ベタ
9
べた
(1)ベタ塗りのこと。 (2)いわゆる「お約束」 (3)ベタ(トウギョ)という淡水魚。
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エピソード タナー(前編2)
ー違うな。ミール。俺は… これは、名も無い大地からミールについてった俺…タナーが、もう一度ミール達と合流するまでの話だ。 1000年前、神に選ばれたミールは、自然に支配された世界を変えるために9人の仲間を集めて世界を救った。ただし、その代わりに世界を保つ9つの祝福を全部一人で抱え込んで、死ぬことができない身体になっちまった。つまり、ミールは今も俺らがいなくなった世界で一人で生き続けている。 でも、俺はとっくに人生を終えた。…ミールとは別れてるから、もう関係はない事のはずだった。 だが、ミールは終われなかったみたいだ。 どうやら、ミールが祝福を全部宿すってことは、ミールは世界そのものになり、世界はミールに従うって事になるらしい。 俺たちを失って一人になったミールはいろんな思いが溢れた。そしてそれをミールの中にある祝福…世界がミールの“願い”だと受け取って、今ある9つの国に色んな悪影響を及ぼしているとか。 このままでは世界が大変な事になっちまうってことで、ミールの俺らに会いたいって願いを叶えるため、俺らはまた生き返らされ、ミールの代わりに祝福の器なるっていう“ヘルト”が来るまでそれぞれの国に留まり、祝福を抑えなければならないと言われた。 俺が戻された地の国には“羨ましい”っていうミールの感情が影響しているらしいんだが… 目覚めた時に目の前にいたのは、俺がミールと出会う前に一緒にいた“アイナ”にそっくりな“アルク”という奴で…どうやらそいつはミールの居場所を探しているらしい。…だが、俺はミールの居場所を教えるわけにはいかない。そう言って断ると、訳のわかんないまま“アルク”はガラの悪い連中を呼んで俺を捕まえろと言い放ち…9,698文字pixiv小説作品 - メシアの子
楽しんで!暗の国(後編2)
ー僕は何も知らなかった。 〜プロローグ〜 森の奥でミールと二人暮らしていたヘルトは10歳の誕生日に突然ミールの秘密を知らされる。 ミールは1000年前、神々に選ばれ、9人の仲間を集めて自然に支配されていた世界を変えたメシアであり、その代償に不死身の身体になってしまったのだという。それはヘルトには想像もつかないような衝撃で…事実を受け入れられずに混乱したヘルトはミールの元を飛び出してしまう。 しかし、行き着いた先でかつてのミールの仲間であるという9人の声が、ミールを救うため現代にある9つの国にそれぞれ一人ずつ復活していると告げる。ミールを救うためにはヘルトの協力が必要だと頼まれ…ヘルトを導くように飛んでいった光に続いてヘルトは初めて一人で外の世界へと旅立っていった。 彼らは、長らく一人で生き続けたメシアの感情がその身に宿した祝福によって大きな被害をもたらしていると知り、その祝福を請け負い、抑え込んでいる。 メシア…ミールの子であるヘルトはその全員を再び集め、ミールの元に連れて行かなければならなかった。しかし、そのためには彼ら一人一人から祝福を譲り受け、ヘルト自身に集約するという使命が貸せられていて… 《前回までのあらすじ》 ようやく4つ目の国、「暗(あん)の国」にたどり着いたヘルト達はいきなりかつての供であった齢6歳の“ヘイン”に迎えられたのだが…彼は国に影響を及ぼしているメシアの祝福の感情を教えないどころか、ミールの元には行かず、この国にずっといたいと言い出して… ミールを救うため、ヘルト達は“鬼ごっこ”で対決し、勝たないとヘインを連れて行けないことに… ただ、そのルールはヘルト達にかなり不利なもので…見かねた“フォンセ”の協力もあり、最後はヘルトとヘインの一騎打ちでなんとかギリギリ勝利することに成功。 その後、目が覚めたヘインによってヘルトに祝福が渡り、気力を失ったようにヘインは眠ってしまった。 一方、ヘインに仕えていると一緒にいたフォンセは鬼ごっこの途中で陽の国から共に来た“サン”と従兄弟だと驚きの事実を告げ、続きは鬼ごっこに勝ってからと話を切り上げていた。約束通り勝ったヘルト達は、フォンセの秘密についてようやく聞けることに… なお…かつてのミールの供であり、ヘルトが出会ったのは以下のとおりである。 【水の国】…アイム 【炎の国】…フラン 【陽の国】…イル8,051文字pixiv小説作品 - メシアの子
