概要
キャラクターに付けられるあだ名のようなもので、そのようなキャラが現れる場所で必ず死者が出ることを表す。
歩く死亡フラグといっても2種類存在する。
1.周りが死ぬタイプ
いわゆる疫病神とか呼ばれるパターン。
このタイプは該当キャラの周囲の誰かが必ず死ぬもので、主人公が殺し屋だったり名探偵だったり刑事だったりするものが当てはまる。
前者の場合は言うに及ばず。しかし本人の意思によるものなので最早フラグでも何でもない。後者二つの場合は行く先々で事件が起こるのだが、他の事件でもいいのになぜか殺人ばかりが起こる。探偵も警察もそういう仕事ばかりじゃないのに…
殺し屋は自身の意思によって誰かを死亡させるが、探偵や刑事は自身の意思とは無関係に誰かが死亡する。その時の遺体は善人や弱者、悪者や外道など全く無差別なのも特徴。
しかしどちらも死亡する人物がある程度決まっている(例:レギュラー陣の身内はぽっと出でもない限り死なない)。しかし異能生存体の場合はキャラ設定の時点で「そいつの存在のせいで」、「そいつの意思とは無関係に」、「何らかの負の連鎖による巻き込み」、「不特定多数が」死亡するため、性質が非常に悪い。
他にも特定のキャラが事故によって毎回誰かまたは無関係者を巻き添えながらも連鎖的に殺してしまうという例もある。
2.自分が死ぬタイプ
このタイプは大別して二つあり、作品・シリーズ内でやたらと死亡する存在、もしくは作品内で死亡フラグをこれでもかと乱立した結果無事に死亡するキャラクターが該当する。
前者の場合、時間がループする作品において毎度死亡するキャラや、ゲーム作品の場合は雑魚でもないのに性能が貧弱すぎて呆気なく死ぬキャラが該当する。なお、該当キャラの多くは特に死亡フラグを立てておらず、理不尽な死に方をしている場合がほとんど。
後者の場合、死亡する回数が前者と違い一回きりの為、ファンの間で非常に大きな話題になったり、長期間ネタにされない限りは、歩く死亡フラグとして認められない場合が多い。実例を挙げると、PJやサイコロステーキ先輩はそれぞれ前者と後者の基準を満たしている為、歩く死亡フラグと認められる場合が多い。このように要件が厳しい為、前者よりも該当キャラクターは圧倒的に少ない。
またあまりにも印象的な死に様だったり死に様を回想されまくったせいで死亡シーンばかりがメディアミックスやパロディで何度も取り上げられるキャラや、一種のギャグとして毎回死亡フラグを立てまくる(もちろん立てっぱなしでフラグ回収はしない)キャラなどもここに該当する。
歩く死亡フラグの一覧
周りが死ぬタイプ
→彼に関わった主要キャラクターは殆どが死亡していて、しかも大体がサーシェス自らが手を下している。おまけに特定のキャラに死亡フラグが立つや否や即実行するフラグストライカーでもある。
→探偵としての見せ場を作るために、居合わせた場所でことごとく殺人事件が起こるため、それを逆に解釈した結果。(というか推理作品の主人公は大抵そうである)。
- ジャック・バウアーの周りの人々
→例外 クロエ・オブライエン、キンバリー・バウアー。その他の人物は、遠い関係でも事件に関わっていれば死ぬ可能性大。敵対勢力は全滅必至。
→彼自身もかなり運が悪いが、彼の居る所でテロを起こしたテロリストは更に運が悪いとしか言いようがない。
→彼が助けようとしたキャラは死ぬ。
- ゴールデンロアの村長
→毎回無茶な依頼を出して冒険者を殺す
→正確にはフラグなのは呪いの紋章・ソウルイーターのほう。
→出撃直前に相手を食事に誘ったりして他人に死亡フラグを立てる。
→彼の素顔が見たいと思うと死亡フラグ。ちなみに公式設定。
→彼女と恋人同士になったり、彼女に惚れられたり惚れたりすると死亡フラグ、スパロボ旧シリーズでは全滅。
→原作では彼に関わった者達は処刑され、スパロボでも彼に関わると死亡フラグが立つ場合が多い。
→彼が登場することで1人以上は最終的に彼によって死ぬフラグがつけられる(ただし死因が彼であるとは限らない)。
→泣き虫ではあるが、他人がピンチになっても自分に関係ないから気にしないというドライな一面があるため、彼に関わると誰か1人以上(主にじーさんと孫)は最終的に死ぬフラグがつけられる(死因のほとんどが最強さんによるものであるが、自身も最強さんによって死亡することもある)。ただし、大長編のみは例外で、助けてくれる。
