概要
デデデ大王は彼を封じ込めるためにスターロッドを持ち出し、夢の泉の機能を停止させた。
2つの形態があり、どちらもスターロッドの力で倒すことになる。
ナイトメアパワーオーブを倒した後に出現する最終ボスで、マントを羽織りサングラスをかけてた悪魔の様な姿であり、カービィシリーズのキャラとしては珍しく魔物然としたデザイン。それでいて人間に近いパーツを持つというシリーズでは異例の姿。
瞬間移動を駆使しながら、星型弾を放ったり体を回転させながら突撃してくる。パワーオーブ形態に比べると、スターロッドの性質を非常に苦手とするキャラクターであり、特にスターロッドの直接の振り回しは彼の放つ星を打ち消したり、体当たりでぶつかってもカービィへダメージが通らなくなる(しかもこれによるカービィ側の攻撃は彼に有効)ため、天敵と言っていいだろう。攻めに躊躇しなければ優位に立てる相手であり、慎重になりすぎるとかえって辛い。
普段からコピー能力を使って果敢に攻めるプレイヤーにとってはなんてことのない反面、すっぴんカービィに慣れており相手の攻撃をうかがって反撃しようと試みると意外なほど苦戦する。
ナイトメアが夢の泉に現れた悪夢である事を踏まえると、夢の泉が流す夢の根源はスターロッドであるため、それが致命的な弱点になるというのはいかにもな設定である。
通常は無敵のマントで体を覆っており、あらゆる攻撃は通らない。しかし攻撃時にはマントから本体が出るため攻撃が可能。体力が多い時は体を晒して体当たりしてくるが、半分以下になると逆立ち状態で急落下してくるため後半戦は反撃にコツが必要。
倒すだけならジャンプ体当たりで安全に倒せるが、星形弾の方が高威力であるためRTAをするならその辺も踏まえておくと良いだろう。
なお、『あつめて!カービィ』ではミニゲームの「空中探検隊EOS」の最終ステージで立ちはだかる。従来のゲーム通りナイトメアパワーオーブから始まり、倒すとこの形態に変身してカービィを潰しにかかってくる。おまけに岩を落とす新技や追尾するエネルギーボールを出したりと技も豊富になっていたり、専用の新たなBGMが設けられていたりする(曲名は「まさかのナイトメア」)。まさかこの作品で彼を拝むことができるとは誰も予想しなかっただろう。スターロッド以外の力で倒すことのできる作品でもある。
『スターアライズ』では、ハイネスが「自分たちの一族は“銀河の危機とも言えるおぞましい悪夢”を退けた」らしい。ナイトメアとの関連の有無はわかっていないが、後述の亜種は、異空間ロードを開き闇の王や全てを滅ぼし兼ねない存在を呼び寄せているので、悪夢がどのようにして銀河の危機に陥れたか想像に難くない。余談だが、この亜種は呼び寄せた存在の手にかかって朽ち果てている。
ファミコン版の公式イラストでは歯が普通であり眉毛があるなど、ややコミカルなデザインであるものの、それでも十分悪魔然としたデザインだった。『星のカービィ 夢の泉デラックス』及びアニメ版『星のカービィ』以降は眉毛がなくなり、歯が牙になるなど、人間に近いパーツを持たせたキャラクターとしては人外としてのデザインをより強調させたものになった。
本人との関係は不明だが、『スーパーカービィハンターズ』ではアナザーナイトメアと言う亜種が登場する。あちらは、(ゲームシステムとの兼ね合いで)防御面を犠牲にして、耐久力と攻撃の激しさが増している。
戦闘BGM
夢の泉の物語
正式曲名:「最終ボス」
作曲者:石川淳
イントロがムービーと関連付けられており、終わると共に戦闘開始するという演出はインパクト抜群。ちなみにこのイントロはサウンドテストでは別曲扱いであり、再戦時には流れない。
『星のカービィWii』のラスボス戦に一部フレーズが用いられているなど、カービィのラスボス曲の中では意外と耳にする機会が多い。
夢の泉デラックス
少しだけテンポが速くなっている。
『タッチ!カービィ』では条件を満たすとドロシアソウル戦にて「なつかしの曲」として聞くことができる。
タッチ!カービィ
正式曲名:「スペクタクルスペース」
