概要
「月刊ホビージャパン」1987年9月号から1988年2月号のに連載された短期集中企画。
正式タイトルは『TYRANT SWORD Of NEOFALIA』。
直前まで同誌で連載されていた『MOBILE SUIT in ACTION ジオンの星』に引き続いて、メカニックデザインと設定等は藤田一己、フォトストーリーの脚本は藍田豊が担当した。
パラレルワールドの宇宙世紀0086年を舞台としており、登場する勢力の設定、モビルスーツの設定とデザインもアニメ・小説『機動戦士Zガンダム』とは異なっている。
本企画の最大の特徴は、主役となる兵器群がモビルスーツでなく、モビルスーツの性能を遙かに上回る新型機動兵器「ソード」である。
登場人物
キース・マクレガー
26歳。ニュータイプの亜種とも言われるネクスト・ワンの能力を保有する地球連邦軍辺境守備艦隊MS部隊のエース。そんな貴重な能力を持ってるもんだから、ネオファリアに引き抜かれ、ネモ・ソード改、タイラント・ソードのパイロットを務める事に。
ネイナ・ラフィット・ファルム
30ん才。SE計画の提唱者で、タイラント・ソードの開発者。年齢だけ見ると年増だが、イラストではそんなに年をとっているようには見えない。むしろとても可愛い。
パプティマス・シロッコ
木星師団(ジュピターズ)の長。キースの操縦するタイラント・ソードとの戦いで、専用機メッサーラ・ディノファウスト・ジュピターを損傷させられるわ、地球侵攻用のメッサーラ・ディノファウスト・アルファ86機を全て壊滅させられるなど、今作で一番トホホな人。
登場メカ
ネオファリア
ネモ・ソード改
キースが初めて乗ったソード。SEジェネレータの不調のせいで事故を起こし、危うくキースを殺しかける。テストで二機が大破し、SE計画発展の為の尊い犠牲となった。
ネモ・ソード改プロト3(スレイヴ・ソード)
上述の3号機、唯一生存した機体。タイラント・ソードくんがロールアウト後は常にテストフライトに同行した為、スレイヴ・ソードの愛称を与えられたが、後に登場するスレイヴ・ソードとは別機体である事に注意して頂きたい。テストでは左手をあげて、開始をお知らせする、実戦では敵部隊から離れて戦況をモニタリングするだけで一切破壊行為を行わないなど本作一の萌えソード。
タイラント・ソード
主役機。当たったらエネルギーが内部から解放されて致命傷を負うビームをばら撒くマシンガンを持っている。こいつの運動性の前では、いかなる高出力のMSだろうが、スローモーション以下にしか過ぎないのだ。
タイラント・ソード改“アグレス”
タイラントの改修機。接近専用の武器がないのを反省して、「Z計画」のモビルスーツからビームサーベルを調達した。ついでにシールドも。
最強技はSEフィールドの発生ベクトルを敵機に向ける事。メッサーラ・ディノファウスト・アルファ総数84機はしぬ。その光景は、見えざる神の手により操られる光の剣、つまり本作のタイトル「タイラント・ソード(暴君の剣)」なのだ。
スレイヴ・ソード
奴隷(スレイヴ)の名前が示す通り、タイラントに付き添う無人機。タイラントに比べれば性能が40%程度と書くと頼りなさそうに見えるが、本機二機とアグレス一機で木星師団を相手取り、五分足らずで、二隻の戦艦と七隻の巡洋艦を沈めてるなどとんでもない戦果をあげている。
木星師団
メッサーラ・ディノファウスト・ジュピター
シロッコの専用機。タイラントのビームが当たるが、損傷部分を排除して九死に一生を得る。
メッサーラ・ディノファウスト・アルファ
地球侵攻作戦を目的に開発された機体。全部で86機生産されたが、タイラントに全て抹殺された。
地球連邦軍
GMⅡ
キースの元愛機。Zガンダム世界の同機とは異なり、ガンダムに匹敵する性能を誇る。
ネオ・ジオン
マラサイ
この世界ではネオ・ジオンの主力MSなのだが、悲しいかな、辺境守備艦隊で運用されているジムⅡと性能差がありすぎて、同艦隊では撃墜マークを付けるより、新型MSと接触する方が名誉な風潮が発生している。
デザインはあるけど本編には未登場の皆さん
ネモ
この世界ではガチムチ高火力を目指した結果、運動オンチになってしまい、ジムIIに量産MSの主役の座を譲る事になってしまった。
サム
U.C.0087におけるティターンズの主力。
名前だけ登場の皆さん
文芸設定だけでデザイン画もない人達。
エプシィG
ガンダム?
ZETA / ゼータ
ガンダム?
MK-Ⅱ・G
ガンダム?
ミータ
ガンダム?
シータ
ガンダム?
ギーガ
ガンダム?