楽しんで!暗の国(中編2)
ー僕は何も知らなかった。 〜プロローグ〜 森の奥でミールと二人暮らしていたヘルトは10歳の誕生日に突然ミールの秘密を知らされる。 ミールは1000年前、神々に選ばれ、9人の仲間を集めて自然に支配されていた世界を変えたメシアであり、その代償に不死身の身体になってしまったのだという。それはヘルトには想像もつかないような衝撃で…事実を受け入れられずに混乱したヘルトはミールの元を飛び出してしまう。 しかし、行き着いた先でかつてのミールの仲間であるという9人の声が、ミールを救うため現代にある9つの国にそれぞれ一人ずつ復活していると告げる。ミールを救うためにはヘルトの協力が必要だと頼まれ…ヘルトを導くように飛んでいった光に続いてヘルトは初めて一人で外の世界へと旅立っていった。 彼らは、長らく一人で生き続けたメシアの感情がその身に宿した祝福によって大きな被害をもたらしていると知り、その祝福を請け負い、抑え込んでいる。 メシア…ミールの子であるヘルトはその全員を再び集め、ミールの元に連れて行かなければならなかった。しかし、そのためには彼ら一人一人から祝福を譲り受け、ヘルト自身に集約するという使命が貸せられていて… 《前回までのあらすじ》 ようやく4つ目の国、「暗(あん)の国」にたどり着いたヘルト達はいきなりかつての供であった齢6歳の“ヘイン”に迎えられたのだが…彼は国に影響を及ぼしているメシアの祝福の感情を教えないどころか、ミールの元には行かず、この国にずっといたいと言い出して… ミールを救うため、ヘルト達は“鬼ごっこ”で対決し、勝たないとヘインを連れて行けないことに… ただ、そのルールはヘルト達にかなり不利なもので…見かねた“フォンセ”がこの国の全域を知っているとサポートに回ってくれたのだが…その途中で逃げたある家で、陽の国でヘルトの友となり、一緒に来た“サン”がフォンセの従兄弟だと驚きの事実を知ることに! 詳しく知りたいヘルト達だったが、今は鬼ごっこの最中だからと続きは鬼ごっこに勝ってからとお預けされ、外を取り囲んできた鬼を引き剥がすためにアイムとフォンセが囮になると作戦を開始し… なお…かつてのミールの供であり、ヘルトが出会ったのは以下のとおりである。 【水の国】…アイム 【炎の国】…フラン 【陽の国】…イル6,788文字pixiv小説作品 - ヴァンパイア
#13 カエとマウニ
よくあるヴァンパイアものです。今回は#12カエとの出会いの続きになっています。 自己満小説なので暇つぶし程度に読んでいただけると嬉しいです。4,935文字pixiv小説作品 - メシアの子
日々冷えゆく氷の国(前編2)
ー僕は何も知らなかった。 〜プロローグ〜 森の奥でミールと二人暮らしていたヘルトは10歳の誕生日に突然ミールの秘密を知らされる。 ミールは1000年前、神々に選ばれ、9人の仲間を集めて自然に支配されていた世界を変えたメシアであり、その代償に不死身の身体になってしまったのだという。それはヘルトには想像もつかないような衝撃で…事実を受け入れられずに混乱したヘルトはミールの元を飛び出してしまう。 しかし、行き着いた先でかつてのミールの仲間であるという9人の声が、ミールを救うため現代にある9つの国にそれぞれ一人ずつ復活していると告げる。ミールを救うためにはヘルトの協力が必要だと頼まれ…ヘルトを導くように飛んでいった光に続いてヘルトは初めて一人で外の世界へと旅立っていった。 彼らは、長らく一人で生き続けたメシアの感情がその身に宿した祝福によって大きな被害をもたらしていると知り、その祝福を請け負い、抑え込んでいる。 