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E353系

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いーさんびゃくごじゅうさんけい

E353系とは、JR東日本が保有・運用している特急形車両である。

概要

東日本旅客鉄道が所有する直流特急形電車の車両。2015年7月25日に量産先行車12両(S101編成+S201編成)が落成。約2年間の試験走行を経て、2017年12月23日にスーパーあずさとして営業運転を開始している。

外観デザインは「伝統の継承」・「未来への躍動」をコンセプトにしており、内装・外装ともにデザイン監修は四季島E7系等のデザインでおなじみの工業デザイナーの奥山清行が担当した。

2018年にローレル賞受賞。

JR中央本線篠ノ井線にて使われていた特急「スーパーあずさ」用のE351系の代替車両として開発されたが、同線系統の特急「あずさ」「かいじ」もE353系で統一する方針となったためE351系(12両×5編成)よりも製造両数が増えている。

基本編成が20編成、付属編成が10編成の213両が製造された。

編成構成はE351系時代の基本編成8両+付属編成4両から、基本編成9両+付属編成3両へ変更された。また、傾斜機構も従来の振り子式から空気バネ式に変更されているが、走行性能は従来と同等なものであるとしている。E353系で最も印象的なのがヘッドライト。白色LEDでハイビームモード(ライトユニット5基×2ユニット)と両ヘッドライト上部3基だけを点灯させたロービームモードがある。

パンタグラフは付属編成の2号車、基本編成の5号車・7号車・10号車に搭載され、内2号車と5号車は非常用も兼ねたダブルパンタ仕様となっている。電動車配置は付属編成は3両全てが電動車(クモハE352形とクモハE353形は0.5M車)、基本編成の4~12号車の内、5・6・7・10・11号車が電動車となっている。また2号車と9号車を除いた全ての車両に空気コンプレッサー(CP)を搭載、車体傾斜用で使用。

座席の配置は普通車、グリーン車と共に2+2列で、シート前後間の間隔(シートピッチ)は普通車が96cm、グリーン車が116cmとE257系と同じ配列になっている。

更に各座席にはPC作業ができるように、大型テーブルとコンセントが設置されている。

コンセントは車端部では肘掛の下。

それ以外は、全席の下部に設置されている。

運用

2017年12月23日にスーパーあずさとして運用開始。当初は4往復。

2018年3月17日のダイヤ改正でE351系を全て置き換え、スーパーあずさ全列車がE353系になった。

同年7月1日より、E257系によるあずさかいじの一部列車も置き換えを開始。(あずさ3往復、かいじ9往復)

2019年3月16日のダイヤ改正で、中央線特急列車を全て置き換え、全ての「あずさ」「かいじ」がE353系になった。またこのダイヤ改正より運行を開始した、特急「富士回遊」、特急「はちおうじ」「おうめ」も当形式を使用している。このダイヤ改正で、スーパーあずさの名称が廃止(あずさに統一)された他、新設された特急に置き換えられる形で快速「ホリデー快速富士山」「中央ライナー」「青梅ライナー」が廃止されている。

その他

  • S101編成は2015年7月23日、横浜にある製造メーカーの総合車両製作所構内で入れ替え作業中、8号車が脱線した。ヨーダンパーの一部に別のパーツに交換し、25日に無事出場している。
  • 量産車は先頭車に荷物棚スペースが設置され、窓が減った。量産先行車であるS101編成、S201編成も量産化改造が行われ、この部分の窓が埋められている。塗装はそのまま(黒い部分が長い)ため、判別は用意である。
  • 2019年7月13日、あずさ22号が篠ノ井線広丘駅~村井駅間の踏切で、立ち往生していた乗用車と衝突、S206編成が大破した。当該編成は長野総合車両センターまで回送後、長期間運用を離脱。2020年5月3日にトレーラーによる陸送にて碓氷峠を経由し、横浜の総合車両製作所に搬入、8月11日に修理が完了し、長野車両センターへ自走で回送された。

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