概要
アルトリーベ2作目の攻略対象の1人。プレヴァン家の次男。二つ名は「安牌」。どこか頼りないが、優しそうな印象の男子。
ゲームでは攻略が簡単なキャラであり、ある程度失敗しても、途中で彼を選べばクリアが可能。故に『安牌』と言われる。
レリア・ベルトレと付き合っており彼女を大切に想っているが、レリア自身は中途半端なゲーム知識と安易な気持ちから彼に手を出していた。
その本性は、ロイクに劣らぬほどの独占欲の持ち主。
実はゲームにおけるエミールのルートでは「それまでいたはずの登場人物が徐々に減っていく」という特徴があり、プレイヤー間では「エミールがヒロインを独占するため排除しているのでは」という疑惑が浮上していた。
その疑惑はほぼ的中しており、以前からレリアがセルジュと密通しているのではないかと疑っていた彼は、レリアに突き放されたことでその疑念が爆発して負の感情に呑まれた結果、イデアルに唆されて聖樹と融合し暴走。ラスボスの役割を果たせなくなったアルベルクに代わる存在と化してしまう。
レリアと融合することで文字通り一緒になろうとするが、それにより彼女の思考と繋がり、彼女の前世やこの世界の正体など全ての事情を知って正気に戻る。レリアを愛していたが故に、彼女からは物語の中の人としか見られなかったことにどこか寂しさを感じるが、最期はレリアに聖樹の苗木を託し消滅した。
結果的にレリアに自身の存在を刻みつけて逝ったことから、一連の事件において大事なものを何も失うことなく独り勝ちする形になった。