登場人物
ミドルネームは「フォウ」が領主貴族、「フィア」が宮廷貴族、「ラファ」が王族を表す。
リオン側の主要人物
リオンの目的は田舎浮島でのんびり生活する事だったが、出世により学園の上級クラスに入学する羽目になってしまう。
だが、そこでマリエの介入により、本来の道から大きくかけ離れてしまったゲームの主要キャラ達を目の当たりにし、来たるべき危機の回避と、個人的な都合から物語の表舞台に関わっていく。
声:大塚剛央(アニメ)、赤尾ひかる(幼少期)、小林裕介(ドラマCD)
本作の主人公。日本の社会人が転生した存在。
リオンの相棒。球体に赤い一つ目が付いた姿のロボット。
本作のヒロインの1人。愛称はリビア。ゲーム1作目の主人公。
本作のヒロインの1人。愛称はアンジェ。ゲーム1作目の悪役令嬢。
本作のヒロインの1人。ゲーム2作目の主人公。
- クレアーレ
公国との戦争時にルクシオンによって作られたゲームには登場しない人工知能。エルフの里の遺跡の研究所管理AIが元になっており、リビアやアンジェを守る為に作り変えられ、彼女達の傍に配置された。リビアによって「アーレ」という愛称がつけられた。元々真面目な性格だったが、球体になったせいか丸くなった。
旧人類側の兵器なので新人類殲滅を優先するが、穏便派なのでマスターを気長に説得している。後にリオンから「嫁達に手を出した新人類は好きに処分しろ」と許可を得て動物実験を行っている。
- ファクト
旧人類側勢力のロストアイテムであり、まとめ役。本体は戦闘空母で情報処理能力に秀でる球体型の子機もルクシオンより大きい。
また完全な軍用機で軍人と共に戦っていた為、機械的な思考が強く現代の人類の気質には理解が及ばず困惑する事もある。
アルカディアの覚醒に伴い多数の旧人類兵器と共に再起動、指揮系統が壊滅しており各個撃破されつつも攻勢を仕掛けようと移動していた際にルクシオン達の「旧人類生存」の報告を受けて結集した。
ルクシオンやクレアーレの説得と仲間たちとの合議の結果、ファクトの部下達はエリカの性格は戦闘に不向きかつ、魔素による体調不良により指揮は不可能という理由で全機がリオンをマスターに選び、エリカは「最重要保護対象及び象徴」としてファクトも同意した。
保管されていたルクシオンと違い、交戦等で損傷したまま機能停止し野ざらしだった為万全とは程遠い状態でありルクシオンが改造した浮島の設備を用いて可能限りの応急処置、補修を受けて出陣した。
聖魔法帝国戦ではリビア達の盾となり撃沈されるが、クレアーレと同じくデータを子機に移して生き残り、リビアやノエルと共にリオンの子供達の子守りを担当している。
「評価を下方修正する」が口癖
ルクシオンが初期化された状態のロストアイテムの人工知能。無邪気ではあるがやはりやや過激。
マリエ側の主要人物
マリエ自身の目的は贅沢な生活だったが、中途半端なゲーム知識で介入したせいで失敗したばかりか、王国に大きな被害をもたらした事で各所から恨みを買ってしまい、マリエ自身は身分と実家の支援を失った王子達を養う羽目になり、駄目になった息子(ダメンズ)を5人抱え込んだ母親のような状態になってしまった。
報復を企む一派から匿う為、学園生活2年目から正式にリオンの部下として配置される。
生活力と金銭感覚が壊滅的であるが、政治面や戦闘ではそこそこ有能に育ったのが不幸中の幸い。
本来リビアがいたはずのポジションにいる子爵家令嬢。
その正体はリオンの前世の妹の転生。
1作目攻略対象の一人。ホルファート王国の王太子。
1作目攻略対象の一人。ユリウスの乳兄弟。ユリウスへの忠誠心は非常に篤い。優しげな雰囲気だが真意が読めず、ゲームでの攻略難度が高かった。
- ブラッド・フォウ・フィールド(マジシャン・ブラッド)
1作目攻略対象の一人。フィールド家の跡取り。魔法の才能に優れるが、武芸は苦手。
ナルシストであり、やたらと前に出たがるが打たれ弱い。
1作目攻略対象の一人。セバーグ家の跡取り。冒険者であり、実戦経験も豊富だが、ゲームでは装備や道具にこだわりがない弱点があった。
1作目攻略対象の一人。剣聖の父を持つ剣豪。接近戦に強く剣術に優れているが、ゲームでは剣しか使わないので遠距離攻撃手段がなかった。感情表現が苦手。
- カイル
声:竹内順子
1作目攻略対象の隠しキャラ。1作目主人公が買う事ができるハーフエルフの専属使用人。
甲斐性があった頃のユリウスとジルクの金でマリエが専属使用人として購入。
攻略対象の6人の男子の中では一番常識がある。鎧を欲しがっているが魔力を持つ新人類ではないので動かせない。母ユメリアに冷たいエルフの浮島の住民を嫌っている。
