンモチーフのライダーとしてはユニレイサーフォーム以来。これ以前の本編に登場した馬がモチーフに使われているフォームとしてはファンタスティックライオンがある(こちらはペガサスであり、ボディの一部に使われている)。
- ちなみに太陽モチーフの仮面ライダーはウォズギンガタイヨウフォーム以来。
- 仮面ライダーとコトダマンがコラボした際、アプリに収録されたサンユニコーンの音声の一部に没音声と思われる部分が確認されている。具体的には変身時の『アルケミスリンク!』が『マジェード!』になっていたり、必殺技音声のうち『サンユニコーン!』の部分が東雲氏のボイスのみかつ発音がかなり異なっているという2点が挙げられる。
関連動画
関連タグ
ゲーム限定フォーム:ガッチャードの場合は実質該当する。
ラッシングチーター:バッタがモチーフの令和ライダー作品のオレンジの女性ライダーの基本形態。