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ミレーヌ・ラファ・ホルファート

みれーぬらふぁほるふぁーと

ミレーヌ・ラファ・ホルファートとは、小説『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』の登場人物であり、本作のヒロインの1人。
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声:大原さやか

概要編集

ホルファート王国王妃。ユリウスエリカの生みの母である30代女性。

ゲーム1作目では本来なら悪役令嬢のアンジェの味方で主人公のリビアと敵対するが、聖女の血筋だと明らかになった事で最後には認める役割の人物。

所謂「ひどい人」枠の筈だったが、転生者達の介入で彼女の立ち位置もまた大きく変貌。

その結果、リビアとアンジェにとって「手強い姑」では無く、「厄介な恋敵」という訳のわからん立場になってしまう

本作の事実上のヒロインの1人


経歴編集

決闘騒ぎの一件でリオンに興味を抱き、彼を知る為に先ずは学園祭にお忍びで訪れる。

決闘の内容の酷さから文句の1つでも言うつもりだったが、そこで決闘の賭けで大損したステファニー・フォウ・オフリーと、その取り巻き達がリオンの店に嫌がらせをしている場面に遭遇。

止めに入るが、ステファニーが王妃であるミレーヌの顔を知らず、暴言や悪態を吐いた事で状況が一変。逆にミレーヌを知っていたリオンが大義名分を得たとばかりに、大喜びでオフリー家の使用人達を痛めつけた挙句に彼女の身分を暴露する暴挙に走ってしまい、文句を言うどころか、興奮する彼の腕に縋り付いて涙目で宥める羽目になる。

状況が落ち着いた後に改めて話をする事になり、息子のユリウスが迷惑を掛けた事を詫びると同時に、過剰な手段で五馬鹿を追い込んだ事を叱った。そして、「学園祭で何か思い出を作りたい」と軽い気持ちで頼み事をするが、直後にリオンから突然手を握られて「結婚して下さい」等と求婚され慌てふためく。傍から見ると人妻で権力者の王妃に告白など血迷った様にしか見えないが、モラルの低い学園女子の酷さに辟易していたリオンは話をする内にミレーヌが自分の理想の女性そのものだと見なしたのである。


その場はやって来たユリウスがリオンを吹っ飛ばした事で静まるが、なし崩しにマリエ達の店を訪れた彼女は、そこで五馬鹿が粗末な品で高額な料金設定の商売をしている事に不快感を露わにし、決闘の誓いを反故にした上に廃嫡されても懲りずにマリエから離れない彼らに本気で激怒する。これ以降は浅慮な上にやる気だけは一人前の息子の行動に頭を痛める事が多くなると同時に、頼り甲斐のあるリオンを何かと気に掛ける様になる。

ファンオース公国との戦争が本格化した際には、裏切り者のフランプトン侯爵からリオンを守るために一芝居打ち、憎しみに目が眩んでいるヘルトルーデに戦争の発端が初代大公の暴走である事を教えるなど動き回る。

終戦後は、愚行を繰り返してあらゆる団体の敵を作りすぎてしまったマリエやユリウス達の保護(表向きはリオンの空島に軟禁)をアルゼル共和国へ留学するリオンに頼む事になる。


そして、アルゼル共和国での戦いや王国内のクーデターを経て、リオンはその気になれば本当にミレーヌを手に入れられるまでの立場になるのだが、互いの良識からそうする事はできず、ミレーヌは危うい状態が続く王国の未来の為に娘のエリカ・ラファ・ホルファートとリオンの政略結婚を考えるも、実はエリカの正体は前世のマリエの娘が転生した人物であり、リオンから見れば前世のであった。この裏の事情もあってリオンはエリカとの噂を否定し、その影響もあって策が実行に移される事は無かったが、新たな問題は次から次へと発生し…。


人物編集

実家はレパルト連合王国の盟主国。軍事衝突を繰り返しているラーシェル神聖王国の抑止を目的とした政略結婚でホルファート王家に嫁いで来た。

30代の人妻で母親だが、プラチナブロンドの長髪と20代と見紛う程に若々しい美貌を持ち、大人の魅力と可愛らしさを同居させた女性で、スタイルも抜群で全く崩れていない。

故に彼女に魅了される若い男達はリオン以外にも多くいる模様。

外国から嫁いで来た微妙な身であるが、有能でしたたか故に強い権力を持つ。天真爛漫な様で人をよく見ており、決闘騒ぎでもリオンに対しては親としては怒りつつも公人としては許す度量を持っており、アンジェも尊敬の念を抱くと同時に王宮での行儀見習いの経験から頭が上がらない。

リオンが結婚相手として冗談のつもりで考えた条件を身分以外は満たしている理想の女性そのもの。

傍若無人な外道騎士リオンが彼女にだけは正しい騎士として接する為、「王妃様の若い燕」「外道騎士すら魅了した王妃様」などと噂が広まっている。


web版では危機的状況を前にやや精神が不安定になっており、こちらは本当にリオンとメロドラマ(ややコミカル)の様な展開を繰り広げるなどどうも変な方向で危うかったが、書籍版はほとんど心を乱す事は無く、敵のラーシェル神聖王国から「腹黒姫」と評される程の冷徹さを見せており、伊達に曲者ローランドの妻をやっている訳では無い模様。