決闘騒ぎや偽聖女騒ぎなどでマリエと共に5人の世話をする内に主人のマリエとの信頼関係ができた。
声:白石晴香
マリエの取り巻き、もとい付き人。話が進むにつれ絆が深まり友人と呼べる間柄に。
ホルファート王国
王家
ホルファート王国国王。ユリウスの父。
声:大原さやか
ホルファート王国王妃。ユリウスやエリカの母。
- ジェイク・ラファ・ホルファート
ホルファート王国第二皇子。ゲーム3作目の攻略対象男子でもある。ユリウスとは異母兄弟。
ひょんなことからアーレちゃんと付き合う事になった。ローランド王やミレーヌ王妃ほど有能ではなく、行動力のあるユリウスより役には立たないが、クレアーレと個別に交渉して鎧をもらい、仮面の騎士として戦場に向かったのでそれなりに役に立った。
ホルファート王国王女殿下。ゲーム3作目の悪役令嬢ならぬ悪役王女。
その正体は前世でのマリエの娘にしてリオンの姪が転生した存在。
学園
- ルーカス・ラファ・ホルファート
声:速水奨
お茶会のマナーを教える教師。リオン曰く「完璧紳士」でお茶の腕も段違いであり、リオンが「師匠」と慕い、頭が上がらない稀有な人物。名前が公開されたのはアニメ。
相手の名前に「ミスタ」や「ミス」を付けて呼ぶ。ローランド王には奴と呼ばれている。
共和国編では王国が屑貴族粛清で人材不足だった為に師匠が大使館に派遣された。長らくその素性を明らかにならなかったが最終章にて先王の弟である公爵で、ローランドの叔父(つまり、ユリウスやエリカ達の大叔父)と判明。
過去にローランドの間に後継者争いが起きようとしており、当時から問題視されていたローランドより支持を集めていたが、自分ではこの国を変えられないと考え、そんな自分より可能性があるローランドに王位を譲る為にお茶や趣味に没頭し、支持者を離れさせ彼を王位に継がさせたが、結局現状は変わらず失敗に終わってしまう。そして、現在ではリオンに期待を寄せ、希望を託している。
後日談では宰相の任についた。
- ダニエル・フォウ・ダーランド/レイモンド・フォウ・アーキン
リオンの友人。上級クラス。褐色肌で筋肉質な体格をしているのがダニエルで、眼鏡をかけて中性的な容姿をしている方がレイモンドである。準男爵から男爵委に昇格した経緯がある故に、リオンと境遇が似ている。リオンの飛行船の契約書にサインして、ルクシオンが作った飛行船と鎧を獲得した為、バルトファルト派閥に組み込まれた。
マリエルートではリオンの友達となったマリエが専属使用人を雇わないひきこもりの女子達を紹介して学園生活1年目の夏までに婚約を成立させた。
声:鈴代紗弓
リオンたちの一つ上の先輩。
声:喜多村英梨
リオンたちの二つ上の先輩。
- ダン・フィア・エルガー
声:近藤隆
クラリスの取り巻きの一人である体育会系の男子で、彼女を心から尊敬している。
それ故に婚約破棄の騒動でクラリスがグレた振る舞いをした際は本当に心配し、元凶であるジルクを心底憎悪した。
エアバイクレースでは、リオンには破れたものの準優勝で中々に優秀。
クラリスが助け船を出してくれたリオンに懸想している事に気付いており、時々リオンがクラリスに目を向ける様に口を出す事がある。
なお、クラリスには尊敬の念を抱いているが、彼女の事は女神の様な存在だと讃えているので、恋愛意識は抱いていない。
声:諏訪彩花
1作目に登場する悪役で、ブラッドの元婚約者。
ちなみに長らく本名が不明で、アニメにてようやく名前が付いたキャラ。
- アーロン
ゲーム3作目攻略対象男子の平民不良。実は中身はゲーム知識の無い転生者で、女好きの冒険者。王国改革期で貴族を恐れなくなった不良仲間と共にリビアの寝取りを企むが、(攻略対象の1人とは知らなかった)クレアーレにお仕置きとして実験動物にされてしまい、男好きの善良なホモに洗脳(?)されたのか、女装から始まり性転換(生物学的な意味で性別適合では無い)までされてしまった。
自業自得ではあったが、当人は満足しておりクレアーレとマリエに感涙しながら感謝を述べた。(曰く、リビアにちょっかいを出そうとしたのは自分の理想の姿だったからと)
また女性として自覚してからは性格や言動はリビアに近くなり、それまでの女子の酷さ故に破格の人気を誇り男子寮から女子寮に移れと学園が指示した際に1悶着あった。
(元々女子の酷さに辟易した男に走る男が偶に出ると言われていたが………)
後に王家を巻き込んだ最低な騒動を起こす事になる。女性化以降は「アーレちゃん」と呼ばれている。
一応、登録は男のままで周囲を混乱と驚愕の渦に巻き込んだ。
