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路線データ編集

路線名津軽線
ラインカラースカイブルー
路線区間青森〜三厩
路線距離55.8㎞
軌間1,067 mm
駅数18駅
最高速度
  • 100km/h(電化区間)
  • 85km/h(非電化区間)
電化区間青森〜新中小国信号場(交流20,000V)
非電化区間新中小国信号場〜三厩
単線区間全線
閉塞方式
  • 自動閉塞式:青森〜新中小国信号場
  • 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式):新中小国信号場〜三厩
保安装置ATS-SN
運転指令所盛岡総合指令室(CTC)
第一種鉄道事業者東日本旅客鉄道(JR東日本):全線
第二種鉄道事業者日本貨物鉄道(JR貨物):青森〜新中小国信号場

青森駅(青森県青森市)と三厩駅(東津軽郡外ヶ浜町)を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)日本貨物鉄道(JR貨物)鉄道路線の一つで、地方交通線。


青函トンネル開通後北海道新幹線開業まで、JR北海道海峡線江差線と共に津軽海峡線の一部を構成していた。その為中小国駅〜新中小国信号場間は海峡線との重複区間となっている。なお施設上の境界は新中小国信号場、列車運行上の境界は蟹田駅で、津軽海峡線定期列車が設定されていた頃は蟹田駅でJR東日本と北海道の乗務員交代が行われていた。

これは蟹田駅が一部優等列車を除きほぼ全て停車していたのに対し、中小国駅は津軽線普通列車以外は全て通過していた為である。


沿革編集

開業〜国鉄民営化まで編集


国鉄民営化後編集

  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本が継承。
  • 1988年(昭和63年)3月13日:JR北海道海峡線開通。「津軽海峡線」の一部として直通運転開始。青森駅〜新中小国信号場間交流電化及び日本貨物鉄道が第二種鉄道事業者として4年ぶりに貨物営業再開。新油川信号場・新中小国信号場開設。
  • 1991年(平成3年3月16日:三厩駅の読みを「みうまや」から「みんまや」に変更。
  • 2016年(平成28年)1月1日:北海道新幹線開業準備に伴い終日運休。
  • 2016年3月22日:青函トンネルを経由する全優等列車が運休。
  • 2016年3月26日:北海道新幹線開通に伴い青函トンネルを経由する全優等列車が廃止。奥羽本線津軽新城駅への直通列車運行開始。
  • 2019年4月29日:指令担当をJR北海道函館指令センターからJR東日本盛岡総合指令室へ移管。
  • 2022年(令和4年)3月12日:全ての普通列車ワンマン運転開始。
  • 2022年8月3日大雨による被災の為蟹田駅〜三厩駅間の旅客列車運休。
  • 2022年8月9日:運休区間で大雨による更なる被災の為復旧目処が経たなくなる。
  • 2022年12月19日:JR東日本が沿線自治体との協議にあたり運休区間の廃止の可能性を示唆。
  • 2023年(令和5年)3月18日:奥羽本線への乗り入れ終了。
  • 2023年9月1日今別町が津軽二股駅〜三厩駅間のバス乗合タクシーへの転換を容認。
  • 2024年5月23日:今別町が中小国駅〜三厩駅間の復旧断念と蟹田駅〜三厩駅間の旅客バス転換を容認。
  • 2027年(令和9年)度:蟹田駅〜新中小国信号場〜三厩駅間を廃止予定。


運行形態編集

ここでは津軽線ローカル運用について記載。

旅客列車は全てワンマン運転を行っている。2023年ダイヤ改正以降の定期列車は線内運用の普通列車のみが運行され、基本的に蟹田駅で運用が分かれている。

津軽海峡線及び貨物列車については当該項目を参照。


青森駅〜蟹田駅編集

国鉄時代は非電化だったが、青函トンネル開通と共に交流電化された。


北海道新幹線開業前は津軽海峡線の優等列車も経由していた。

普通列車は9往復で、8往復は電車で運行されるが、1往復だけ出入庫の為青森駅〜三厩駅間全線を走破する列車があり、気動車で運行される。


蟹田駅〜三厩駅編集

蟹田駅〜新中小国信号場間は交流電化されているが、この区間も含めて普通列車が気動車で1日5往復運行される。前述の通り、そのうち1往復だけ青森駅発着で運行される。

2022年(令和4年)8月3日及び9日の豪雨災害により設備が被害を受けた為、青函トンネル経由の貨物列車以外全て運転を見合わせ、バス代行が行われている。

同年12月19日にJR東日本は同区間の復旧に6億円ほどかかり、廃止の可能性を含めた協議を沿線自治体と行う事を公表。2023年9月1日に、当初は全線復旧を目指していた沿線の今別町が津軽二股駅〜三厩駅間のバス・乗合タクシー転換を容認した。


駅一覧編集

駅名乗換路線備考
青森
  1. 奥羽本線
  2. 青い森鉄道青い森鉄道線
滝内信号所
  • 青森駅構内
  • 奥羽本線分岐点
新油川信号場
油川
津軽宮田
奥内
左堰
後潟
中沢
蓬田
郷沢
瀬辺地
蟹田元津軽海峡線乗換駅
中小国JR北海道海峡線営業上の境界駅
新中小国信号場
  • JR北海道管理
  • 海峡線分岐点
交流電化/↓非電化
大平
津軽二股JR北海道北海道新幹線(奥津軽いまべつ駅)隣接しているが同一駅ではない
大川平
今別
津軽浜名
三厩

使用車両編集

ここでは津軽線ローカル運用について記載。

青函トンネルを経由する車両については津軽海峡線を参照。

現在の使用車両編集

全て秋田総合車両センター南秋田センター所属。

青森駅〜蟹田駅間で運用。


全線で運用。


過去の使用車両編集

ここでは国鉄民営化後の車両について記載。


青森車両センター(現・盛岡車両センター青森派出所)所属の特急型車両。青森駅〜新中小国信号場間で運用。

特急「はつかり」「白鳥」の他、間合運用で青森〜蟹田間普通列車にも使用された。


青森車両センター所属の特急型車両。青森駅〜蟹田駅間で使用。

特急「スーパーはつかり」「つがる」用で、間合運用の為普通列車で使用された。

東北新幹線新青森延伸時に運用から撤退。


青森運転所(現・盛岡車両センター青森派出所)所属。

全線で運用され、国鉄時代から民営化初期に使用された。


八戸運輸区→秋田総合車両センター南秋田センター所属。

全線で運用され長らくローカル輸送を担当していたが、GV-E400系に置き換えられ引退。


青森車両センター→八戸運輸区所属。

東北新幹線全通時から青森駅〜蟹田駅間で臨時快速「リゾートあすなろ津軽」及び「リゾートあすなろ津軽蟹夫」、青森駅〜三厩駅間で「リゾートあすなろ竜飛」として運行された。

2018年(平成30年)以降は設定されていない。


関連タグ編集

津軽 奥羽本線 海峡線 江差線

青い森鉄道

北斗星 カシオペア トワイライトエクスプレス はまなす 白鳥/スーパー白鳥

ED79 キハ40系 485系 701系 789系EH500EH800

津軽海峡・冬景色

坪尻駅…2010年にこの駅のスタンプが当線の中沢駅で発見されるという事件があった。

津軽鉄道…本路線同様改正鉄道敷設法本州ノ部第二項「青森県青森ヨリ三厩、小泊ヲ経テ五所川原に至ル鉄道」の西側の鉄道として戦前に開業した。

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