概要
「王族の庭城(ロイヤル・ガーデン)」の「死が籠められた箱」に封じられていた、全長10メートルを超える正体不明の怪物。「太古の神格」を有する「英霊」の一人。
外貌は眼窩の奥に怪しげな光を宿し、額から二本の角を生やした巨大な骸骨。
迂闊な発言の多いお調子者で、打たれ弱い性格の「金持ちのおっさん」とのこと。
血型はAB型。好きなもの・得意なことは、黄金、富国強兵、森のお花のお手入れ。嫌いなものは散髪とバカップル。
作中の逸話やプロフィールから察するに、その正体は『王様の耳はロバの耳』の童話で知られるフリギア国王ミダスと思われる。また、法仙夜空は彼の娘であることが示唆されている。
「王族の庭城(ロイヤル・ガーデン)」に独りで棲み続けていたが、そう至った理由や経緯は不明で、どれだけの年月をそこで過ごして来たのかも詳らかではない。
過去だけでなく目的のほとんどもまるで明らかにされていないため、さまざまな謎に満ちているという意味では作中屈指のキャラクターであると言える。
作中での活躍
物語が始まる10年前、天王州アテネがハヤテの両親に対して抱いた憎しみに呼応して復活。彼女と綾崎ハヤテが決別する一因となった。アテネは間もなく綾崎イクサの活躍によって庭城から解放され、ミダス自身もイクサの持つ王の剣・白桜によって斬り倒されたが、その残留思念はアテネに憑依しており、彼女を操り続けていた。
10年後、アテネを操ってハヤテの持つ「王玉」を奪い、その力で庭城に還ろうと試みるが、ハヤテを慕う三千院ナギ、鷺ノ宮伊澄、桂ヒナギクらの助力で計画は頓挫。最後はハヤテを殺そうと実体化して襲い掛かるも、伊澄が強化を施した木刀・正宗を手にしたハヤテに斬られ、遂に消滅した。