同作者の別作品と同レベルの完全な生物学的性転換である為、子供もちゃんと産めるらしい。
尚、冒険者としては確かな実力を誇り装備も使い込まれつつも丁寧に整備されていた。
この冒険者時代の稼ぎの殆どをマリエとクレアーレに渡している。
##モルモットにした挙句、金まで搾り取るとか鬼か##
まぁ、本人が幸せなら良いのだろう。多分……
- オスカル・フィア・ホーガン
ゲーム3作目で登場する攻略対象男子。ジェイクの乳兄弟にして側近。どこか抜けているがそのお蔭でリオン達はトラブルに巻き込まれずに助かった。
web版ではバルトファルト側室一家の長女のジェナと婚約した。オスカルの両親はジェナは危ない世代と理解しつつも、家族に優しいリオンの親戚になれた事で喜んでいる。
- ロブソン・フォウ・イーサン
ゲーム3作目で登場する攻略対象男子。書籍版のみの登場。
ジェイク同様にアーレに惚れてしまい、決闘騒ぎを起こす。
ゲーム3作目で登場する国境を守るフレーザー家貴族。
レッドグレイブ派閥
ホルファート王国の暗部を知っている地方領主貴族派閥。王家派だが、内心ホルファート家を見限っている。ユリウスとの婚約解消後はアンジェを送り込んでリオンを取り込む方向に進める。
決闘騒ぎや修学旅行の公国による襲撃時にアンジェを見捨てた者や、公国との戦争で敵対した者などレッドグレイブ派閥を裏切った家の整理を3度に渡って行っている。学園の広場でリオンを助けてほしいと公爵令嬢が聖女に土下座を行った件でアンジェはゲームとは違った形で公爵家を出る事になる。
- ヴィンス・ラファ・レッドグレイブ
声:岸野幸正
アンジェの父。公爵。学園生活2年目まではリオンの後ろ盾となる。王国の学園創立の真の目的も知っている。
web版では王国への不満が溜まっており、学園生活3年目のリオンを簒奪に誘う。
神聖魔法帝国戦でアルカディアの主砲で危機に陥るが、辛うじて生還する。
- ギルバート・ラファ・レッドグレイブ
声:野島健児
アンジェの兄。ヴィンスの右腕として活動しており、彼が不在の際は領地を預かる。
web版の神聖魔法帝国戦で父の生死不明の状態で仮面の騎士を名乗るローランドとジェイクを目撃し、誤射に見せかけて始末しようとしたが、部下に止められた。
マリエルートでは追い詰められたアンジェに厳しい態度を取るが、内心では心配している様子が描かれた。
- コーデリア・フォウ・イーストン
幼い頃から公爵家で行儀見習いとして働いてきた貴族出身の上級メイド。初登場時の年齢は24歳。
WEB版では名無しのメイド長で、名前が判明したのは書籍版から。
アンジェに対する忠誠心は強く、彼女からも信頼されている。そのアンジェに酷い仕打ちをしたマリエやユリウスを激しく嫌悪しており、新たな婚約者であるリオンにも厳しい目を向けていて、彼がマリエと親しくしている事を快く思っていない。浮気の疑いから共和国に留学中の彼を見張るための監視役に立候補。目を光らせてはいるが、共に働くことになったユメリアのペースに乗せられて、中々思うように行ってない。
- ドミニク・フォウ・モットレイ
レッドグレイブ派閥の貴族。公国との戦争で勝利し、王国の古い悪習を断ち、まともな女性を正妻に迎えられた事で英雄リオンのファンになった。リオンに王国を纏める覚悟があるならレッドグレイブ派閥を離れ、バルトファルト派閥に行く事も考えている。
バルトファルト家(バルトファルト派閥)
外から流れてきた冒険者「リーア・バルトファルト」を祖先に持つ。本人曰く「仲間に裏切られて懲りたので、田舎でスローライフを送る」と言い出して農地を耕してひっそり過ごしたとの事。その後のバルトファルト家は戦争で成り上がって身分が上がったが、王家への貢献が困難になっていった。ローランド王は過去のバルトファルト家について知っている模様。
- バルカス・フォウ・バルトファルト
声:新垣樽助
リオンの父で男爵。息子が巨乳好きなのに対して尻が好きな人物。
何かと気苦労が絶えず、普段から農作業に精を出している為、とても男爵には見えない。以前はゾラの尻に敷かれていて頼りない印象だったが、実際はいざという時に頼りになる人物。激昂するとかなり恐ろしく、公国との戦争では自分達を裏切ったミオルを斬り殺すなどの苛烈さを持ち合わせ、愛人との関係が判明したゾラ達を容赦なく追い出している。
リオンが出世するに連れてバルトファルト派閥の一員として振り回されることも増える。
web版での神聖魔法王国戦で魔装護衛騎士に襲われながらも、何とか生き延びる。
- リュース・フォウ・バルトファルト