編曲者:石川淳
『タッチ!カービィ』特有の独特な音源。エレクトロニカ風となっており、テンポがさらに上がったアレンジ。
『星のカービィ ロボボプラネット』では6-7で流用。
スターアライズ
正式曲名:「ナイトメアーズバトル」
編曲者:石川淳
Ver4.0.0(無料アップデート第3弾)で追加。初期組のドリームフレンズ(バンダナワドルディ、デデデ大王、メタナイト)でバルフレイナイトに挑むと、BGMが彼のテーマのアレンジになるようになった。
テクノポップなダンスナンバー風になっており、夢の泉の物語25周年を意識したかのようにどことなくファミコン音源が入っているように聞こえるエレクトロニカにアレンジされている。
アニメ版
CV:銀河万丈
見た目のデザインやラスボスである点はゲーム版と共通しているものの、アニメ版では魔獣を創造する能力を持ち、それらを販売する自身の宇宙規模の企業「ホーリーナイトメア社」の会長かつ闇の帝王という設定となっている。
詳細はナイトメア(アニカビ)を参照。
コミック
デデデでプププなものがたり
第13巻収録の「追いかけっこで地獄いき!?」でエンマ大王として登場。
地獄に堕ちたカービィの舌を引っこ抜こうとしたが、間違えて中にいたグーイの舌を抜こうとしたことで逆に天罰を下されてカービィの部下になった。
ちなみに第12巻に収録されている「どっちがしあわせ?」ではデデデ大王に「Hey,This is a pen.」と語る外国人として登場していた。
ウキウキ大冒険
14話「あらたなる脅威」にて登場。
夢の世界にある夢の泉に封印されていたが、デデデ大王に封印の鍵であるスターロッドを盗ませた
ことで封印から解き放たれた(設定がゲームと逆…だなんてツッコんじゃいけない)。悪夢の力でカービィを自身の配下にしようとするが、ノディの妨害により失敗する。その後もMr.ブライトを操ってカービィたちと戦わせるなど他者の夢を介して悪事を働いた。
まんぷくプププファンタジー
コロコロコミック2021年7月号掲載分(コミックス8巻)にて、カービィたちが飛ばされた異世界の魔王として登場。
魔王討伐のため異世界召喚されたカービィ(ついでにデデデ)と対峙する。原作と同じく二人で協力するかと思いきやナイトメアの巨大な体躯と恐ろしい形相にカービィは戦意喪失。あっさりと寝返ってしまう。
本来ならカービィが勇者として「伝説のリング」の力で魔王を倒すはずだったが、リングを投げ捨てたためデデデが受け取ることに。そしてデデデが発動させた「スーパーエターナルビーム」によってカービィも魔王もまとめて倒されるという結末となった。
その後、デデデは真の勇者として国民に迎えられ元の世界へと帰還。カービィと魔王は仲良く封印されて放置された。
基本的にはデデデが被害に遭うことが多いのだが、今回はカービィが寝返ったり悲惨な末路になったりと珍しい内容だった。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズfor』にてついにアシストフィギュア化を果たす。世界を闇に包み込み、一定時間ステージが真っ暗になる。
意外にもCPUにも効果がある。しかしその特性故複雑なステージとは相性がイマイチなので、彼が真価を発揮できるのは終点などのシンプルなステージ。
星のカービィシリーズのアシストフィギュアはこれで2人目。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でも引き続きアシストフィギュアとして登場しているほか、スピリットとしても登場。パワーオーブの段階ではHOPEだったが超化してナイトメアウィザードになるとLEGEND級になり、かなり強力な上に「切り札チャージ妨害」と言う得能付き。
ちなみに同じ得能を持つのは長幼の差こそあれ天才科学者なので、アニメ版の設定を採用したのかもしれない?
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