概要
『∀ガンダム』の地球における人類歴「正暦」の2345年時点において、月を拠点として生活する人間達の総称。ゲンガナムと言った月面都市に住んでいる。
作中、正暦2345年に念願であった「地球への帰還」を開始するのだが、文明がリセットされその話を知らない地球人(特に初期降下ポイントのイングレッサ領)との行き違いから交戦状態に陥り、なし崩し的に(地球側から見た)侵略戦争へと発展してしまう。
来歴
地球は遥か昔の「文明存続派」と「文明リセット派」の戦争によって「リセット派」が勝利し、人類文明は一度崩壊した。
生き残った人類は「外宇宙脱出派」と「地球文明再興派」に分かれ、「外宇宙脱出派」は新天地を求めて外宇宙へと旅立ち、「地球文明再興派」は再び地球で原始的な生活を再開した。
その「外宇宙脱出派」の内、地球への望郷の念から一部が地球圏に帰還し、月に居を構えたのがこの「ムーンレィス」の祖先だと言われている。またこの集団は現在の「アメリア大陸のサンベルト一帯」に住んでいた民だという。
「地球文明再興派」との間に一度は「アメリア大陸のサンベルト一帯」への再移住の条約を結ぶも、長期記録媒体を有しない「地球文明再興派」の子孫達にその条約は受け継がれず、それが正暦2345年での戦争の原因ともなった。
政治体制
現在は王政を敷いており、「月の女王ディアナ・ソレル」を頂点に「軍事を司るギンガナム家」「市民の眠りを守るメンテナー家」が「王冠を守る鷲」として統治している。
元々月に移住した頃はただの帰還コミュニティーだったが、生活資源が底を突きかけた頃、アステロイド・コロニー「ミスルトゥ」において宇宙で植物など有機資源を宇宙の重力下で効率よく育てる事に成功。その功労者である「ディアナ・ソレルの父」が次第に権力を持つようになり、「ディアナ・ソレル」の代で現在の王政へとシフトした。
またギンガナム艦隊が事実上の正規軍だがディアナはギンガナムの危険性を鑑みて地球帰還作戦の為の市民軍ディアナ・カウンターを組織している。
生活様式
文明リセット以前の技術を多く保有していることから、生活レベルは地球に比べて段違いに高い。ただし長い年月と「リセット前の文明の封印」によって失われた技術も多く、流石にリセット前と同程度とは行かない。
限られた資源を効率的に消費するため、民衆には階級制度が設けられており、それが現在では「差別意識」の温床となっている。
また資源節約のために定期的に冷凍睡眠することが義務付けられており、低階級層では冷凍睡眠装置がお粗末なことからそのまま二度と目覚めないといった事故も多発しているという。
該当キャラクター
※pixivに記事があるキャラクターのみ記載
首脳部
アグリッパ一派
ギンガナム艦隊
ディアナ・カウンター
レット隊
民間人
保有戦力
※pixivに記事があるもののみ記載