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アラン・スティアート

あらんすてぃあーと

アラン・スティアート(Alan Stuart)とは、小説『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の主要登場人物。
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概要編集

カタリナ・クラエスの前世であった女子高校生(通称・野猿)の世界で発売されている乙女ゲームFORTUNE・LOVER』シリーズにゲーム主人公の攻略対象の1人として登場する男性キャラクター。


ソルシエ王国スティアート王家の第四王子(4兄弟の四男)で、メアリ・ハント婚約者。家族構成は現国王、現王妃(声:井上喜久子)、第一王子(長兄)のジェフリー、第二王子(2歳年上の次兄)のイアン、第三王子(双子)のジオルド。また、前国王の正妃(ジオルドやアランと血の繋がりはない)と、王宮の一室に引き篭もっている叔父(年齢はジェフリーやイアンとさほど変わらない)がいる。


プロフィール編集

出演作品乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
性別男性
誕生日8月20日
血液型A型
出身地ソルシエ王国
身長185cm前後(※1)
体重
特技音楽全般
好きなもの音楽、楽器の演奏
嫌いなもの社交界での腹の探り合い
声優鈴木達央伊藤雄貴(青年期、ゲーム版予約特典ドラマCD)、田村睦心(幼少期)
魔力
Power gauge(※2)知力:4 パワー:4 体力:4 魔力:4 カリスマ:3

(※1)『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』の記述より(15歳時点)。

(※2)最高値は 5 で、最低値は 0 の魔力を除いて 1 となっている。


本編における人物像編集

銀髪碧眼の美男子で、この特徴は長兄ジェフリーに似ている。

身長が判明している主要キャラクターの中では最も背が高い。

生まれつき体が弱く母や乳母に溺愛されて育った為、ジオルドとは殆ど関わりがなく、身体が丈夫になってからはジオルドが全てにおいて自分を上回ることに強い劣等感を抱いていた俺様王子。


カタリナがアランと婚約する前のメアリと出会い、後述の「緑の手」の発言をゲームにおけるアランの台詞であることを忘れてほぼそのまま言ってしまったことで、メアリがカタリナに惚れてしまう。その結果、自分の婚約者になったにもかかわらずメアリが絶えずカタリナのことばかり口にする事に我慢ならなくなり、クラエス公爵家に押しかけて「俺の婚約者である純粋なメアリを誑かすな」と抗議するが、そのカタリナに「言い掛かりだ。メアリが私の話ばかりするのはあなたの話がつまらないからで、あなたに魅力がないからだ」と反論されてしまう。これまで周囲から陰口を叩かれることはあっても、ここまで面と向かって侮辱されたことのなかったアランはこの暴言に激怒し、カタリナに対して勝負を持ち掛ける。


彼女に選択権を与え、木登り勝負をすることになるが、前世で野猿と評されるほど得意とするカタリナに敵うはずもなく惨敗続きとなる。しかし、兄ジオルドとは違っていつも自分に真っ直ぐな目を向け、どんな時も手を抜かず本気で自分と勝負をしてくれるカタリナと過ごす毎日が楽しくなり、いつしか当初の目的も彼女が兄の婚約者であることも忘れて勝負という名の交流をしにクラエス公爵家に入り浸るようになる。


そして、ピアノ勝負の後でカタリナから人には向き不向きがある事を指摘され、完璧だと思っていた兄にも苦手なこと(ヘビ)があると理解したことで、子供の時点でジオルドとの兄弟仲も改善していく(これは当人達はもちろん弟達を猛烈に気にかける兄ジェフリーからも喜ばしく思われていた)。また、カタリナの言葉をきっかけに元々好きだった音楽に打ち込むようになり、その才能を開花させていく(なお、この時のカタリナの指摘と音楽方面への自信から、マリアを意識するルートが実質的に絶たれることとなった)。

ちなみに、確執を解消した頃にはジオルドから楽譜を贈られており、それを大切に保管している。


この頃からカタリナへの好意を示すようになるが、あくまで悪ガキ仲間という程度の認識で恋心は自覚していなかった。このためか、アニメ版第8話で欲望の本の世界から現実に戻った際に、同じく取り込まれた他の面々がカタリナへの下心丸出しという羞恥に居たたまれずにその場を退出する中、アランだけはカタリナへ向けた曲を本人に聞いてほしいというピュアな欲望だったため「俺は演奏をしていただけだが…」と首を傾げていた。

結局、カタリナが闇の魔法で眠りについた事件を機に恋心を自覚したが、兄の婚約者という手前いつかは諦めなければならないと思い、素直に好意を打ち明けられずにいる。


メアリのことはかわいい妹のように大事にしていたが、カタリナに対する気持ちを自覚した際には打ち明けており、メアリの提案で婚約を維持したまま協力関係へと移行することで合意した。メアリにはわりといいように使われているが、お互いに信頼はしつつ他に好きな人がいるとわかってからも割と仲は良好。


アニメ版で声を担当する鈴木達央と田村睦心はアランの人物像について、「ゲームの時は俺様オラオラ系だが、今のカタリナに出会ってからは無骨ながらに素直な照れ屋の印象がある。それに加えて、随分と鈍感なところがあるので、きっと無意識に誰かに夢中になっているのかもしれない」(鈴木)、「気品も感じられるけど年相応なところもあってすごく可愛い」(田村)と表現している(リンク先)。

また特番ではカタリナ役の内田真礼もアランに対して単純なところなどカタリナと一番似ていると語った。


『FORTUNE・LOVER』における人物像編集

カタリナの前世(通称・野猿)の世界で発売されている乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』シリーズには、『Ⅰ』と『Ⅱ』の攻略対象として登場する。


基本的な設定は本編と同じだが、成長してからもジオルドに対する劣等感を抱え続け、兄弟仲も改善されず、音楽の才能も開花することがなかった。

婚約者のメアリが育てていた中庭の花の美しさを見て、「メアリはすごいね。緑の手(植物を育てる才能)を持っているんだね」と絶賛したことで自信を与え、彼女から慕われる。

学園ではジオルドと同じく自分よりも好成績を示すヒロイン(マリア・キャンベル)をライバル視するが、次第にあるがままの自分を受け入れる彼女に惹かれていく。


最終的にはヒロインと一緒になるか、婚約者メアリと結ばれるかの幸せな二択が待っており、バッドエンドまっしぐらのカタリナにとっては理不尽さを覚える存在。ただしある隠しルートのみ不幸になる。


余談編集

演者の鈴木達央氏は諸般の事情で一時期アラン役を降板していたが、劇場版では再登板している。


関連イラスト編集


関連動画編集


関連タグ編集

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

ジオルド・スティアート(双子の兄)

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