メシア…ミールの子であるヘルトはその全員を再び集め、ミールの元に連れて行かなければならなかった。しかし、そのためには彼ら一人一人から祝福を譲り受け、ヘルト自身に集約するという使命が貸せられていて… 《前回までのあらすじ》 外には9つの国がある。 7つ目の国、「風の国」でかつてのミールの供の一人であるハウと出会い、ミールに対して抱えていた迷いがなくなったヘルトは、ハウの兄である“ロム”の子孫だという“リーフ”を新たに加えて「氷の国」へと旅立つことに。 さて、氷の国にいたのは“ペレ”という供で、彼女は寒い氷の国の中で過ごせるこの国の“伝統衣装”のお店を開く一家にお世話になっていた。そこは、店主夫婦がピッタリの服を仕立ててくれるということで評判らしく…その娘である“バラフ”も両親を追いかけて日々修行を兼ねて店を手伝いながらペレの服を仕立てているのだという。 しかし、何やらペレにとってそれは“償い”だと意味深な事を呟き、さらには、ミールの供だった者達の関係を壊すと皆に向けて指を鳴らしだした。すると、ヘルトと風の国からの供、ハウ以外の者たちは苦しそうにうずくまってしまってしまう。 なにが起きたかわからないまま戸惑うヘルト達に、ペレは 「これから見たくないみんなの姿を見ることになる。ヘルトにはみんなを取り戻してほしい。…その頃に戻ってくる。」と、告げ、最後に小さく「…ごめん。」と、謝りその場を逃げるように立ち去ってしまった… なお…かつてのミールの供であり、ヘルトが出会ったのは以下のとおりである。 【水の国】…アイム 【炎の国】…フラン 【陽の国】…イル 【暗の国】…ヘイン 【地の国】…タナー 【雷の国】…フードル 【風の国】…ハウ9,939文字pixiv小説作品 - DiarY-日常-
まるで少女マンガのような
今度は男の巨人が出てきますので苦手な方はご注意をば…! ちょっと体躯の違いを良い事に脅しているような描写があります。そういうのもダメだという方も退避してください(キリッ) 大学とかってテストとかあるのかな?行った事ないからわかりません(^q^)6,366文字pixiv小説作品 - メシアの子
エピソード イラフ(後編1)
ー僕は何も知らなかった。 〜プロローグ〜 森の奥でミールと二人暮らしていたヘルトは10歳の誕生日に突然ミールの秘密を知らされる。 ミールは1000年前、神々に選ばれ、9人の仲間を集めて自然に支配されていた世界を変えたメシアであり、その代償に不死身の身体になってしまったのだという。それはヘルトには想像もつかないような衝撃で…事実を受け入れられずに混乱したヘルトはミールの元を飛び出してしまう。 しかし、行き着いた先でかつてのミールの仲間であるという9人の声が、ミールを救うため現代にある9つの国にそれぞれ一人ずつ復活していると告げる。ミールを救うためにはヘルトの協力が必要だと頼まれ…ヘルトを導くように飛んでいった光に続いてヘルトは初めて一人で外の世界へと旅立っていった。 彼らは、長らく一人で生き続けたメシアの感情がその身に宿した祝福によって大きな被害をもたらしていると知り、その祝福を請け負い、抑え込んでいる。 メシア…ミールの子であるヘルトはその全員を再び集め、ミールの元に連れて行かなければならなかった。しかし、そのためには彼ら一人一人から祝福を譲り受け、ヘルト自身に集約するという使命が貸せられていて… 《前回までのあらすじ》 外には9つの国がある。 最後の国、「熱の国」にいたかつての供、“オルム”は、感情を失っており、メシアの抱える“寂しい”という感情がわからないと祝福を受け渡すのに難儀していた。 そんな中、オルムに仕え、彼に感情を教えているという“カロル”がとある計画を持ちかけ、途中、想定外のトラブルも発生するなど様々な問題に見舞われながらも結果的にオルム自身に“寂しい”という気持ちが芽生え、いよいよヘルト達はメシアの元へと帰るだけとなった。 