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E129系

いーいちにいきゅうけい

國鐵新潟ことJR東日本新潟支社待望の新造一般形電車である。
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概要編集

2009年頃からその存在が噂されてきたが、2012年冬にその形式名が明らかとなった。そして2013年7月2日、JR東日本から正式発表。同時に新潟支社から新津車両製作所(現・総合車両製作所新津事業所)での設計・製造であることも明らかにされた。新潟地区には211系が転属するというのが前評判であったために、それなりに驚かれた。


車体デザインはE233系E721系をベースとしているが、帯色はかつて活躍した70系新潟色を彷彿させる、黄色と朱色が採用された。本系列は従来車両と同じくMM'ユニット方式が採られているが、ユニット中央側の台車のみに主電動機が搭載されている。これは空転防止のため。


保安装置は従来の新潟地区用のATS-Psに加え、ATS-Pも抱合した統合装置を採用。これによりほくほく線や支社外の水上以南への乗り入れも可能となっている。またこれと2019年度導入のGV-E400系によって新潟地区へのATS-Pの導入が可能となり、上越線小出駅以南と新潟駅高架ホームがATS-Pに置き換わった。


落成後編集

2014年10月8日に最初の2両編成2本が出場し、12月10日より営業運転を開始した。2015年より115系の置き換えを本格的に進め、現在は新潟地区の主力車両となっている。

2017年3月ダイヤ改正までに当初計画の160両(2両編成30本と4両編成25本)が出揃い、同地区を走る一般形電車の8割を本系列が占めるようになった。その後、2017年度に4両1本と2両2本が追加、2021年度にも4両1本と2両2本が追加され、2022年3月現在は176両(2両編成34本、4両編成27本)が在籍する。

なお、2022年に計3編成8両が増備されたことで、2022年3月12日のダイヤ改正をもって新潟地区の115系を完全に置き換えた。


余談編集

公式試運転のスケジュールをわざわざ新潟支社が告知したものの、初日は車両不具合で午前中の試運転がキャンセルになったり、デビュー初日の出発式が大雪で中止になったりと、登場時は不運なエピソードが散見された。不運はその後も続き新潟地区からE127系・115系を一掃した直後には落雷の直撃を受け故障しE127が一時的に復帰する事態になりさらに翌月には坂町駅で水害に巻き込まれ水没し更に離脱車が出るなど散々な目に遭ってる。


なお、しなの鉄道でも115系の老朽置換えのため、本系列をベースとした新型車両「SR1系」を導入している。


関連タグ編集

E233系 E721系 HB-E210系 E127系 115系 GV-E400系 JR東日本 地産地消

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