→女性限定だが、仲良くなった女性3人の内2人死亡。もう1人は自身が頑張ってフラグを折ったが、結局フラれた。
→OVA『ペールゼン・ファイルズ』第10話次回予告にて公式で歩く死亡フラグ認定されてしまっている。その影響は敵対者以外にまでおよんでおり、設定上TV本編以前の彼と親しくなる事自体が死亡フラグとなる。劇中でも彼が訪れた地域のほとんどが凄まじい被害を負うことが多く、ひどい時には惑星そのものが滅亡してしまう。
ちなみにキリコ本人に対しては死亡フラグそのものは無縁なものである(というか死ねない運命にある)。
→敵になればもちろん彼の手にかかって死ぬ。味方になっても戦いの犠牲となって死んでしまう。ケンシロウと関わった名前付きキャラの内、第一部で生き残れたのはバット、リン、マミヤ、アイリ、ユリア、リハクの6人だけ。そのため一部のファンからは、「この星が見える者は死ぬ」という死兆星になぞらえて『歩く死兆星』と言われている。
「北斗あるところ乱あり」は伊達じゃない。
→作品の性質上、このネタに加えるのは不謹慎ではあるが、
ゲン自身が「自分と関わった人間は皆死ぬ」と発言しており、完全に反論不能。
→漫画「悪魔狩り」に登場。「天使」と書いて「あくま」と読む。「君の、望むものをあげよう」
- エルリック
→海外の作家、ムアコックによるファンタジー小説「エルリック・サーガ」の主人公。メル二ボネの皇子、というか、皇帝。ストームブリンガーの使い手。命と、魂が惜しいなら、彼には関わるな。絶対に。
→桐生を慕ったり、桐生に彼の意志を受け継がれる人は、敵対者や黒幕に殺される。しかし、大誤算だけは死にはしない。
- プライス
→ゲーム「COD」シリーズの登場人物。階級は大尉。必ず彼は生き残ります。
→同名漫画の主人公。彼女の周りは敵も味方もバタバタ死ぬ。友人として関わっても舌を噛み切りかけたり、片腕を切り落とされたりと悲惨な目に遭う。ピンチにおいて『ヒーローは遅れてやってくる』ものだが、彼女の場合は仲間の危機に本当に間に合わないことが多い。
→源為義の十男で源義朝と源義経の叔父にあたる。彼に味方した者全員が不幸な目に遭い、関わった武将のほとんどが没落するため「疫病神」と呼ばれていた。最終的には挙兵した自身も義朝の命により捕縛、長男・次男共に斬首された。
また、大河ドラマ鎌倉殿の13人ではナレーションに「死に神のような男」と呼ばれてしまう。
→DEATHNOTEに登場するデスノートで人間を殺し生きている上位存在。リュークを初めとする死神が落としたデスノートを拾って使った人間は例外無く悲惨に死んで無に還っている。
機動兵器などガジェット類
→乗ると死ぬ。
→複数の者が装着し変身しているが、最終的に生き延びたのは完全に人を捨て去った化物だけ。劇場版では二番目の装着者が生き延びるが、その際には逆にベルトが消失した。
→このゼクターで一度でも変身した者は死亡フラグ。該当者は4人だが、本編では中盤で死亡(後にライダーベルトの力で復活)する上劇場版では完全に死亡、本編では消息不明だが劇場版では死亡、身に付けたアクセサリーでネイティブ化、そもそもラスボスなので最終的に倒されるなどロクな目にあってない。
→主人公格キャラクターではない限り、一度乗ると最終話までにほぼ必ず死ぬ。乗り換えれば助かるかもしれない。
→パイロットはまず助からない。
ただしシリーズの歴史が長いためモビルスーツに乗り換えたり、何か今までのモビルアーマーと趣が違ったり、自分自身が歩く死亡フラグだったり、御禿が白い状態だったりすると助かる、かもしれない。
近年では女性の身で巨大可変モビルアーマーに乗りしかも宇宙世紀で言う強化人間っぽいという特大の死亡フラグを立てながら、恋人にも視聴者にも死んだと思わせておきつつ、ガンダムの力で息を吹き返すという高度なフラグの折り方を見せた猛者の存在も確認されている。
自分が死んでしまうタイプ
→アニメデジモンシリーズで毎回登場する種族だが、最終話までに死ぬことがほとんど。
→些細な理由で死んでしまう。
→ゴーストトリックのヒロイン。一晩だけで都合5回も死ぬという抜群の死亡率を誇る。
→ざんねん!わたしのぼうけんはこれでおわってしまった!
