「きさまの タマシイが てにはいれば すべてが おわる。」
「…そのほったんは とおいむかし…」
「…と おもったが…」
「ええい めんどくさいっ!」
「じかんのムダだッ!」
「どうせ きさまは しぬのだッ!」
「ぬぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「みなのこころがひとつになれば、まけることなどありはしない!」
「ニンゲンよ、かくごしろ!!」
概要
魚人のモンスターで、モンスターの王であるアズゴア配下のロイヤルガードのリーダーを務める女騎士。騎士団への入団を志すパピルスの相談役でもある。
騎士団長を務めるだけありその武力は高く、尚且つ好戦的。
人間には容赦なく襲いかかるが、モンスターや友達のことは大事にするため、彼らの憧れの的である。
しかし本人は名声などには無頓着で、人気者という部類の人種にも関心がない様子。
また、情熱的で豪快な性格でもある。
細身だが片腕で岩にヒビを入れることができる怪力をもつ。一方でピアノの演奏が得意らしき描写も。
戦闘では、魔法で出現させる水色の槍を投擲して攻撃してくるだけではなく、槍を振って主人公のタマシイを緑色に変える。緑色の時はタマシイに向かってくる矢印を、盾で防ぐという変わったルールで迎え撃つ。通常の矢印は青いが、次に命中するものは赤色に変わるため、基本的には赤矢印の方向に盾を構えればほぼ問題ない。
ちなみにこの盾は、アンダインの台詞からわかるが「盾として使える槍」という設定である。
この時、「みどりのあいだは にげられないぞ!」とその趣旨を教えてくれ、確かにその場から動けず逃げられないのだが、逆に言えば「タマシイが赤なら逃げられる」ことがわかる。しかし説得に応じてくれる彼女ではないので、ここでその意味を「自由に動ける」だけでなく「バトルそのものから逃げられる」ことに気づく必要がある。一度解ればあとは逃避行である。
他のモンスターたち同様倒すことも可能だが、HPを0にする度に闘志を奮ってギリギリまで回復し、再び主人公に襲いかかるという踏ん張りをみせる。しかし、そうした状態が長続きする筈もなく、徐々に体勢を保てず矢継ぎ早の攻撃も徐々に弱まっていく。
最後は初見ならトラウマになりそうな演出を挟む。
なお、挑発したり序盤に過剰に攻撃を喰らうと、弾幕のスピードがアップしていく。しまいには、スピードだけならとあるボスをもしのぐようになるほど。闘志のスイッチが入れば割とすぐに本気を出せるタイプのようだ。
ちなみにこのアンダインには隠し要素があり、アンダインと友達になった後にリセットすると「貴様を追いかけている間妙な感覚にとらわれた。貴様ともう一度友達になりたい…そんな気持ちだ」と笑顔で言う。
しかしアンダインには通用せず「さては貴様マインドコントロールの使い手だな⁉︎」と結局は戦いになってしまう。
なんでや…。
鎧が熱くて動けなくなったアンダインに水を与えて助け、かつパピルスを友達にしており、それまで誰も殺していない場合はウォーターフェルにあるアンダインの家に訪れることができるようになり、
そのデートの時に飲み物を選ぶところがあるのだが、なぜか刀、冷蔵庫、アンダインを選んでも反応がある。
結局は「きんいろのはなのハーブティー」を選ぶことになるが、どうやらこのハーブティーはアズゴアも好きなものらしい。
しかしデート中、会話の流れで
「待てよ?私とパピルスが仲良くなったのは…料理のおかげだ!!」と言い、本来受けるはずのパピルスが不在だからとニンゲンへのお料理レッスンが始まる。
この時「料理に慈悲をかける」か「料理に情熱を注ぐ」かで反応が変わるが、この際アンダインがとる料理方法は中々に独特で、
- スパゲッティのソースにする野菜を素手で粉砕。
- パスタをかき混ぜるのに槍でめった刺し。
- 煮込むために火力を上げすぎて鍋が火を噴きだし、そして爆発。
と散々。パピルスの料理の腕が壊滅的なのも間違いなくこのせいだろう。
むしろこんなんに教わってるのにサンズに「来年には食えるものができる」と言われるパピルスは才能があるのかもしれない。
するとアンダインは槍を持ち、再び戦いが始まる。
「私の負けだ…。見ての通り私の家は炎に包まれ、貴様とも友達になれなかった。こうなったら…貴様が客人だろうと構いはしない!!こんどこそ全力で勝負だ!!」と戦いが始まるが、
ここで「なぐるフリ」をすると、アンダインは「ニンゲンが本当に強いもの」に気づくことになる。
容姿
魚人ということもあり、青い鱗の肌にヒレの形の耳など、水棲動物のような外見的特徴を持つ。
スレンダーな体型で、背が高い。
髪型は赤いポニーテール。
