「父さんにはもっと…自分にふさわしい有意義な仕事があると思うんだ。」
「母さんはね、馬券を買っているんじゃないの。夢を買っているの」
概要
綾崎イクサと綾崎ハヤテの実の両親で父の本名は綾崎瞬という(母は本名不明)。
父は自分探しと称して定職には就かずに野球賭博に夢中、肉を食わせてやると言ってサファリパークに放置(したが自力でライオンから肉を盗んで逃げてきた)、絵画売買の詐欺で片棒を4歳のハヤテに担がせる、ハヤテの幼稚園の同級生達が持ってきた給食費を盗む、アテネがハヤテに送った指輪を売り飛ばしハヤテとアテネの決別の原因を作った。
母はハヤテの育児をおろそかにしてパチスロの裏ロム開発に夢中になる、病気のハヤテを放置してハヤテの給食費を持ち出してパチスロ(アニメではドラムはくるくる回る夢)をしに行くなどきりがない。また学費を回収するために勝手にハヤテの退学手続きをしたことも。
挙げ句の果てには1億5千万円にまで膨れあがった借金をハヤテに押しつけ、二人とも失踪。ハヤテの不幸の元凶である「人間のクズ」で、ハヤテ曰く『更生はまずありえない』とまで断言するほど。
「最終章」では、父親はハヤテがナギに楽しく暮らしてると聞き、不動産屋に変装して、千桜から情報を集め、分け前を貰おうとしたもの、ハヤテにばれて殴られたが、神埼に変装した母親にその事を報告、ナギの前で「騙したじゃなーい!勘違いを利用してさ。本当は誘拐しようとしたくせに…!! 恋人の振りなんかしちゃってさ!!」と満遍なくばらし、負の感情を爆発させる庭城への鍵を開くきっかけを作らせた。
と、この様に終盤で引っ掻き回したが、当の本人達はハヤテがせいぜい「金持ちの令嬢に取り入った」程度にしか認識しておらず、現在の彼がとんでもない厄介事に関わっているとは知らないまま、目先の欲に首を突っ込んでしまっていた。
そして最終回でこれが大惨事に繋がる事に気付かず、懲りずに次の計画に乗り移ろうとしていた所を計画を台無しにされて激怒したヒスイに襲撃され、拉致された母親は『全財産を使ってお前達に地獄に送り込んでやる。』と宣告を受ける事になり、そんな妻を見捨てて逃げた父親は駆け付けたイクサに殴り倒されて捕まり、死ぬより酷い最期を遂げた。
尚、ヒスイはハヤテからすれば姫神、両親、自分自身を含めた「ナギを傷付ける敵」であるがヒスイが両親を襲ったのは自身の鬱憤だけでなくナギの姉としても許せなかったようである->https://websunday.net/6362/]]
またイクサもかつて、ようやく再会できた兄に「欲しい物のために小さい女の子にすがる使い古したスリッパ並の価値しかない情けない男」と言われたこともありハヤテに「結局あの兄も…ろくでなしの血族だったんですよ!!」と罵倒されており、形は違えど両親と同格扱いされた二人が両親に制裁を下すというなんとも数奇なものである。
ハヤテの想像ではハヤテの生命保険で喜ぶ描写があった。因みに母親は子どものような絵を描いていることが多い。両親共に影に「父」「母」の文字が入った姿でしか描かれていないが、作者いわく実際はとても美形で誠実そう(実際、最終巻を見てもそんな感じ)で温和な顔をしているらしくだからこそ人を惑わすことができるとのこと。
ちなみに台湾版では原作より先に顔が出ているが、何の変哲もないお父さんとお母さんと言った感じ。原作では最早が考えがどうかしている程の狼藉者であったが、こちらではまだ現実に有り得る程度の親と言った感じで、ハヤテも原作程見放してはいない。
余談
アニメ一期のオープニングのサビ部分にてハヤテの両親と思われる人物が少しだけ登場してるが二人とも背中のみの出演だが後ろ姿のみで見れる限りでは今とは全く違う容姿である。
初期は家族の描写もギャグ描写で放置、もしくは改心して登場みたいな案もあったのかもしれない。