→強いので作者から強制的にリタイアさせられる。生まれ変わっても、強豪になっちゃいそうだったのでスティール・ボール・ランレース最大のかませ犬に。
→時報。
→よく死ぬ。がその後特に説明も無く再登場する生存フラグ人間でもある。
→とにかく毎回死ぬ。
スタン「なんてこった!ケニーが殺されちゃった!」
カイル「この人でなしー!」
→こいつもとにかく毎回死ぬが、次回までには必ず生き返っている。死因のほとんどが登場人物達による理不尽な行動や自身の悪事による自業自得が多い(なお、連載初期が強かったが、回を重ねるごとに弱体化し、今では最弱キャラに…)。特に大長編ではお約束であるかのように最終的に死ぬことが多いため(一度だけ放置されて退場したことがある)、5作目では作者の判断により当初は登場しない予定であったが、本人のわがままにより1コマだけ登場する形となった。
じーさん「なんだ、またいつものことか♨」
孫「…あっけないな…。」
→その名の通り登場して三コマ目で死ぬが、しばらくすると生き返るもまた三コマ目で死ぬ。気分によっては登場して二コマ目で死ぬ二子間弟下ヌや登場して一コマ目で死ぬ一子間弟下ヌになることもある。
→ほとんどの場合はチャージマン研に殺されることが多く、その回りくどい作戦が自分たちの死亡フラグを高めている。
→中途半端な実力で敵に殺され、その無様さによりネタが増えフラグが良く立つ。
あまりにも見事すぎるフラグの立てっぷりで有名な人々
- PJ(正確には「空飛ぶ死亡フラグ」)
→「俺、実は基地に恋人がいるんすよ。戻ったらプロポーズしようと花束も買ってあったりして」
→こちらも正確には空飛ぶ死亡フrうわあああああ!「柿崎ィィィィ!」50年後では統合軍有名な歩く死亡フラグである。
→ライトノベル「刀語」の登場人物。読者やアニメ視聴者から死亡フラグの達人と呼ばれる事も、興味があったら数えてみよう。俺、この任務が終わったら結婚するんだ。
- カルヴィナ・クーランジュの同僚達
→ゲーム、スーパーロボット大戦Jにおいて最早ネタにしか聞こえないカルヴィナの長台詞より
「…みんな死んだんだ。子供が生まれるってはしゃいでたジャッキー。木星トカゲを倒す兵器をつくることで恋人の敵が討てると信じてたアリス。ようやく休暇がとれたから家族に会いにいくと言っていたマツザキ。外宇宙への探査船団に参加するのが夢だったヴォルグ。婚約したばかりだった技術部のキャシーと医療班のレン。あたしの大切な仲間や友人たちは誰も…誰も助からなかったんだ!なのに、あたしだけが生き残って…それが全部あいつがやったことだったなんて!」
▽「見ろっ!!憎悪がっ!!永劫にっ!!輪廻するっ!!」
- キュゥべえと契約した魔法少女
→新たなフラグスタンダードの金字塔をおっ立てたパイオニア達である。
巴マミ「もう何も怖くない」とか美樹さやか「あたしって、ほんとバカ」。上述のとおり戦って死ぬか敵(魔女)になって殺される。
唯一、暁美ほむらは時空移動によりそれを回避しているが…
→「お、丁度いいくらいの鬼がいるじゃねぇか。こんなガキの鬼なら俺でも殺れるぜ」 「お前はひっこんでろ、俺は安全に出世したいんだよ。出世すりゃあ上から支給される金も多くなるからな。隊は殆ど全滅状態だが、とりあえず俺はそこそこの鬼一匹を倒して下山するぜ」
関連タグ
バジリスク(出会ったら死亡確実な存在として中世の文献に記載されている)