ガンダムよ、このザクを倒せるか。
概要
TVアニメ『機動戦士ガンダム』の第15話『ククルス・ドアンの島』を映画化した作品。
2021年9月15日に行われた「第2回ガンダムカンファレンス」にて発表された。2022年6月3日劇場公開予定、監督は安彦良和。参考
安彦氏曰く「ガンダムを映像で作るのは、これが最後」。
また、英語版では未だファースト15話の正式リリースが限られている為、海外展開をどのように行うかは不明。
今作はTV版ではなくTHE ORIGIN準拠の設定となっており、ジャブロー編(THE ORIGINではオデッサの戦いの前)の後の時系列のため、TV版ではまだいなかったスレッガー・ロウや、ジムが登場する等の違いがある(なお、THE ORIGIN版ジムは今作が映像初登場となる。逆に、リュウ・ホセイは原作と違いすでに戦死しているため未登場)。
ただし、THE ORIGIN版の同名のスピンオフコミックとはつながらないパラレル的な話となっている。
タイトルに「ORIGIN」が付いていないが、これはスタッフが「つける必要もない」と判断したためとのこと。
他にも、
- 舞台となる島は、TV版では場所などの詳細は不明だったが(日本近海という説があるが)、映画ではアフリカ大陸沖合、カナリア諸島の「アレグランサ島」という実在の島となっており、島には何らかの秘密が存在する。
- ドアンがジオンの精鋭部隊「サザンクロス隊」の隊長だった。
- 彼が保護している子供が4人から20人に増えている。
- 子供たちの最年長の少女の名が「ロラン」から「カーラ」に変更されている。
- 本作オリジナルのザク「地上用高機動型ザク」が登場する。
- THE ORIGIN設定ではコア・ファイターは存在しないはずだが、コア・ブースターは登場する(※)。
- TV版では一時的にフェードアウトしていたシャア・アズナブルが、こちらも本作オリジナルの「シャア専用高機動型ザク」と共に回想シーンのみであるがゲスト出演する。
等の本作オリジナルの設定もみられる。
脱走兵「ククルス・ドアン」とアムロとの交流という本筋は原作と変わらないが、以上のように少なからずアレンジが加えられている。
※コア・ファイターの代わりに「コア・ポッド」はある。また、合体機能を持たない純粋な戦闘機としてコア・ファイターらしき機体はTHE ORIGINにも存在している。
ノベライズ版が同時に発売されており、映画では不明瞭な一部内容を補完している。
- PV第1弾
- PV第2弾
- PV第3弾60秒ver
- PV第3弾30秒ver
劇場版登場人物
ドアンと島の子供たち
アマド(CV:永竹攻幸)
グイド(CV:佐々木煌将)
ホセ(CV:木村皐誠)
タシト(CV:森谷蓮)
フリアン(CV:吉田奏佑)
マテオ(CV:織田海誓)
ロペ(CV:春野杏)
チータ(CV:安藤紬)
ドラ(CV:吉澤梨里花)
ヒセラ(CV:田村奈央)
イネス(CV:種﨑敦美)
テレサ(CV:赤尾ひかる)
ユイ(CV:渋谷彩乃)
アダ(CV:種﨑敦美)
マルコ(CV:桑原由気)
ダナ(CV:田村奈央)
ルペ(CV:桑原由気)
ダリオ(CV:渋谷彩乃)
ホワイトベース隊
レツ・コ・ファン(CV:潘めぐみ)
キッカ・キタモト(CV:新井里美)
オルセン(CV:松本健太)
リツマ(CV:川田紳司)
バーバラ(CV:朝井彩加)
ハロ(CV:新井里美)
地球連邦軍
ヨハン・イブライヒム・レビル(CV:中博史)
ジオン公国軍
サザンクロス隊
その他
主題歌
Ubugoe
作詞:松井五郎
作曲:doubleglass
編曲:冨田恵一
歌:森口博子
関連タグ
かってに改蔵:57話の「終末後の未来世界に残すべき文明」の中で、アニメカテゴリーとしてククルス・ドアンの島が選ばれ、また未来予想図の中で劇場版が作られていた。かつての読者の間で予言者扱いされたのは言うまでもない。
関連リンク
君は、この子供たちのために戦えるか?
君の仲間とでも?