しかし、オルムと出会う前に壮大な過去を持つカロルが打ち明けた秘密にはカロルの水の国に残した“ある後悔“があるようで…ヘルトはオルムから祝福を譲り受けるのに協力してもらった礼に、カロルの未練を晴らそうと、「水の国」へ向かうことを提案。 ヘルト達はメシアの元へと戻る前に再び水の国へ向かい、カロルの後悔の残る“王宮”へ。そこには、自分は人間ではないと自称する“イラフ”という不思議な者が新たに仕えていて… なお…かつてのミールの供であり、ヘルトが出会ったのは以下のとおりである。 【水の国】…アイム 【炎の国】…フラン 【陽の国】…イル 【暗の国】…ヘイン 【地の国】…タナー 【雷の国】…フードル 【風の国】…ハウ 【氷の国】…ペレ 【熱の国】…オルム8,299文字pixiv小説作品 - メシアの子
エピソード イル(前編2)
ーあのさぁ…ミール…ほんと…仕方ないなぁ。 これは、陽光の地からミールについていった俺、イルが…ミール達と再会するための準備が始まる物語。 1000年前、神々によってメシアに選ばれたミールは自然に支配された世界を変えるため、9人の仲間を集めて世界を救った。ただ、その代償として世界の均衡を保つ9つの祝福を全部一人で請け負い、不死身の身体となってしまう。つまり、ミールは今も俺達がいなくなった世界でたった一人で生き続けているってわけ。 と、いっても、俺はとっくにその世を去った。ミール達と過ごした日々は終わり、いなくなった存在。 そう…思ってたんだけどな。 どうやらミールは終われなかったみたいだ。 ミールが祝福を全て請け負うこと。それはミールが世界そのものになって、世界そのものもミールと繋がり、従うことを意味してたみたいでさ。…世界…祝福は、ミールのちょっとした感情を拾って各国になんらかの大きな被害を出していったんだって。…ミールの知らない無意識下の中で。 ミールの願いはもう一度俺達と会いたいって事。その願いを叶えれば、なんとかなるかもしれない。そのために、ミールの代わりに世界と繋がる器となる“ヘルト”って子が来るまで、俺達はそれぞれの国に戻された。そして、ヘルトが来たら勝手に背負わされたミールの“祝福”とやらをその子に渡さなければいけない。 さて、俺が戻された「陽の国」では、ミールの“優しさ”って感情がこの国に大きな影響を及ぼしているらしいんだけど… 正直、どんな影響があるのか…俺にはよくわかっていない。6,319文字pixiv小説作品 - メシアの子
雷の国で響き渡るは…(前編1)
ー僕は何も知らなかった。 〜プロローグ〜 森の奥でミールと二人暮らしていたヘルトは10歳の誕生日に突然ミールの秘密を知らされる。 ミールは1000年前、神々に選ばれ、9人の仲間を集めて自然に支配されていた世界を変えたメシアであり、その代償に不死身の身体になってしまったのだという。それはヘルトには想像もつかないような衝撃で…事実を受け入れられずに混乱したヘルトはミールの元を飛び出してしまう。 しかし、行き着いた先でかつてのミールの仲間であるという9人の声が、ミールを救うため現代にある9つの国にそれぞれ一人ずつ復活していると告げる。ミールを救うためにはヘルトの協力が必要だと頼まれ…ヘルトを導くように飛んでいった光に続いてヘルトは初めて一人で外の世界へと旅立っていった。 彼らは、長らく一人で生き続けたメシアの感情がその身に宿した祝福によって大きな被害をもたらしていると知り、その祝福を請け負い、抑え込んでいる。 メシア…ミールの子であるヘルトはその全員を再び集め、ミールの元に連れて行かなければならなかった。しかし、そのためには彼ら一人一人から祝福を譲り受け、ヘルト自身に集約するという使命が貸せられていて… 《前回までのあらすじ》 外には9つの国がある。 4つ目の国、暗(あん)の国でヘインに仕えていたフォンセと共に「地の国」へと入ったヘルト達。 しかし、そこは9つある国の中で一番治安が悪いと言われており、入ってそうそうヘルト達はガラの悪い者達に囲まれてしまったのだが…そこに現れた“アルク”という青年により助けられ、国の詳しい話を聞く。 