概要
形式番号JMA-0530(MODEL U)。
ディアナ・カウンターの主力モビルスーツ(一説にはモビルアーマーであるとする資料もある)。
全高40mものサイズを誇る大型機であり、地球側(ミリシャなど)からは「カカシ」と呼ばれる。
名称の「ウォドム」とは「ウォーキング・ドーム(WALKING DOME)」の略であり、その名が示す通りドーム状の頭部を有し、そこに多彩な武装を搭載している。当初その特異な外観は戦わずして地球人を畏怖させ、その反抗心を決定的に粉砕する心理兵器になると期待されていた。
しかし、ミリシャがマウンテン・サイクルよりモビルスーツ(機械人形)を発掘・運用した事から、大型故の火力とパワー、耐久性を活かした実戦戦力として運用される事になる。
ただし、本来は拠点・対艦攻撃用の機体であるため小回りが利かず、対モビルスーツ白兵戦は苦手としており、ミリシャのモビルスーツ部隊に機動性+集団戦で翻弄されることもあった。
また、ギンガナム艦隊襲撃時はより強力なマヒローなどが相手となったことにより、その弱点が更に顕著となり、中盤までの堅牢ぶりとは対照的に呆気なく撃破されるシーンも目立つようになっていた。
装甲表面はナノマシンで構成されたナノスキン装甲で覆われており、∀ガンダム程ではないが機体の自己修復が可能となっている。また、宇宙世紀時代の大型モビルアーマーとは違いコックピットは腰部にあり、複座型となっているが機体は1人でも操作可能となっている。
武装のほとんどが頭部に集中しており、対艦用ビーム砲、3連装大型ミサイル、対空用バルカン砲、小型ミサイル発射装置など多彩な武装を装備する。
型式番号から未来世紀時代に建造された機体であると推測されており、オリジナルとなった機体はモビルトレースシステムを用いたコックピットとミノフスキー粒子とそれを用いたシステムを無力化する「7th-GMPT」が搭載されていたとも言われているが、詳細は不明(ミノフスキー粒子を無力化するシステムに関しては、リギルド・センチュリー時代のジロッドが同様のシステムを搭載していたとされている)。
ムーンレィスの運用する機体はコックピットの仕様が改められており、また7th-GMPTも使用不可能となっている。
関連動画
バリエーション
強化型ウォドム
ウォドムにジェネレーターの増設を行いビーム砲の威力を強化したもの。
こちらは外付けのジェネレーターを装備しているが故に頭部が大型化しておりバランスが悪く、腕部を用いて頭部を支える必要があった。
WEBアニメ『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するガンプラ。ダイバーはメイ。
詳しい詳細はリンク先の記事を参照。