声:川澄綾子
リオンの母。バルカスの妾。肝っ玉母さんで、若干ふくよかな体形をしている。気丈に振舞っているが、根はとても優しく、バルファルト家の女性の中では数少ない良心。女尊男卑文化によりゾラによって側室に追いやられたが、公国との戦争で不貞が判明したゾラ親子がバルカスに追い出されたので王国改革期には正妻になった。
正妻になった事よりも、リオンの成長と出世の方を素直に喜んでおり、多少の複雑な気持ちはあるが、複数の嫁に恵まれたことも歓迎している。
若い頃はとても温和な性格でかなりの美人で、バルカス好みの良い尻だった模様。
- ニックス・フォウ・バルトファルト
バルトファルト側室の長男。リオンの兄で普通クラス。何かと出世したリオンにバルトファルト派閥の一員として振り回されている苦労人だが、父同様にいざという時は熱い面を見せる事がある。
web版では神聖魔法帝国戦で飛行船が被弾した為、バルカスにそのまま戦線離脱するように説得され味方の救助を優先した。ディアドリーの実家のローズブレイド伯爵家から縁談話が持ち上がっており、実際にマリエルートではリオンの策略によりディアドリーの姉ドロテアと結婚させられ、旧オフリー領を引き継いでいる他、書籍本編でも惚れ込まれ婚約している。
- コリン・フォウ・バルトファルト
バルトファルト側室の三男。リオンの弟。非常に素直でやんちゃな性格。リオンになついている。
web版では実の姉妹と後に裏切った義家族の性格が悪いので、理想の姉ともいえるノエルに初恋していたが、リオンの3人目の嫁だったので大きなショックを受けた。
短篇によれば、学園に入学する年にも未だ初恋を燻らせてしまい、すべてに対して無気力になってしまっている。リオンがコリンを始めとした血の繋がった家族(ジェナとフィンリーは例外)には優しい事、当のノエルからはかわいい義理の弟としか見られてない上、ノエルとリオンが良好である事など、ほぼ絶望的である。また、この短編にて学園に入学して間もない頃から自身が伯爵に任命されてしまう際に、ノエルから「伯爵位になるからコリンもモテモテだぞ」と言われて初恋にトドメを刺されている。合掌。
書籍版でもノエルに初恋をし、リオンと既に婚約者だったことにショックを受けるのだが、リビアとアンジェの二人の協力と説得もあって素直に自分の失恋を受け入れ、気持ちに整理をつけノエルの幸せを願い。父母やニックスとドロテアを通じ男女の恋愛関係を学び。婚約後もアンジェとリビアとノエルに対してはっきりしない兄のリオンを叱るなどWEB版とは違う成長を見せる。
WEB版ではリオンもノエルもコリンの気持ちに気づかないまま本編終了するが、書籍版ではコリンが失恋してすぐにコリンの気持ちに気づき、リオンはコリンと謝罪し合う事が出来た。
声:長谷川育美
リオンの姉であるバルトファルト側室長女。
- フィンリー・フォウ・バルトファルト
バルトファルト側室次女。リオンの妹。ジェナと同様にわがままな性格。姉にしか懐いておらず、他の家族にはやや反抗的な態度を取っている。書籍版では姉のジェナとの区別をつく為に、口が悪いダウナー系女子となっており、姉の後ろに隠れて兄リオンに悪態を付くことが多い。
最愛の姉であるジェナが自分を庇ってゾラ達に半殺しにされた際には、救助に駆け付けたリオンとオスカルがドン引きする程の凶暴性を見せてゾラ、メルセに加え、書籍版ではルトアートも含めた三人を叩きのめした。
しかし、自身が目を付けていたオスカルをジェナが惚れこんでしまい、意気消沈してしまう。
- ユメリア
エルフの浮島に住んでいたカイルの母。幼い見た目だが、胸は大きい。
普通の魔法が使えない代わりに植物を成長させる特別な魔法が使える。様々な魔力の色が混ざり合った「混ざりもの」と呼ばれる存在でエルフ達が嫌悪感を感じる特性があった為、リオンがバルトファルト家の使用人として雇った。聖樹の苗木の成長や性格改善に役立つ為、聖樹の管理も行っている。
声:折笠愛
バルカスの正妻。高慢ちきな性格でリオン達を農奴として扱うので、側室兄弟(特にジェナとフィンリー)には嫌われている。
ゾラの子供でバルトファルト家の長男長女だが、実際は愛人との間に出来た子でバルカスとの血縁は無い。リオンたち側室兄弟を見下していたが、出生がバレた事で母共々追い出され、悲惨な末路を歩む事になる。
その他
- バーナード・フィア・アトリー
声:古賀明
アトリー家の当主であるクラリスの父。ホルファート王国で大臣をしている。
婚約を一方的に破棄されてから、グレて専属奴隷まで囲ってしまった娘の事を心配していた。