地の国には元々この土地に住んでいた者と、ミールのいたという“塔のある地”から押しかけて住み着いたという者たちの間に因縁があり…対立しているために中央に大きな壁がそびえ建っているという。 アルクは後から押しかけて住み着いたという者の血筋で、対立している“向こう”の仕業で弟を含め、眠ったまま起きなくなってしまった仲間を救うため、ミール…伝説上のメシアの万能の力を借りたいと居場所を探していた。どうやら、アルクはメシアが人を治す力を持っていると思い込んでいるようだった。 そして、ヘルト達がかつてのミールの供の一人である“タナー”を探してると知ると態度が一変。好青年だったアルクは メシアの居場所を知るものとしてヘルト達を地下牢へと捕らえ、そこで“タナー”を拷問にかけていた。 一方、タナーはアルクの抱えているものを仲間に聞き、なんとかしてアルクを救ってあげたいと打ち上げるのだが…ミールの居場所のことしか頭にないアルクには中々言葉が届かず、ついに焦れたアルクはヘルト達の中で一番幼いヘインへと手を出そうとする。 それを阻止しようとしたフォンセが頭を打たれて気絶させられ、ヘインを励まそうと手を繋いだヘルトの手が震えてる事に気づいたヘインは勇気を出してアルクの元へと足を進め、その姿を見たアルクの仲間たちがようやくアルクの奇行を見逃せないと止めに入った。 そして、今まで仲間のためにと堪えてきたものを一気に爆発させたアルクに、タナーが不器用ながらまっすぐに言葉を伝え、仲間を目覚めさせる方法を探しに行こうとアルクを誘う。そうして、頭を打って立ち上がる事もできないと地の国にしばらく残る事を決意したフォンセと別れ、入れ違うようにアルクを加えたヘルト達は地の国を後にした。 なお…かつてのミールの供であり、ヘルトが出会ったのは以下のとおりである。 【水の国】…アイム 【炎の国】…フラン 【陽の国】…イル 【暗の国】…ヘイン 【地の国】…タナー8,228文字pixiv小説作品 - 王道から少し外れたファンタジーRPG
王道から少し外れたファンタジーRPG 第2話
前回の続きです。 今回から話が動いていきます。 続きを書くかは未定です。 暇ならちまちまと書いていきます。13,533文字pixiv小説作品 - Seven Asterisk
あたしの仲間
クラスでRPG短編3作目です。 主役はちょっぴりドジで姉御な弓使いです! このキャラは私がモデルですww結構現実を反映しております。 文才よ、天から降ってこーい1,906文字pixiv小説作品 - メシアの子
熱の国でのある王のお話(オルム編)
ー僕は何も知らなかった。 〜プロローグ〜 森の奥でミールと二人暮らしていたヘルトは10歳の誕生日に突然ミールの秘密を知らされる。 ミールは1000年前、神々に選ばれ、9人の仲間を集めて自然に支配されていた世界を変えたメシアであり、その代償に不死身の身体になってしまったのだという。それはヘルトには想像もつかないような衝撃で…事実を受け入れられずに混乱したヘルトはミールの元を飛び出してしまう。 しかし、行き着いた先でかつてのミールの仲間であるという9人の声が、ミールを救うため現代にある9つの国にそれぞれ一人ずつ復活していると告げる。ミールを救うためにはヘルトの協力が必要だと頼まれ…ヘルトを導くように飛んでいった光に続いてヘルトは初めて一人で外の世界へと旅立っていった。 彼らは、長らく一人で生き続けたメシアの感情がその身に宿した祝福によって大きな被害をもたらしていると知り、その祝福を請け負い、抑え込んでいる。 メシア…ミールの子であるヘルトはその全員を再び集め、ミールの元に連れて行かなければならなかった。しかし、そのためには彼ら一人一人から祝福を譲り受け、ヘルト自身に集約するという使命が貸せられていて… 《前回までのあらすじ》 外には9つの国がある。 8つ目の国、「氷の国」でかつてのミールの供の一人であるペレと出会ったヘルト達だったが、彼女はメシアの“憎しみ”の呪いに苦しめられていた。そして、その呪いから解放されるためにかつてのメシアの供の仲を引き裂いてしまう。 