初登場時の後ろ姿から察すると頭頂部にのみ髪が生えているようにもみえるが、アルフィーとのとあるイベントでは前髪を流した比較的普通の髪型になるなどはっきりしない。
そのせいかイラストにおいても髪型の構成は様々な解釈がされている。
目付きは鋭く、目蓋には赤いアイシャドウを塗っている。強膜(白目)の色は黄色で爬虫類的な縦割れの瞳、歪な牙を持つ。左目にはアイパッチを当てている。
彼女は他の女性キャラクターと比べて男性的な見た目であるため、二次創作ではイケメンに描かれることが多い。
喜怒哀楽がはっきりしており、笑う時は破顔して豪快に笑っている。照れ顔がとても可愛い。
よく顔芸をする。ただし主人公が誰も殺していない場合に限る。
初登場時は銀色の甲冑を身に纏っているが、戦闘時には兜を外し素顔を晒す。
その後の専用イベントではタンクトップ&ジーンズにブーツという私服姿で登場。
更にアルフィーとのイベントで登場する際は私服の上からジャケットを羽織り首にはスカーフを巻くなど、ボーイッシュな洒落着姿も披露している。
人物像
アンダインは幼い頃から好戦的な性格のため、誰にでも戦いを挑んでいた。
ある日、自分の強さを証明しようとアズゴア王に挑戦を挑むが、アズゴアはアンダインの攻撃を避けるだけで反撃をしてこようとはしなかった。そんな彼に感化されたアンダインはアズゴアから直々に稽古を受けることになり、ついに彼を負かすほどの戦力を手に入れた。
アズゴアは彼女の能力を誇り、アンダインはそれからも地道に稽古を続けてアズゴアの親衛隊の隊長になったのだった。その過程があってアズゴアに忠誠を抱いており、7人目の人間である主人公の魂を奪おうと容赦なく襲い掛かってくる。
パピルスからは憧れを抱かれており、騎士団に入れるよう何度も申し込まれているがその度に断っている。パピルスの実力は彼女も認めており、デート中に「あいつは結構強い方だよ?」と言っているが、その理由は「彼が心優しく純粋すぎるから」である。
そのためパピルスに戦闘以外の道を与えようと料理を教えている。…ただし彼女自身の料理の腕は上述の通り散々な為、料理の方は反面教師になっている様だが。
アズゴア直属の科学者であるアルフィーとは親友で、実は彼女同様、人間界のアニメに興味を持っている。しかし、アルフィーが「アニメはニンゲンの歴史であり、ノンフィクション」と語ってしまった結果アニメの世界の出来事を現実だと思い込んでしまっている節があり、地上には「身長の10倍以上ある巨大な剣を振るう剣士」や「魔法の国のお姫様」などが実在すると信じ込んでいる。(そもそも彼女たち自身が魔法で作られたモンスターである為、人間の考えたようなファンタジーを地で行っている節はあるが)
条件を満たすと「アニメはフィクション」であることをアンダインに教えることができるが、この際砕けた心を押し固めて生きていくことを決める事をニンゲンに語っており、彼女のメンタルはかなり頑丈な様子。
モンスターにとっては正しくヒーローであり、彼女だけを殺害したNルートのエンディングではトリエルが新しいリーダーになるも即座に反乱を起こされ、トリエルが遺跡に追放された挙句、次のリーダーが決まらない状態になりモンスターたちが失望の日々を送ることになるなど、地下社会の秩序は彼女の存在が支えている部分がかなり大きい。
とりわけモンスターの子からは憧れの対象として見られており、危険を承知でアンダインの姿を傍で見たくて地元スノーフルの町をこっそり抜け出してウォーターフェルまで来ている。しかしPルートでは平和ゆえ冷静に彼女を観察した結果、好戦的な一面がまるでいじめっ子に見えたらしく情熱は冷めたようで、憧れの対象がパピルスに変わっていたりする。
なお、彼女との戦闘中のメッセージの中に「Smells like SUSHI.(スシの匂いがする。)」というものがあり、一部のファンの間ではよくネタにされている(2つの意味で)。
このことから日本のTwitterや動画サイト等では「寿司ネキ」と通称されていることも多い。
デルタルーンではクリス達の住む町の警察署長として登場。警察官の制服を着用しておりアイパッチは付けておらず両目がちゃんとある。
だが破天荒な性格はそのままであり、この町のあまりの平和っぷりにほぼ仕事がない状態らしく暇を持て余している。
また別の世界線であるためかアルフィーとは面識がない模様。
関連イラスト
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ウンディーネ(英語ではアンダインと読む) おっぱいのついたイケメン
フランドール・スカーレット:東方ダンマクカグラファンタジア・ロストの楽曲『U.N.Owen_Was_Hero?』にてまさかの共演。