曖昧さ回避
- 甲虫の分類群。本項で記述。
- 『星方武侠アウトロースター』のキャラクター。
概要
オサムシ科のうちハンミョウ亜科(文献によっては独立した科としてハンミョウ科とも)に属する甲虫の総称。またはその1種ナミハンミョウ(Cicindela japonica)の事。漢字は「斑猫」と書く。英語名は「Tiger beetle」、中国語名も同じ意味で「虎甲」(トラの甲虫)という。
近縁であるオサムシ同様スマートな体型、細長い脚と数珠状の触角を持つ他、特徴として大顎が大きく発達しており、この顎で標的を捕食する肉食昆虫である。ハエやアリの他、ヨコエビ、ミミズなども捕食する。視力に優れ、複眼が大きく発達した種類も多い。
走りが素早く、その速さで獲物を追い込み、敵にも狙われにくくなる。多くはそこから瞬時に飛行に移ることも可能であるが、地上生活に特化して後翅が退化し、飛べなくなった種類もいる。
幼虫は縦穴の巣を掘って地中で暮らし、通りかかった虫を穴に引きずり込んで捕食する。この生態によって独特な姿に特化しており、強大な顎を持つ頭は穴を塞ぐ円盤状で、背中には巣の内壁に引っかかるアンカーが生えている。
種としてのハンミョウ (ナミハンミョウ)
本州、四国、九州に分布し、体長約2cmと、日本のハンミョウ類の中では最も大型になる。
河原や林道、神社、公園などの砂地に生息する。
青、赤、緑に輝く前翅を持ち、人を見るとピョンピョン飛び跳ねて逃げる事から「道教え」とも呼ばれる。派手に見えて地面にとけ込みやすい模様。
主な種類
- ナミハンミョウ(メイン画像)
- オキナワハンミョウ
- ニワハンミョウ
- コニワハンミョウ
- エリザハンミョウ
- カワラハンミョウ
- アイヌハンミョウ
- マガタマハンミョウ
- オガサワラハンミョウ
- トウキョウヒメハンミョウ
- オオエンマハンミョウ(世界最大のハンミョウ、闘虫映像で有名。)
新甲虫王者ムシキングのハンミョウ
ナミハンミョウが2016セカンドよりおたすけムシとして登場(名前は「ハンミョウ」)。属性はチョキ、レアリティはN。おたすけ技はチョキで勝つと2ターン自軍の防御力を上げる「勝利への道しるべ」。
最もテクニックの伸びが大きいチョキNおたすけであり、おたすけムシはレアリティが低いほど強化倍率が上がることから、テクニックの高いものが多いチョキSSR甲虫に装備し高速周回に使われることが多かった。