信号場

しんごうじょう

鉄道における「停車場」のうち、旅客扱い・貨物扱いが行われないものを指す。「駅」ではない。

概要

「停車場」は鉄道において列車が停車できる場所・施設のことを指す。このうち、旅客もしくは貨物、あるいはその両方を扱っているものは「駅」と呼ばれ、旅客扱い・貨物扱いの両方が行われないものについては「信号場」もしくは「信号所」と呼ばれる。

「信号場」は以下のように分類される。

• 駅ではない地点で2つ以上の路線が分岐する
• 駅ではない地点で車庫への留置線への分岐がある
• 駅ではない地点で別の路線への連絡線が分岐する
• 駅ではない地点でスイッチバックが行われる
• 駅ではない地点で単線区間における列車行き違いが行われる
• 駅ではない地点で単線区間が複線区間へ変わる
• その他

また、「信号場」が設置される理由としてただ単に列車行き違いが必要になり新設される場合のほか、「駅」の旅客営業を廃止(⇒廃駅)して「信号場」へ格下げされる場合がある。もちろん、逆に「信号場」が「駅」へ昇格する場合もある。信号場のまま実質仮乗降場として客扱いするケースもあった。

石勝線のように、最初は駅を設置する予定だったところが周囲の集落が消滅したために信号場になったケースもある。

関連項目

鉄道　駅　廃駅　信号所(表記揺れ)　信号　停車場