概要
大学卒業後、バンダイに就職し玩具の企画やPCゲームソフトの『時の国のエルフェンリート』の製作に携わっていた。また、学生時代にアークシステムワークスでアルバイト(テレビ原作ものの企画やデザインに参加)していたことを明かしている。
28歳の頃、本格的に漫画家を目指すためバンダイを退社。
2000年1月『ヤングジャンプ増刊号 漫革』に読切版の『エルフェンリート』が掲載され、漫画家デビュー。2002年6月から『週刊ヤングジャンプ』に連載版の『エルフェンリート』がスタートし、アニメ化も果たすなど高評価を得る。
漫画家としての活動に加え、『君は淫らな僕の女王』(作画:横槍メンゴ)では原作を務めた。
少年誌としては過激なエロ・グロ描写や、斜め上をいく突飛な設定・どんでん返しのストーリー展開が特徴である。作画面では『エルフェンリート』〜『極黒のブリュンヒルデ』まではかなり不安定で、「下手」という評価も多かった。
2017年の『パラレルパラダイス』以降、画力が顕著に向上している。(半年かけて専門学校の社会人向けコースで絵を再勉強したとのこと)
なお、萌え系の可愛らしい絵柄に対し描写や展開はハードというギャップから「グロ好き」と見られていたが、2018年ごろにTwitter上でこれを否定している。
本人によれば、初期の短編集でもわかるようにもともとエログロ描写は取り入れていなかったが、『エルフェンリート』時代の担当が『GANTZ』も兼任しており、この担当の影響が大きいとのことで「首を飛ばすとネームのOKが出るからバンバン飛ばしてただけです。」とコメントしている。
死の描写に関しては(死体の顔を描くなど)気持ち悪くならないようにすること、痛そうに見えるのも避けたいと言及している。
また、重要な登場人物でもあっさり死んでしまうような展開については「誰かしら死なないと物語に緊迫感が出ないじゃないですか。特に作品のメインにくるキャラクターって「どうせ死なないだろ?」って読者に思われがちなので、盛り上がりに必要であればメインキャラでも殺します。」と語っている。
元バンダイ社員で現在声優に転向したボルケーノ太田は、バンダイ時代の同期である。
Pixivでは、岡本作品を題材としたイラストや画風を真似たイラストなどにタグが使用されている。