しかし、ペレがお世話になっているという雪の国伝統衣装の仕立てを行う店主夫婦の娘、“バラフ”の協力により、ヘルトはなんとか“憎しみ”の呪いを請け負い、供達の仲を取り戻すことにも成功。 さらには、風の国から店主夫婦の失った息子、「バラフ」の代わりとして買われてきたという“バラフ”の過去を知り、ヘルト達は“バラフ”が本物の家族となるとこを見守る。 そうして、お世話になったペレの力になりたいと新たについてきたバラフを加え、いよいよ最後の国、熱の国へと足を踏み入れたのだが… 最後の供、“オルム”は感情を失った状態のまま熱の国の王となっていた。そして、ヘルト達にとって最も重要なミールの感情がわからないと言い出し、態度が急変。 「みんなと一緒にいたい。」と、兵や国民にヘルト達を捕らえるよう命じ、その最中に突然現れた“カロル”によって助けられたヘルトとバラフの二人を残して供達は皆、連れ去られてしまった。 焦るヘルトとバラフにカロルは、変貌しつつあるオルムを取り戻すために協力してほしいとある計画を持ち出していて… ※今回は一方その頃オルムは…と、いったお話です。(過去回想編です) なお…かつてのミールの供であり、ヘルトが出会ったのは以下のとおりである。 【水の国】…アイム 【炎の国】…フラン 【陽の国】…イル 【暗の国】…ヘイン 【地の国】…タナー 【雷の国】…フードル 【風の国】…ハウ 【氷の国】…ペレ13,107文字pixiv小説作品 - メシアの子
エピソード イラフ(終幕)
ー僕は何も知らなかった。 〜プロローグ〜 森の奥でミールと二人暮らしていたヘルトは10歳の誕生日に突然ミールの秘密を知らされる。 ミールは1000年前、神々に選ばれ、9人の仲間を集めて自然に支配されていた世界を変えたメシアであり、その代償に不死身の身体になってしまったのだという。それはヘルトには想像もつかないような衝撃で…事実を受け入れられずに混乱したヘルトはミールの元を飛び出してしまう。 しかし、行き着いた先でかつてのミールの仲間であるという9人の声が、ミールを救うため現代にある9つの国にそれぞれ一人ずつ復活していると告げる。ミールを救うためにはヘルトの協力が必要だと頼まれ…ヘルトを導くように飛んでいった光に続いてヘルトは初めて一人で外の世界へと旅立っていった。 彼らは、長らく一人で生き続けたメシアの感情がその身に宿した祝福によって大きな被害をもたらしていると知り、その祝福を請け負い、抑え込んでいる。 メシア…ミールの子であるヘルトはその全員を再び集め、ミールの元に連れて行かなければならなかった。しかし、そのためには彼ら一人一人から祝福を譲り受け、ヘルト自身に集約するという使命が貸せられていて… 《前回までのあらすじ》 外には9つの国がある。 最後の国、「熱の国」にいたかつての供、“オルム”は、感情を失っており、メシアの抱える“寂しい”という感情がわからないと祝福を受け渡すのに難儀していた。 そんな中、オルムに仕え、彼に感情を教えているという“カロル”がとある計画を持ちかけ、途中、想定外のトラブルも発生するなど様々な問題に見舞われながらも結果的にオルム自身に“寂しい”という気持ちが芽生え、いよいよヘルト達はメシアの元へと帰るだけとなった。 しかし、オルムと出会う前に壮大な過去を持つカロルが打ち明けた秘密にはカロルの水の国に残した“ある後悔“があるようで…ヘルトはオルムから祝福を譲り受けるのに協力してもらった礼に、カロルの未練を晴らそうと、「水の国」へ向かうことを提案。 ヘルト達はメシアの元へと戻る前に再び水の国へ向かい、カロルの後悔の残る“王宮”へ。そこには、自分は人間ではないと自称する“イラフ”という不思議な者が新たに仕えていて… なお…かつてのミールの供であり、ヘルトが出会ったのは以下のとおりである。 【水の国】…アイム 【炎の国】…フラン 【陽の国】…イル 【暗の国】…ヘイン 【地の国】…タナー 【雷の国】…フードル 【風の国】…ハウ 【氷の国】…ペレ 【熱の国】…オルム8,249文字pixiv小説作品