娘が立ち直れたお礼としてエアバイクを助けてくれたリオンに贈呈している。
クラリスとリオンの結婚も考えていたが、身分の高いアンジェがいたので諦める。
しかし、バルトファルト家との繋がりを持つこと自体は諦めず、バルカスに見合い話を持ち込むなど色々と行動している。
ディアドリーの姉で、ニックスの婚約者。
- マルコム・フォウ・フランプトン
レッドグレイブ派閥と敵対関係にある派閥のリーダー。密かにファンオース公国と内通しており、パルトナーやアロガンツといった強力なロストアイテムを持つリオンを危険視し、反逆罪をでっち上げて潰そうとする。しかし、それは「藪をつついて蛇を出す」行為である上に、本当に危険な相手である公国を軽視する愚行であった。
その浅慮さを見透かされた事でヘルトルーデにリオンを抑える為に利用されてしまい、しかも企みを事前に察していたミレーヌやヴィンス達の策に欺かれ計画は失敗。
それでも再起を図ろうとするが、リオンによって悪事が白日の下に晒されたことで逮捕された。
マリエルートでも変わらず暗躍していて、公国の他に聖女となったリビアとも結託して政敵を排除しようと企むが、リビアに初代聖女の怨念が取り憑いている事は勿論、その目的が王国の破滅だとも知らずに軽視した事が仇となり、用済みとして処刑されてしまった。
- コンラッド・フォウ・ウェイン
声:蓮岳大
カーラの父である準男爵。
寄り親であるオフリー家令嬢ステファニーが起こした騒動で家の立場が危うくなり、代償として彼女から脅迫紛いの命令を受けていた娘カーラを追い出す事になる。
- フレッド
ローランドの旧友で、付き人の医者。
- ミオル
ジェナの専属使用人で、猫耳の獣人。ジェナのお気に入りではあるが、内心彼女への恩義など欠片も無く、「馬鹿な小娘」と見下していた。
学園祭においてオフリー家の伯爵令嬢から命令を受けてミレーヌに狼藉を働こうとした仲間の専属使用人達がリオンによって返り討ちにした件から彼を逆恨みしており、そこに目を付けたヘルトルーデの口車に乗ってリオンの私室より黒い鎧の右腕を盗み出し、ファンオース側に横流しする売国奴になり果てる。更にはフランプトンに協力してリオンを罪人に陥れようと企むが、失敗。逆に裏切りを知って激怒したバルカスに必死に命乞いをするも通用せず、容赦無く剣で首を切り落とされ死亡する。
公国との戦争後。自らの裏切り行為が問題となり、専属使用人制度の正式な廃止が決定。
皮肉にも、仲間の亜人達に多大な損害をもたらす事になってしまった。
ファンオース公国
声:雨宮天
ファンオース公国の公女。1作目のラスボス。
ヘルトルーデの妹。3作目のラスボス。年齢は14歳。
- バンデル・ヒム・ゼンデン
声:宇垣秀成
過去の戦いで目の前で我が子の盾になろうとした妻が子供諸共惨殺され。王国に憎悪を滾らせる「黒騎士」の異名を持つ公国最強の騎士。爵位は子爵。
アロガンツの装甲すら突き破るファンタジー金属『アダマティアス』を使った大剣を操り、アロガンツに乗ったリオンを苦戦させた。
魔装強化後の再戦ではリビアの力が通じず、攻略男子5人の同時攻撃も通用しなかった程。
前公王夫妻の暗殺には直接関わっていないが、主戦派の重鎮の一人であり、当時も説得に応じなかった前公王夫妻の排除を望み、暗殺を知った上でわざと静観していた。
しかし、父性愛とも取れるヘルトルーデへの忠誠心は本物でゲラット始めとした主戦派の重鎮達を好き勝手させず。姉妹達を守っており死に際まで彼女の事を案じていた。
最終的に敗れて戦死したが、純粋な技量なら作中トップクラスの古強者である事は間違い無く、リオンにとって彼との戦いは、思い出して寒気を感じるほどのトラウマになっている。
マリエルートでは妹を通して真実を知ったヘルトルーデに自らの罪を認め謝罪するも、その復讐心の強さを見せつけ彼女を絶望させた。
その後の戦いでリオンとバルカスの親子を片方を殺し、自分と同じく憎しみに染めた上で殺そうとするなど復讐心を全開にした戦いを繰り広げるが、リオン、バルカス、ニックスのバルトファルト親子3人の捨て身の連携により撃破された。
- ゲラット
声:黒田崇矢
公国の伯爵。底意地が悪く、慇懃無礼な性格で学園の生徒たちを見下している。
修学旅行中のリオン達が乗る客船を襲撃し、使者として乗り込み、アンジェを人質として連れ去る。
その後、徹底抗戦を選んだリオン達を攻撃するが、リオンとルクシオンという予期せぬ戦力の前に敗北し、アンジェを奪還されたばかりか、ヘルトルーデをも奪われてしまう。
