死と乙女
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しとおとめ
生と死は紙一重の存在。
それはエロスとタナトス。
「死」を象徴するものと少女を並べて描いたイラストに付けられるタグ。
まだ若々しい乙女を「生」の象徴と考えると、これは「生と死の象徴」という事になる。
中世に、黒死病(ペスト)が大流行し、「メメント・モリ(memento mori)」(死を忘れるな)というラテン語の題材ができ、髑髏とみずみずしい果物などを配置したヴァニタス(虚栄)画というものがよく描かれていた。
「死と乙女」というテーマはそこから派生し、19世紀末ごろに世紀末の退廃的な気分の中で流行した題材である。代表的なジョン・エヴァレット・ミレーの『オフィーリア』などが描かれたのもその頃である。
20世紀に入ると、精神分析医のフロイトがそれに着想し、「エロス(生の本能)とタナトス(死の本能」という概念を提唱した。
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