- 将軍様はある時長大な紙を用意して一休さんにこの紙いっぱいにありがたい言葉を書くように命じた。すると一休は大きな筆で一本の長い線を書いた。どこまでもどこまでも書いた。やがて紙の端に近づくと、線を右に跳ねて筆を置いた。当然、将軍様はお怒りになったが、一休は言った。これはひらがなの「し」でございます。死は老いも若きも男も女も強きも弱きも富める者も貧しい者も分け隔てることなく、全ての人に必ず訪れます。このことを常に心に停めることは、大切なことなのです。だから、これはありがたい言葉なのです。
- 上記のように「し」の音は死を連想させるため、「し」を含む言葉を違う言葉で言い換えることがある。
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