カイゼル髭が自慢だったが、旗艦に突入してきたリオンとルクシオンによって永久脱毛処理を施された。その恨みを抱えて再び王国に侵攻を開始するが、他者の命を奪う覚悟を決めたリオンに圧倒され、呆気なく戦死した。
アルゼル共和国
学園
ノエルの双子の妹。レスピナス家の生き残り。転生者の一人。
書籍版のみ登場。ラウルト家の令嬢。2作目の悪役令嬢。
ラウルト家の跡取り。2作目の攻略対象の1人。二つ名は「仇敵」。
書籍版では急逝した実子に代わって迎え入れられた養子。
web版では実子でアルトリーベシリーズを知らない転生者。
2作目攻略対象の一人。web版と書籍版で登場時の状況どころか根本的な設定が異なる。
web版での名前は「エリク・レタ・バリエル」。
2作目の攻略対象の1人。
- ナルシス・カルセ・グランジュ
2作目の攻略対象の1人。グランジュ家の三男で二つ名は「駄目教師」。
古代遺跡専門の学者でもある教師だが、誰も授業を受けてくれない。
Web版では既に妻帯者だったが、戦争によって結婚したばかりの妻に加え、沢山の家族を亡くしてしまった。更に、追い打ちを掛けるように生き残った親族の中で繰り上がりでグランジュ家の当主に担ぎ出され、精神的にも余裕の無い状態になってしまう。当主に担ぎ上げられたことから、犠牲となった家族の中に兄である長男次男も含まれていたことが窺える。
- ユーグ・トアラ・ドレイユ
2作目の攻略対象の1人。ドレイユ家の次男で二つ名は「ブラコン」。
二つ名の通り、兄フェルナンを強く尊敬している。
ルイーゼの婚約者だったが、あからさまな政略結婚な上に遊び人であった為、愛は全く無かった。
リオンとの対立で起きたロイクの事件で早々に婚約破棄となり、その後も兄共々酷い目に遭わされる。
自分達の常識が全く通じないリオンを過度に恐れており、勝敗に関係なく彼との戦いそのものを忌避している節がある。
Web版では戦後まで出番なし。
兄の死に伴い新たな当主として後釜に座る事になった。
兄を始め、多くの貴族と民が戦争の犠牲となった事に激しい憤りを感じており、この惨劇と国の没落を招いたにもかかわらず生き残ったセルジュとレリアを当主会議で戦犯と罵倒し、憎悪をぶつけている。
2作目に登場する悪役でフェーヴェル家の次男。
- ジャン
平民出身。共和国の学園で、ノエルと共にリオン達留学生のお世話係に任命された二年生。
中肉中背、大人しい性格の普通の男子で、成績優秀であり人望がある。
争い事を好まない為、貴族相手でも喧嘩腰なノエルにはいつもハラハラしている。
両親がおらず、唯一の家族の老犬が彼女と同じ「ノエル」という名前であり、それが縁で仲良くなった。リオンとは良好な関係を築くが、彼らに害を成す事を企んだピエールに狙われる羽目になり、重傷を負わさた挙句に木に吊されてしまう。
何とか一命を取り留めるが、入院で寿命間近のノエル(犬)と離ればなれになり、最後の別れができるか解らない状態だったが、リオンがピエールに報復した後、マリエの回復魔法もあって何とかノエル(犬)の死に目に間に合う。世話をしてくれた事も含めてリオン達に深く感謝するが、この時、リオンはジャンとノエルの関係を誤解しており、ジャンの事を「鈍感系」だとかなり失礼な誤評価をしていた。そして、人間と犬両方のノエルを世話していた事で、後にリオンはリビアとアンジェから余計な誤解をされる羽目になり、与り知らぬ所で思わぬ迷惑をかけてしまった。
- クレマン
共和国学園の教師で、筋骨隆々の男性だが女性口調のオネェキャラ。
しかし、その正体は滅びたレスピナス家の元騎士であり、傍でノエル達姉妹を見守っていた。
web版では巫女となったレリアによってレスピナス家が再興されたものの、戦争で国が没落。
復興の為、レリアの騎士として彼女の各国との交渉に随行している。
六大貴族
アルゼル共和国の聖樹を管理する貴族達。
- アルベルク・サラ・ラウルト
2作目のラスボス。ラウルト家の当主。レスピナス家を滅ぼした黒幕。
悪の親玉扱いされているが、本人は悪役とは言い難いまともな人間であり、聖樹に頼って傲慢になった共和国の現状を憂いている。
Web版では、レスピナス家を滅ぼした真相を明かしているがなかなか酷い内容であり、加害者であると同時に被害者でもあった。
当時の婚約者だったレスピナス家の令嬢(ノエルとレリアの母)から一方的に婚約破棄をされて、その元婚約者は七大貴族以外の男性と結婚した。
聖樹を制御しようとして、それが不可能と知り、制御不能な聖樹は破壊すべきと言う男にアルベルクは感情を聖樹に揺さぶられて激昂し、レスピナス家を除く七大貴族の当主に知らせる事になる。
