1. 輝きの表記揺れ。
2. JR西日本・JR東日本が運行していた在来線特急の列車愛称。
3. JR西日本・JR東日本が運行している北陸新幹線の列車愛称。
かがやき(特急)
1988年(昭和63年)3月13日ダイヤ改正で金沢駅~長岡駅間で運行開始。東京~北陸間の速達化を目的として、上越新幹線の速達列車「あさひ」と接続し停車駅を絞った列車として運行された。
なお、同時に東海道新幹線との接続列車「きらめき」も運行を開始している。この両者は国内の在来線特急としては初めて表定速度が90km/hを超えた列車である。車両は485系のアコモデーション改良車(専用塗色)を充当し、最高速度は120km/hであった。
1997年(平成9年)3月22日ダイヤ改正にて、北越急行ほくほく線開業に伴い同線経由で運行開始された「はくたか」に使命を譲り廃止された。
最速の在来線特急
「かがやき」は、設定翌年の1989年(平成元年)3月11日ダイヤ改正にて、最速列車の所要時間を10分短縮し2時間32分とし、表定速度98.8km/hと「きらめき」を抜いて国内在来線最速に躍り出た列車でもある。
しかし、この座は長くは続かなかった。社会はより速い列車を求めていた――最高速度130km/h時代の到来である。1990年(平成2年)9月1日ダイヤ改正にて、JR北海道にL特急「スーパーホワイトアロー」が登場。国内在来線列車としては初めてその表定速度は100km/hを超えて102.6km/hに到達し、「かがやき」からその座を奪う。
だが、ここで終わる「かがやき」ではなかった。半年後の1991年(平成3年)3月16日ダイヤ改正では追うように最速列車の所要時間を4分短縮し2時間28分とし、表定速度101.4km/hに到達、3ケタの大台に乗った。最高速度120km/hのままで。それ以降、現在に至るまで最高速度が120km/hの列車ではこの後に続く列車は存在していない。
また、「かがやき」は安定して速かったのもその特徴である。通常、最速列車というのは多少の無理をしたダイヤで実現されることが多いのだが、この「かがやき」は全てが速かった。金沢駅〜長岡駅間において1995年(平成7年)の時刻表では定期列車6往復12本のうち、表定速度が100km/hに達していないのは下りの3号(99.4km/h)と上りの10号(98.8km/h)の2本のみであり、それらを含めた全12本平均の表定速度でさえ100.4km/hと非常に高い。こちらも現在に至るまでこれを超えた列車は前述した「スーパーホワイトアロー」とその後継の「スーパーカムイ」、「スーパー北斗」、また「サンダーバード」とその前身の「スーパー雷鳥(サンダーバード)」のみである。それらのうち北海道の2系統は減速運転により最高速度が「かがやき」と同等の120km/hに制限されて以降はその表定速度を維持できなくなってしまったことからも、「かがやき」の速さが実感できるだろう。
かがやき(新幹線)
2015年(平成27年)3月14日ダイヤ改正で長野駅~金沢駅間が延伸された北陸新幹線において、東京駅~金沢駅間を結ぶ速達タイプの列車の列車名。
2013年(平成25年)10月10日に「はくたか」「あさま」「つるぎ」と共に発表され、愛称公募結果では第5位。
E7系・W7系を使用した全車指定席の12両編成で、11号車がグリーン車、12号車がグランクラス。最速2時間27分で東京駅~金沢駅間を結ぶ。東海道・山陽新幹線の「のぞみ」、山陽・九州新幹線の「みずほ」、東北・北海道新幹線の「はやぶさ」に相当する。
「かがやき」という「ひかり」や 「のぞみ」などに見られる「形のない恒久的なもの」としての統一感と、終点である石川県金沢の加賀にかけているという、稀に見るネーミングセンスは、昨今のキラキラネーム駅名、キラキラ新市名などから見れば「素晴らしい」「そうそう無い快挙」と言う鉄道ファンが多い。
2015年の1番列車の指定席は25秒で完売した。
2024年(令和)3月16日ダイヤ改正の北陸新幹線金沢駅〜敦賀駅間延伸では、金沢駅発着の始発・終発1往復を除く9往復が東京駅~敦賀駅間で通し運行。うち5往復は金沢駅~敦賀駅間は福井駅のみに停車、残る4往復は途中駅に選択停車するタイプとなる。
停車駅
東京駅 - ⭐︎上野駅 - 大宮駅 - 長野駅 - 富山駅 - 金沢駅 - (小松駅) - (加賀温泉駅) - (芦原温泉駅) - 福井駅 - (越前たけふ駅) - 敦賀駅
- ⭐︎:1往復通過
- ( ):一部列車が停車
関連タグ
- メジロブライト:馬名の由来が本列車。
- E7かがやき/E7かがやき(Z)/E7かがやき(CW):新幹線変形ロボ_シンカリオンシリーズ
- 輝大士:列車名が四股名の由来になっている。