人間関係編集

ゲームと違い、マリエの介入を受けた本編の世界線では散々な醜態を晒して廃嫡になった息子に失望しており、リオンの空賊退治の一件でも、考えの足りなさから参戦を希望するユリウスの訴えを退けるなど、現在進行形で後先考えない彼の言動と無茶な行動のおかげで余計な心労に悩まされており、国王である夫ローランドに対しては、仕事をさぼって女遊びばかりしている事に呆れている所為もあり、王家の船の絆採点では58点という結果に終わっている(むしろ見限って58点なので高い方かもしれない)。


リオンにとって王妃の身分(と言うよりも、ローランドの妻である事)以外はパーフェクトな女性である為、執心を抱かれるほど惚れられており、自身も学園祭で求婚されて以来彼に好意を抱いているが、年齢差と王妃であり夫も子供もいる立場から気持ちに応えるなどできないと考えている。また、リオンの婚約者であるアンジェ達や、想いを寄せているクラリス達からは彼を政治的に利用される可能性を危惧されると同時に、強い嫉妬を抱かれている。

ユリウスは、母がリオンに惹かれる要素がどこにあるのか理解できず、ローランドもリオン相手に年甲斐も無く乙女の表情を見せる妻を疑問に思っているが、娘であるエリカはweb版で「母上は有能故に周りから頼られるのがほとんどであった為、逆に頼りになる男性には弱い」と評しており、ミレーヌにとってもリオンは頼りになる理想の男性だったのである。


ちなみにマリエルートでは出番が非常に少なく、リオンとも絡む事はないので印象は薄いのだが、このルートでのユリウスはリオンと完全に敵対した所為で最悪の形で破滅する末路を辿っており、本編での決闘騒動の後で初めてリオンと会話した際のミレーヌは「リオンが味方ならユリウスは道を誤る事は無かったかもしれない」と発言していたが、マリエルートとは逆にリオンの友人となった本編のユリウスは「笑える馬鹿」としてだが幸せな人生を歩んでおり、ある意味ミレーヌの読みは正しかった模様。


関連タグ編集

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

爆乳 王妃 人妻 30代



































ネタバレ注意
































































本編最終章


長年の因縁の敵であったラーシェル神聖王国との決戦が迫り、敵側が仕組んだ対ホルファート王国の軍事同盟を崩そうとするが、焦りもあって多くの犠牲がでる様な非道な策を提案し、更にはリオンも利用しようとした為、実子であるユリウスとエリカ、そしてアンジェリカと意見を対立させる。ただ、彼女自身もリオンへの個人的な情もあって内心では不本意であった。


ところが、これまでの紆余曲折を経て成長した五馬鹿の働きが功を奏した上に、ミレーヌもリオンから口説き混じりの説得を受け、そのまま彼に籠絡されるかの如くそれに応じ、周囲を唖然とさせた。


そして、ヴォルデノワ神聖魔法帝国の皇帝カールの協力もあって何とか戦いに勝利するのだが、そのカールが新人類殲滅を目論むアルカディアの謀略によって命を落としてしまい、やがて神聖魔法帝国戦が勃発。


かつて無い危機を前にリオンは死を覚悟するが、そんな彼を助けるべくアンジェはリオンを次期国王とする事でバラバラだった王国をまとめようと動き出す。

当然ながらミレーヌやローランドには退位してもらう事になり、事実上の簒奪となるのだが、アンジェの話を聞いたミレーヌから報告を受けたローランドは「この状況では仕方ない」としてあっさりとリオンに王位を譲る事を承諾。しかも、自分が隠れて作った愛人やその子供達の身の安全まで頼む図々しさを見せる始末だったが、ミレーヌは勘づいていたのかゴミを見る様な視線を向けて嫌味を言うだけに留まった。


その後二人きりになった際、リオンが…と言うよりバルトファルト家が王家に取って代わる事になった事態を「因果だな」と意味深に呟くローランドに疑念を持ち、その意味を問うが答えてはもらえなかった。


そして、激戦の末にアルカディアは倒れ、戦いは王国側の勝利となり、リオンは重傷を負って3ヶ月間生死の境を彷徨うも無事に生還し、新国王として即位する事になった。


当初の予定通りローランドは退位するのだが、同時にミレーヌは彼から離縁を言い渡される。

元々政略結婚であり、こうなった以上は共に公務に出る事も無くなった為、お互いに夫婦を続ける必要はもう無いという判断からだったが、直後にローランドは新国王となったリオンの側妃となる事をミレーヌに提案する。当然ながら彼女は驚愕するも、自分とは違ってリオンはミレーヌを愛し大切にする事を確信していたローランドは、彼の家庭に修羅場の種を送り込む悪意こそあったものの、本心から元妻の幸せの応援を約束し、そうして背中を押されたミレーヌは遂に「リオンの女」となる事を決意する。


この時点で既にリオンには元々の婚約者のアンジェ達に加え、クラリスディアドリーヘルトルーデルイーゼの合計7人の女性達との結婚が決まっていたが、そこへ更にミレーヌが来た事でローランドの目論見通りの修羅場が展開された模様。


離縁されたとは言え、それで本当にリオンの側妃となる事を選択した彼女にアンジェ達は驚愕し、リオンもローランドの悪意を察して忌々しく思いつつも自分の気持ちに嘘は吐けず、初の家庭内修羅場を展開した末に結局ミレーヌを迎え入れるのだった。


後日談ではユリウスがマリエとの間に子を授かった事で若くして孫を持つ祖母の身となるが、自身もまたリオンとの間に女の子を授かり、幸せな日々を過ごしているとの事。

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