概要
かつて愛知県あま市に存在した一戸建ての住宅。その建てられた土地が三角形の敷地だったため、そう呼ばれるようになった。外観が黄色かった事から「黄色い家」、「イエローハウス」とも呼ばれていた。あま市甚目寺町にあった事からも「甚目寺の家」とも。
大通りに面していて一見すると、どこにでもありそうな家だがここは愛知県屈指の心霊スポットとしても非常に有名だった。それはかの有名なホラー映画『呪怨』のモデルとなったのでは?と噂される程の心霊現象が起こると言われている。
その災い
三角の家に住んだ住人達は、忽ち不幸になり住居から去っていったといい、その昔ここら一帯は墓地だった。墓地は移転する事となり、一度更地となったのだが、ある日お婆さんはそこに青果店を建てたが、長く続かず立ち退く事となったそうだ。
時が経ち、その地域は整理されて様々な住宅が建っていったが、その三角形の土地だけは何故か売れ残っていた。1980年頃、20代程の若い夫婦がその土地を購入し、三角の家を建てた。尚、建設工事中には二度も作業が中断したという噂もあるが真偽は不明。
共に新居を建てた夫婦だったが、幸せな日々は間もなく終わりを告げる。夫はギャンブル依存症に陥り、借金地獄。以前の夫婦円満だった頃からは見るも無惨で殺伐とした雰囲気が漂い、憎しみ合っていたという。ついに堪忍袋の緒が切れ発狂した妻は夫を殺し、自身も自殺したとされているが「夫婦は事故死」、「住宅ローンが払えず心中」、「どっちかが自殺した」という説も呟かれているが、この一件のあと幽霊が出るという噂が流れ始めた。
空き家となった三角の家、6組の夫婦が入居するのだが、いずれの夫婦も1年もせずに退去。中には一週間もせずに出ていったという。