概要
書籍版・漫画版共に第2巻から登場。
ディーク侯爵家の嫡男で、ニコル・アスカルトの幼馴染。ディーク侯爵家はアスカルト伯爵家の遠縁であるため、ニコルや彼の妹ソフィアとは親戚関係に当たる。
年齢はニコルと同じ(カタリナ・クラエスより1歳年上)で、魔法学園の生徒会長を務める。
人物像
赤い髪と灰色の瞳を持ち、子犬のような愛らしい雰囲気を持つ美少年。生徒会長らしく人当たりの良い柔らかな性格。お茶を淹れるのが得意で、カタリナには「生徒会長の淹れるお茶は優しい味がする」と言われている。
学問も魔力もトップの成績優秀者で、愛好会の会員数がニコルに匹敵するくらいに人気が高い。他の生徒会メンバーに慕われるカタリナに対しても紳士的に振る舞うが、その一方でカタリナに不審な目を向ける事もある。
『FORTUNE・LOVER』における人物像
カタリナの前世(通称・野猿)の世界で発売されている乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』シリーズにも登場する。
ニコルの幼馴染で学園の生徒会長であるという設定は共通するが、いわゆるお助けキャラ枠で攻略対象ではなく、カタリナとも接点は無い。
関連タグ
ニコル・アスカルト(幼馴染)
ディーク侯爵(父親)
ディーク侯爵夫人(母親)
以下、ネタバレにつき、原作未読の方は閲覧注意
本編の第1部(文庫版第1巻〜第2巻)における実質的なラスボス。実は『FORTUNE・LOVER Ⅰ』における隠し攻略キャラであり、彼のルートはハッピーエンドに繋がるよう攻略しておかないと強制的に主人公及び攻略対象・ライバルヒロインが全員抹殺される最悪のトラウマエンドである全滅バッドエンドへ突入する、という重要な立ち位置を占めるキャラクターであった。
カタリナの前世であった女子高生は隠しルートを攻略する前に交通事故で死亡したため、カタリナはシリウスが重要なキャラクターであることを知らなかったがその最悪のバッドエンドを悪夢として見ることになり、これなら破滅エンドの方がマシだと思うほど。一方、カタリナの前世での親友・佐々木敦子は既に隠しルートをプレイ済みだったため、彼の正体を知っており、これが後に重要な鍵となる。
そもそも、“本物の”シリウス・ディークという人物は数年前に亡くなっており、本編に登場するシリウスは本人ではない。
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