ドロシアソウル
どろしあそうる
絵画世界を支配する ドロシア!
最後の戦いが ついに始まる!!
第一形態「ドロシアソーサレス」のローブの隙間からのぞき見えていた紫色の本体が巨大化し、この姿になる。
変身前の可愛らしさを持った姿とは異なり、混ぜ合わせた絵の具を球形に凝り固めたような体に、5つの目と大きな口を持つというある種のグロさを含んだ姿で、頻繁に画面が揺れるほどの咆哮をあげる。
力押しの戦法や狂ったような叫び声から理性を失っているとも考えられる一方、普段はカービィの攻撃が届かない画面奥で待機する等、完全に我を忘れているわけでもなさそう。
倒すと元になった絵の額縁の中に吸い込まれ、まばゆい光を放って砕け散る。
「絵画の魔女」らしい魔法を多用した「ソーサレス」に比べ、突進や押し潰しなど直接的で暴力的な攻撃が増える。技名のほとんどが韻を踏んでいることで有名。
- シューターカッター
画面手前にテレポートし、自身の周囲に無数のブーメランを乱射する。虹のラインやタッチで相殺可能。
- スプラッシュラッシュ
体を無数の小さな絵の具の塊に分裂させ、雨の如く降り注ぐ。虹のラインで防御できる他、タッチして打ち消せる。
- バウンドポンド
画面奥から2回跳ねながら手前に来て、3度目の着地でカービィを押し潰す。右、中央、左のどこかを攻撃するが、左右に大きく揺れながら迫るというフェイントも仕掛ける。
- デッドリーサン
画面の横に消えた後、その方向から炎を纏って水平に突撃を仕掛けてくる。
画面手前で連続で行う。この合間にタッチすることができ、3回(カービィ以外では5回)連続でタッチするとマヒするので、その隙に体当たりで攻撃できる。
- パラマター
画面奥からザコ敵「パラマター」を召喚する。パラマターは目を開いた瞬間にタッチすることで、ドロシアに打ち返して攻撃できる。
3種類おり、それぞれ攻撃方法が異なる。尚、攻撃に移行すると打ち返せなくなる。
正式曲名:「ドロシア ソウル」
作曲者:石川淳
戦闘曲はソーサレス戦でのBGMをアレンジして不協和音を多用したようなサイケデリックな曲で、カービィ随一の洗脳曲とまで言われることもあるが、非常に勢いがあり人気は高い。
石川氏は後に「Crazy Rolling in Money」や「La Follia d'amore」などといった狂気的な戦闘BGMを作曲しており、その先駆けとしても有名。
なつかしのBGMに設定していると『夢の泉デラックス』のナイトメアウィザード戦のBGMになる。
『スターアライズ』では、ボス連戦モードTheアルティメットチョイスの最高難易度の休憩室で使われる(強化版三魔官それぞれの戦闘前、前奏部分をカットしたショートバージョンにアレンジされている)。休憩室に使うべきBGMとはおよそ正反対の曲調であるこれを採用した背景は、息つく間もない連戦を表現したかったためであり、システム上は休憩室を必ず用意しなければならない状況でも心情的には休ませたくない狙いがあったという。
採用を発案した熊崎信也ディレクター曰く「石川さんの秘めたる作家性がもっとも表れているような1曲」とのこと。石川氏本人からも「これは熊崎流のやり方」「先に『集大成だ』って言われていなかったら、『この曲を休憩に使ってどうするんだ』って言いに行ってた」とツッコミが入っている。
初代ソウルというだけあり、後のソウルに引き継がれた要素が多い反面、他とは一線を画すところもある。
共通点
- ラスボスである。
- 更に言えば「物語の黒幕ないし事の発端となった存在が、何かのきっかけで変質・暴走したもの」である。
- グロテスクでアンデッド的な要素を持つ。
- 元が魔術系の敵である。
- 以上2つは星の夢.SoulOSは例外。
- 何かしらの強い妄執を持っている、あるいはそれを持った者に呼び起こされた存在である。
- 使用する技等の行動に類似性が見られる。(星誕ニル、カオス・エフィリスは正確にはソウル系のボスではないが便宜上記載する。)
ドロシアの技・行動 | 他ソウルの類似技 |
---|---|
シューターカッター | |
スプラッシュラッシュ |
|
デッドリーサン |
|
バウンドポンド |
|
テレポート |
|
安全圏での待機 |
|
※1非ソウル時でも使用(マホロアは第2形態、クィン・セクトニアは最終形態、エンデ・ニルは第4形態を「非ソウル」とする)
※2ソウルから派生した形態で使用。(通常版、ソウル時では使わない)