概要
畑健二郎の漫画雑誌初連載作品。
2002年、畑は当時の担当編集者である坪内崇から、変わったスポーツを題材とした短期連載の企画としてスポーツとしてのライフセービングを題材とした漫画を提案された。
この時、畑は坪内にライフセービングの知識がないと答えたが、坪内は畑の師匠がアイスホッケーを知らないのにアイスホッケーの漫画を描いたことを引き合いに出して執筆を促したという。ただし、本作品は引き合いに出された作品とは異なり、本来のライフセービングの要素が強い。また、本作ではライフセーバーの事を一貫してライフセイバーと表記している。
後に畑が執筆した『ハヤテのごとく!』にも本作のキャラクターが登場しており、両作のクロスオーバー的なエピソードも存在する。「大和の弟を名乗る少年と、彼が仕える少女が現れる」という構想は本作連載時点で既に存在していたらしい。
あらすじ
高校2年の夏、南野宗谷は高校最速のスイマーと言われるまでになった。
一方、宗谷の幼馴染である瀬戸美海はカナヅチでありながらも、ライフセイバーになることを志望していた。
宗谷が美海のためにもらってきたライフセービングの無料講習会のチラシの案内に従い、宗谷と美海、そして二人の友人アユと聖は、かつて美海が溺れた海にある海水浴場の海の家「人命」で講習を受けることになる。
「人命」のライフセイバー、戦部大和による、宗谷たちへの講習が始まった。
オーストラリアからやってきたギルバート・ケントが受講生に加わり、海水浴場で開かれたビーチバレーやオバケ魚退治の釣り大会をやりつつ、大和・ギルバートの助力で最後の敵である海底人のロボット兵器を倒した宗谷は、大和にライフセイバーとしての適性を見いだされるのであった。
登場キャラクター
- 南野宗谷(みなみのそうや)
- 瀬戸美海(せとみつみ)
- アユ
- 聖(ひじり)
- 戦部大和(いくさべやまと)
- 朝凪かすみ(あさなぎかすみ)
- ギルバート・ケント