実行犯としてフェーヴェル家のランベールを差し向けた際に、成功の見返りとして彼が当主になれるように手助けしていた。
レリアたちにすべてを明かした後、実子のセルジュが起こした戦争の責任をすべて被り、彼に共和国の未来を託して処刑された。
聖樹を支配する話や破壊すべきという主張を聞かされ激昂したアルベルクも本心では、聖樹に依存した共和国の未来を憂えていた部分もあったが、聖樹に支配されている自分の代では出来ない事にも気づいていたと思われる。しかし、決心が出来た時にはレスピナス家は滅亡していた。
転生者達の影響かラスボス化はしなかったものの、代わりにエミールが聖樹と融合した怪物となってしまい、上述の通り結局は死亡する最期を迎えてしまった。
書籍版ではクーデターを起こしたセルジュと敵対する事になり、アルベルクは生き延びるが逆にセルジュは非業の最期を遂げてしまう。
- リオン・サラ・ラウルト
書籍版のみ登場。ラウルト家の嫡男でありルイーゼの弟。物語開始の時点で既に故人。
リオンとは名前だけでなく、外見や食べ物の好き嫌いなど何故か多くの共通点があった模様。
おまけに彼とルイーゼしか知らない事をリオンが直感程度で言い当てるなど、明らかな繋がりが示唆されている。
ノエルの婚約者でもあったが、彼女と会う前に5歳の時に原因不明の病でこの世を去ってしまい、ルイーゼの心に深い傷を残すことになった。リオンは、自分が前世の記憶を取り戻した当時の年齢が5歳だった事から、彼の死と何らかの関係がある可能性を疑っている。
web版短編集のIFルートでは転生者として登場し、イデアルのマスターとなっている世界線が描かれ、イデアルの本性を知った上で聖樹を盾に交渉し正式にマスターと認めさせている。故に聖樹に認められ守護者の紋章を持っており、イデアルとの仲は憎まれ口を言い合う程に良好である。
- フェルナン・トアラ・ドレイユ
ドレイユ家の当主。ゲーム2作目の隠しキャラで二つ名は「お兄ちゃん」。
リオンとの対立で後ろ盾だったアルベルクを裏切るが、それ以降のリオンとの争いで散々煮え湯を飲まされる。その所為もあって王国への警戒心を強めていたが、セルジュの起こしたクーデターで紋章を奪われ、他の当主や貴族達諸共「加護無し」にされてしまう。救出されて生還するも、紋章を失ってしまった事を引きずり、セルジュの養父であるアルベルクを責めるが八つ当たりにしかならず、その情けない姿を周囲から軽蔑されることになった。
Web版ではロストアイテム同士の戦いによって起きた聖樹の火災の消火作業をしていたが、流れ弾の直撃で呆気なく戦死する。
- ランベール・イオ・フェーヴェル
フェーヴェル家の当主でピエールの父。
若い頃から人間性に問題があり、ピエールの傲慢さは父親の彼の影響で「此の親にして此の子あり」を地で行っている。
リオンの策略によって息子を「加護無し」にされた挙句、自分の領地や共和国艦隊が壊滅的打撃を受ける屈辱を味わう羽目になり、以降は彼を「異常者」呼ばわりして目の敵にする。
以前から六大貴族の中で見下された様な扱いを受けている事に不満を抱いており、全員を出し抜く機会を窺っていたが、そこをセルジュに騙されてクーデターに荷担。共和国が反乱軍を軽視する様に仕向けるが、利用されていたに過ぎなかったランベールも「加護無し」にされてしまい絶望。かつての息子同様に惨めに泣くことしかできず、この件でフェーヴェル家の失墜が確定。
元領地の一部は皮肉にも事態を収拾したリオンへの報酬として割譲された。
Web版では人質にしたリビアに乱暴しようとするが、紋章以外は非力な事が災いして女のリビア相手に手こずり、そうして時間を無駄にしたことで駆け付けたリオンに射殺されるという間抜けで悲惨な最期を遂げた。
- ベランジュ・レタ・バリエル
バリエル家の当主でロイクの父。
以前から議長代理の立場のアルベルクを敵視し、彼から議長代理の立場を奪う事を狙っていた。
リオンとピエールの一件でアルベルクがリオンとの和解を選んだ事が気に入らず、野心が強くなり、その最中に息子ロイクがレスピナス家の遺児であるノエルに執心していて、彼女に巫女の紋章が出た事を知らされる。
バリエル家が後ろ盾となってレスピナス家を再興し、ノエルを将来傀儡として議長にする企みから息子との政略結婚を進めるが、既にリオンが守護者の紋章を得ていた為に失敗。醜態を晒すだけ晒してリオンに敗北したロイクは「加護無し」となってしまうが、そんな息子をあっさりと見限って廃嫡にする。
