概要
主人公達15人が乗り込み、戦う事になる黒い巨大ロボット。
「ゲーム」に使用されるヌイグルミ(コエムシはこのジアースをはじめとする巨大ロボット達をヌイグルミと呼称している)の一つ。
当初は黒い怪獣と呼ばれていた。
全長は500メートルを越える。
最高移動速度は陸上で時速1,000キロメートル程度、水中で時速100キロメートル程度。
外骨格様の構造で、装甲が幾層に重なることで人型をしているが、その手足は細く、長く、昆虫を彷彿とさせる。
頭部は歌舞伎の隈取りの様な形状。
原作漫画とノベライズ版のデザインは同じだが、アニメ版はデザインが異なる。
攻守ともに非常にバランスの取れたヌイグルミであり、強力なパワー、頑丈な装甲に加え、
全身にからあるレーザー(質量兵器)を数百本を全方向に同時発射することが可能。
しかしこれはヌイグルミ相手にはほとんど効果は無い。
動力源はパイロットの命。
一戦闘する度にパイロットは必ず死ぬ。
パイロットは念じるだけでジアースの構造を理解できるようになっている。
頭部には多数のスリットの入った仮面状のパーツがあり、そこに現在ストックされているパイロットの命の分だけ光が灯るようになっている。
パイロットが若ければ若いほどパワーが上がるという設定があるが、
漫画版ではあくまで町洋子の世界のコエムシが言ったことであり、証拠はないとされていたが
小説やアニメ版ではこの設定は事実となっている。
名前の由来は阿野万記(マキ)が読んでいた漫画で、(恐らく「ぼくらの」の元ネタである「ザ・ムーン」)その主役ロボットの名前をもじったもの。
地球を守る為に戦うから「The earth」で、究極っぽいということで「Z earth」と命名した。
ライトノベル版では、阿野摩子(マコ)が、大日本帝国海軍でのZ旗にちなんで、もう後が無い、自分達が負ければ地球が滅ぶという覚悟をのせて「Z earth」と命名する。
商品化
バンダイのSMPからまさかの商品化が決定。コエムシと契約の板、敵機体のコックピットが付属する。
プラモデルで可動モデルは初であり、2021年の地点で構想されていた。
契約の板やコエムシは今の人間プラモのスケールである1/12サイズで造形されており、例のコックピットが付属しているため担当者は人の心がないほど気合が入っている