曖昧さ回避
- 日本アルプスに生息する鳥の一種→ライチョウ
- メーラー"Thunderbird"の通称
特急「雷鳥」
国鉄・JR西日本(一部JR東日本も)がかつて東海道本線(JR京都線・琵琶湖線)・湖西線・北陸本線・七尾線を中心に運転していた京阪神と北陸地方を結ぶ特急として運行された。
1964年(昭和39年)10月1日ダイヤ改正にて、北陸本線の電化拡大に伴い大阪駅〜富山駅間で特急「雷鳥」が1往復運転を開始。ただし、専用車両となる481系電車の落成が遅れたため、実際の運転開始は同年12月25日まで遅れた。また、名古屋駅発着の「しらさぎ」も設定されるが、同様に運行開始が遅れた。
それ以来、電化区間の延伸に合わせて富山以東や七尾線も発着地に加えつつ、京阪神と北陸地方を結ぶ特急列車として運行されている。
1964年に大阪駅と富山駅・金沢駅を結ぶ特急列車として485系で運行開始。
1975年に前年開通した湖西線経由に変更となり、1978年のダイヤ改正で大阪-新潟駅間の北越を吸収、583系での運用が開始される。
1985年に583系の運用と食堂車がなくなり、和風車「だんらん」が連結される。
1987年の国鉄民営化により、新潟へ行く雷鳥がJR東日本、それ以外はJR西日本の車両運用となる。
1989年にだんらんの運用が終了するが、翌年に半室グリーン車として改造された上で新しい展望先頭と共にスーパー雷鳥の編成に組み込まれた。
1995年より681系に置き換えられ、同系の使用列車はすべて「サンダーバード」となる。
2001年に新潟発着列車とスーパー雷鳥が廃止され、全てJR西日本の車両に統一される。
その後サンダーバード化が進んで雷鳥は年々その数を減らし、2011年3月11日に最後の1往復が681系(683系)に置き換えられて名称が消滅した。
なおさよなら運転の式典が行われる予定であったが、当日の下り最終列車の金沢到着前に発生した東日本大震災によって式典が中止となった。
以降の詳細はサンダーバード(列車)を参照。