しかし皮肉なことに、セルジュのクーデターによって自分もまた紋章を失ってしまい、憤りのあまりセルジュを放置したアルベルクに殴りかかり、息子として自分を止めようとしたロイクにも「加護無しが父親呼ばわりするな」と暴言を吐くが、そのロイクに同じ「加護無し」になってしまった現実を指摘され崩れ落ちてしまう。
その他
ルクシオンの端末と同様のロボット。
ラーシェル神王国
- ガビノ
神王国で爵位を持つ貴族。
リオンを危険視しており、アルゼル共和国では彼の打倒も兼ねてセルジュのクーデターに協力する。
失敗して手痛い目に遭わされた後、今度は国王からの報復の命令を受けてホルファート王国で暗躍するが、本人は短絡的でリスクが大きい事から乗り気では無かった。
「淑女の森」を始めとするクーデター勢力を支援するが、リオンとルクシオンの前に失敗に終わり、彼もローズブレイド家に捕えられた。
レパルト連合王国
- イバン・スーレ・スキーラ
レパルトから派遣された外交官で、リオン曰く「ナイスミドル」。
ヴォルデノワ神聖魔法帝国
神聖魔法帝国出身の転生者で、ミリアリスの守護騎士。
ヘリングの相棒である魔装制御用コアで、<ネームド>と呼ばれる上位個体。
ヘリングからは『黒助』、ミリアリスからは『ブー君』の愛称で呼ばれている。
口が悪く、ルクシオンとは過去の戦争の因縁から犬猿の仲。
神聖魔法帝国皇帝のご落胤で愛称は「ミア」。ゲーム3作目の主人公。
皇帝であり、ミアの実父。web版ではバルトルトという名前。
短編のみ登場
- グレンダ・フォウ・セバーグ
グレッグの妹で、セバーグ家の令嬢。リオンの前世で言うギャルやヤンキーのような口調が特徴。筋肉の良さを語る兄のグレッグに辟易している。武闘派思考で兄を倒したとしてもリオンの実力を認めないと勝負の約束を取りつけて去っていくのだが、去り際の独り言をルクシオンが解析した際に「リオン様」と英雄視も含めてかなり興奮しており、実際はかなり乙女な子。
- ブリアナ・フォウ・フィールド
ブラッドの妹で、フィールド家の令嬢。自分の見た目に自身があるのか手入れを欠かさないナルシストであるが、その本性はかなりの毒舌家。結婚相手の男は内面が大事と断言しているが、彼女の中での内面とは「武力」「財力」「権力」のことである。リオン曰く、学園女子の代表例のような子。自分に釣り合うと判断した相手には甘ったるい声で甘えようと攻めるが、家の評価をどんどん落としてしまっているブラッドに対する態度は狙った相手の前でありながらもかなり辛辣。
- クレア・フィア・アークライト
クリスの妹で、アークライト家の令嬢。眼鏡っ娘。マリエの取り巻きの妹たちの中では、兄のクリスのことを邪険にすることもなく、剣の道に戻ってくるように催促するなど、性根は真面目な方。その一方で、想像力と思い込みとドジっ娘が同居した残念な子でもある。
- ジュリア・フィア・マーモリア
ジルクの妹で、マーモリア家の令嬢。ボクっ娘。学園生活を謳歌する際に他の生徒よりも上位に居たいがために、リオンとの関係を築こうとする腹黒で、その腹黒さは兄のジルクですらリオンに警告しにくるほどである。ジルクの目を掻い潜りながら尾行を行っていたが、彼が自分のことを話したために計画をその場で変更して「リオンを慕う後輩」を演じていた。ブリアナと同様にジルクの話になると露骨な態度を見せるが、ジルク本人が危機を察して撤収していたためかこちらは穏やかな方だった。
- ユリシーズ・ラファ・ホルファート
ユリウスたちとは腹違いの妹。知的でかなりの美食家。串焼きをこよなく愛する王女であり、軽い気持ちで串焼きを食べさせようとユリウスが言った途端に豹変、串焼きの出来を評価し始めるほどであり、そして自らも串焼きを焼く模様で、ユリウスが串焼きマスターとして師事されていることから串焼きの腕前も上だと思われる。串焼きの未来を語らおうとする様は、狂気に片足を突っ込んでいる。
- リネット
リオンたちの従姉妹。バルカスの弟の隠し子で、騎士家としての教育を受けておらず、伯爵家の男子だろうと容赦なく鞄をフルスイングして撃退するほど、内面はかなり過激な方。基本的にマイペースで気だるげな性格だが、ジェナやフィンリーよりかはマシらしい。ルクシオンと同型機ルクシオーヌをパートナーとしている。
- ルクシオーヌ
ルクシオンの同型機でリネットのパートナー。
詳細は不明。
余談
web版、書籍版、マリエルートでそれぞれの人間関係が変化している為、味方側だった人物が別ルートでは敵側或いは周囲に大迷惑をかけるやらかし枠の立場となり、死亡する筈の人物が生き残って代わりにその人物の関係者が死亡する等、末路が大きく異なっている。