概要
TYPE-MOONのOVA作品『カーニバル・ファンタズム』に登場するセリフ。
毎回青い方のランサーが様々な方法で死ぬ際に発せられ、「この人でなし!」と返すのがお約束である。
元ネタは米国産アニメ「サウスパーク」のキャラクターケニー・マコーミックが死亡した際に言う「なんてこった!ケニーが殺されちゃった!」という台詞。
公式の悪ふざけによる台詞ではあるのだが、元より『stay night』のランサーは薄幸な人物であり、どのルートでも本来のマスターとの契約破棄を強制された上に悪役たちに殺害される末路を辿る(特にUBWルートでは他でもないマスター自身に自害を強制される)ため、ファンにも幸運Eと言われいじられていたところがあり、ネタとして定着した。
また、『stay night』以外のランサーも薄幸な者が目立つため、このネタによるいじられ対象になりえる。
『Zero』のランサーはやはり自害させられた上に、「同じ志を持つ者に裏切られた」という誤解を抱いて死んだため、ある意味青ランサーより悲惨。
『Apocrypha』のあの御方は自害こそさせられなかったがマスターに尊厳破壊を強制された上で戦わされ死を迎えるという別の意味で悲惨な事になった。
『Fate/GrandOrder』のイベントではついにあの人やある章の重要人物までもが・・・・・。
余談
「ランサーはよく死ぬ」というこのネタだが、実際のSNランサーは驚くほどにしぶとい。
Fateルートではギルガメッシュを相手に半日戦闘を続け、UBWでは心臓を穿たれながら二度も立ち上がり遠坂凛を救った。これは彼が持つスキル「戦闘続行」と「仕切り直し」のなせる業。
生前の最期も「ゲイボルグに心臓を刺し貫かれてなお、こぼれ落ちた内臓を水で洗って腹におさめ、石柱に己の体を縛りつけ、最後まで倒れなかった」という逸話も残っている程である。
『Fate/Grand Order』でもその不屈さはスキルで忠実に再現されている。
「戦闘続行」は5ターン以内の死亡阻止、「矢除けの加護」は攻撃3回分を回避、そして「仕切り直し」によりデバフ解除とともにHPを回復出来るという
自己防衛特化の性能により、遂に公式解説コーナーにて「令呪で命令されない限り死なない」と評された。
というか、元を辿れば外道神父のせいである。
ちなみに他のランサークラスのサーヴァントたちも、HPが高めに設定されていたり、あるいはスキルで回避または回復・ガッツ(一度だけ戦闘不能を防げる)付与のスキル等を持っているという傾向は共通している。
なお、実際はサーヴァントよりもランサーのマスターの方が死んでいる傾向にある。誰あろうディルムッド・オディナを引き連れて第四次聖杯戦争に参加したケイネス・エルメロイ・アーチボルトの事である。この御仁は第四次聖杯戦争がない世界の聖杯戦争で戦死、果ては聖杯戦争がない世界でも死んでいる。
・・・そして『Fate Project大晦日TVスペシャル2020』内で先行放送された『Fate/GrandCarnival』でもランサー・・・と言うかクー・フーリンが・・・
ぐだ子「クー・フーリンが死んだ!!」
マシュ「この人でなし!」
中の人繋がりでかオリオンが女性陣にセクハラを働く度にアルテミスの矢で蜂の巣にされている。
マスターの人でなし!
『Fate/GrandOrder』2019年8月4日のアップデートにより陳宮が実装された。
その宝具は陳宮以外の味方1騎を生贄に捧げて発動するもの。
つまり、ランサーを任意に選択し生贄に捧げることが可能になったのである。
もちろん生贄はランサーである必要はないのだが、クー・フーリンはオルタ含めガッツ持ち、実装済みのランサークラス全体を見ると他レアリティにも☆1以外ガッツ所持者が最低1体いるため、生贄にしても復活することが可能。
そのせいでわざわざランサーを生贄にするマスターが続出したとかしないとか。
注意事項
最早公式からもネタ扱いされる有様ではあるが、これは上述の通りstay nightやZeroにおける名場面あってのことであり、クー・フーリンに至っては寧ろしぶとい部類に入る。また、背景にある活躍を知らず、単なるネタとしてランサー/クー・フーリンを殺すことに嫌悪感を抱くファンも相当数いるため、(かなり有名とはいえ)乱用を避け、彼らの活躍を頭に入れた上で節度を以て使用することを心がけたい。
関連画像
関連項目
TYPE-MOON Fateシリーズ ランサー(Fate) 幸運E 槍トリアは死ぬ
カルナ:あまり悲惨な死に方をせずどの作品においても死力を尽くした戦いの末に退場するランサー。それどころかマスターを生かす事に定評のある御仁である。
断頭台のアウラ:こちらもとある方法で自害を命令されてしまったキャラクター