機体解説
RGM-79KC ジム・インターセプトカスタムは、ジム・スナイパーカスタムをベースに艦隊護衛用として開発されたジム系統のMS。
本機専用に用意された「フェロウ・ブースター」をはじめとする数種の追加兵装ユニットが特徴。いずれも機動力と攻撃力を強化することを目的とし、本機はいずれかを両肩に装備することを前提としている。
その他の手持ち武装はビームスプレーガンやビームサーベルといった標準的なものを装備する。
ガードカスタムと開発コンセプトが似ているが、迎撃機として高い機動力による行動範囲と攻撃力に重点を置いており、ジムの総合的な性能向上タイプと言えよう。防御力に偏重し、取り扱いの難しい機体になったガードカスタムとは対照的である。
スナイパーカスタム50機のうち、後期に生産された10機がこの仕様で生産され、ア・バオア・クー戦に投入されたといわれているが、詳細な戦果や所属部隊については資料の散逸などによりはっきりとしたことは解っていない。 ただ負傷していたジョニー・ライデンを捕縛したウェイライン隊に配備されているのが判明している。
元々は『MSV』のジム・スナイパーカスタムのプラモデルの解説書に名前だけが登場し、画稿は存在していなかったが、雑誌「ガンダムエース」の企画『MSV-R』において新規デザインされた。
フェロウ・ブースター
大気圏外用の追加兵装ユニット。大型ブースターとミサイルランチャーを多数搭載し、火力と機動力を増強させている。コンセプト的にGアーマーの簡易型であるが、開発に当たり、既に完成していた大気圏内飛行ユニット「コルベット・ブースター」をベースにしているため生産性や稼働率に優れ、戦後45基が新規に発注されている。インターセプトカスタム本体との稼働率の差を埋めるべく、通常のジムにフェロウ・ブースター接続用のジョイントを追加した代替機も少数存在した。
ガンプラ
1/144スケールでHGMSDシリーズのキットとして発売されている。
残念ながらフェロウ・ブースター付属使用はプレミアムバンダイ限定でのみの受注販売である。