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もしかして……編集

『作品ジャンル』としてではなく『夢小説クロスオーバー等の二次創作における転生要素を持つモブキャラオリジナルキャラクター』については下記リンクを参照。

転生モブ/転生オリキャラ



概要編集

読んて文字の如く、主人公が何らかの物語作品(以降、原典あるいは作品世界と表記)内におけるモブキャラ(脇役)として転生(または憑依転生)する作品のこと。大体乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です辺りから有名なジャンルとなり始めている。


……あくまでもモブキャラである。

何度でも言うがメインキャラ主人公ヒーロー仲間ヒロインライバル)やサブキャラ友人サポーターゲストキャラ悪役かませ犬やられ役中ボスラスボスではなくあくまでもモブキャラである。原典(表向きに公開された設定)では名前すら出ない事がある意味で理想とも言える。


当然ながらモブ転生作品の主人公は、原典においてはメインキャラどころかサブキャラですらないため、転生先の作品世界の主人公やヒロイン/ヒーローと言ったメインキャラクター達とは面識・接点がゼロの赤の他人状態からスタートするのがお約束である(ただし、モブ転生作品の主人公が原作知識を駆使して接点や面識を作ってしまったり、もしくは『モブ転生作品の主人公の意志に関係なく見えざる神の手が働いたことにより、原典では起こらなかったご対面が実現してしまう』というパターンもある)。


ただし、『モブ転生』と銘打った作品であっても、実際は隠された古の名門貴族や王族の子孫であったり、表向きには公開されなかった裏設定や裏データや没設定、次回作に登場する黒幕隠しボスに転生している「自称『モブ』」の名ばかりモブ転生であるパターンもそこそこ多い。


モブ転生の主人公の転生後の目的については

  • 原典通りなら自分が迎えることになる破滅の未来(悪役・敵役に殺されたり、作中で起こる戦争や災害等で亡くなる)を回避する
    • その一環で転生先の作品世界での自分の家族や隣人も守る対象に加わることもある。
  • 男主人公にフラれたり、王族(皇族)の子息であるヒーロー婚約破棄される等で不幸な末路を迎えることになる負けヒロイン悪役令嬢を救う。
  • 自己保身優先や身の回りの転生家族や仲間の救済を最優先するだけならそもそも面倒事に付き合わずに破滅に巻き込まれないようさっさと安全な他国に移動して新しい生活に備える。

等と言った明確な目的をもつものから

など明確な目的がないものまで千差万別である。


モブキャラに転生した主人公は当然ながら特別な能力、装備品、アイテム等を一切持たないため、原作知識を駆使して作品世界の主人公より先回りして、強力な装備品やスキル等を入手するといった形で自分と敵対するメインキャラクター勢や魔王軍などの敵対勢力に対抗するための力を蓄えて行く場合が多い。

……が、作品によっては異世界転生もの主人公の如く、転生特典を得てしまうケースもある。



悪役について編集

モブ転生作品における悪役は『元々作品世界の悪役だったキャラ』もしくは『作品世界の主人公』の2パターンある。

前者はともかく後者に関しては転生モブ主人公に本来だったら自分が得るはずだった活躍の場やヒロインを奪われたことによる悪堕ちというケースと、『転生モブ主人公と同じく前世では作品外の世界の住人だった存在が、作品世界の主人公に憑依転生する』というケースがある。パラレルワールド的な要素で性格が違う事もある。


モブ転生な作品一覧編集

他にもご存知の方は作品名の五十音順に従って追記をお願いします。

あ行編集


か行編集


た行編集


関連タグ編集

転生もの モブキャラ(チョイ役) 主人公


悪役令嬢もの:ジャンル仲間。モブ転生と相性が良く兼ね備えている場合もあり、『作品世界のモブキャラに転生した主人公が原典通りなら破滅の未来が待っている悪役令嬢を救う』という作品もある(前述の『モブせか』や『町人A』がこれに該当する)。


悪役転生:ジャンル仲間。しかもこちらは『悪役という立場上、何とかしなければ破滅の末路が待っている』というパターンが多く、中には『作品世界の主人公に成敗(ざまぁ)された後で、地位も周囲からの評判も失った状態からスタート』というハードモードで始まるケースもある。


友人キャラ:主人公よりも主人公で有能で目立つパターンも多い。モブ転生作品においては主人公が大体これに転生するパターンもある。

隠しキャラ:『自分はモブだと思い込んでいたら実はこっちだった』というパターンもある。原典では裏設定のみで表舞台に出てこない事が多い。


悪徳勇者転生ヒドイン:モブ転生作品における悪役の特徴。どちらも『原典では正義(善)の心を持つ主人公だったが、原典外の世界の住人に憑依転生で肉体を乗っ取られて悪役となってしまった』という背景が多い。または原典では巧妙に隠されていただけで元々残念な性格だったというオチもある。


悪役令嬢負けヒロイン友人キャラ:モブ転生作品の主人公の(カップリング的な意味での)お相手となるキャラクター(ヒロイン/ヒーロー)に定番の属性。


現代知識チート知識チート:本編開始時からこれらを下地に努力や行動を積み重ねることで、主人公をはじめとするメインキャラや敵対勢力に対抗できる力(武力、財力etc.色々な意味で)を蓄えていくのが定番である。


バウムクーヘンエンド:モブ転生主人公に横恋慕寝取りの気はないのに、結果的に作品世界の(原典通りだったら結ばれるはずだった)主人公とヒロイン/ヒーローを引き裂いてしまったというパターンもある。助けた事で何らかの縁が出来てしまうのである。


パラレルワールド:異世界転生先の舞台がパラレルワールドの一種である以上、登場人物の性格が全く異なるケースもある。原点によっては登場人物の性格がランダムに設定されている事もある。


運命力:元々脇役であっても憑依するのが凡人であってもモブ主人公となる以上、いい意味でも悪い意味でもモブに主人公並みの運命力は与えられる。


関連キャラ編集

ハム・グレイヴィ:転生ものはでない作品『シンブル・シアター』の主人公だが、脇役に『主人公の座』も『恋人となるヒロイン』も奪われるというモブ転生の被害者たる転生先の作品世界の主人公をこれでもかと体現したキャラクター。まあ、命があるだけマシともいえる。

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