概要
アメリア大陸にあるイングレッサを始めとする各地方領の個別軍隊がミリシャである。
表向きはガリア大陸からの侵略に対抗する為の軍隊と発表されていたが実はムーンレィスの地球帰還での交渉に備えた軍事力であった。
保有している軍事力は複葉機や装甲車など現時点の地球の最先端技術を使っていた装備だが科学技術がはるかに上であったムーンレィスの軍隊ディアナ・カウンターの保有するウォドムなどのモビルスーツに対しては全くの無力であった。
しかしその直後に発見された機械人形ホワイトドールことターンエーガンダムの存在がミリシャの組織体制を大きく変えていった。ターンエー発見を機にミリシャはマウンテンサイクルから機械人形を次々に発掘し戦力として保有していくようになった。
尚、他の領地にもミリシャがあるらしいが劇中で主に登場したのはイングレッサとルジャーナぐらいである。
イングレッサ・ミリシャ
イングレッサ領の軍隊。最高指揮官は領主の息子グエン・サード・ラインフォードで全体の作戦指揮はミハエル・ゲルン大佐が務め、前線指揮はヤーニ・オビュス軍曹が執っている。劇中に初めて登場したミリシャである。
当初はイングレッサ領ビシニティ近くの山で発見したホワイトドールを旗に揚げ、機体が一機だけでないことを匂わせて交渉の材料とし、味方に対してもムーンレイスに対抗できる証として利用。同時にビシニティ鉱山のマウンテンサイクルからカプルが複数発掘してジャラピィ部隊などを組織して戦力を整えていった。
以前から通信機でムーンレイスと交渉をしていたグエンとしては穏便に話し合いで事を進めるべく全面対決は避けようとしていたがミハエル大佐らの勝手な行動のせいでうまくいかず、更にディアナ・カウンター側(主にコレンのせい)の攻撃で首都ノックスが壊滅しイングレッサ領は事実上放棄され、ミハエルの判断でルジャーナのミリシャと合流した。
そしてキングスレーの谷に埋まっていた宇宙船ウィルゲムを発掘し、ディアナ・カウンターへの不満から脱走してきたムーンレィスの技術者たちの協力もあって復元に成功(また脱走技術者の協力で戦力や補給線も整備された)。一部部隊を残してグエンやロランたちは和平交渉の為にウィルゲムで月へ向かったがそこで黒歴史に目が眩んだグエン達がディアナやロランたちを裏切ってギンガナム艦隊と手を組んだことで仲間割れした。
戦いの後、イングレッサ領はノックスを始め、復興した模様。
ルジャーナ・ミリシャ
ルジャーナ領の軍隊。昔のフランスのような風習を持っている。
ルジャーナ領内にあるマウンテンサイクルから機械人形ボルジャーノンを多数発掘し、ギャバン・グーニーを隊長にした機械人形部隊であるスエサイド部隊を組織した。ノックスを失って合流してきたイングレッサ・ミリシャに協力して戦う。
後にリリ・ボルジャーノがルジャーナ・ミリシャ全軍指揮官となり、スエサイド部隊は主力隊となり、イングレッサと共闘した。
和平の為に月へ向かった際にもスエサイド部隊が同行し、残る部隊はマリガン中佐の指揮のもと、同じ残留組のイングレッサ・ミリシャと共にディアナを排斥した地上のディアナ・カウンターと戦っていたが、ギンガナム艦隊がロラン達を裏切ったグエンらと共に侵攻を開始した際にはウィルゲム・ジャラピィ部隊など残存戦力を吸収し結果的にリリが地球勢を代表する存在となり、最終決戦において地球に戻ったディアナを再び筆頭にしたディアナ・カウンターと共闘し、ギンガナム艦隊を迎え撃った。
所属人物
イングレッサ・ミリシャ
- グエン・サード・ラインフォード(後にギンガナム側に寝返る)
- ミハエル・ゲルン(後にギンガナム側に寝返る)
- ヤーニ・オビュス(後にギンガナム側に寝返る)
- シド・ムンザ
- ジョゼフ・ヨット
- メシェー・クン
- ラダラム・クン
- ロラン・セアック/ローラ・ローラ(ムーンレイス)
- ソシエ・ハイム
- ブルーノ(元ディアナ・カウンター)
- ヤコップ(元ディアナ・カウンター)
- ホレス・ニーベン(ムーンレイスから脱走した技術者)
- コレン・ナンダー(元ディアナ・カウンター)
ルジャーナ・ミリシャ
保有兵器
イングレッサ・ミリシャ
ルジャーナ・ミリシャ
- ボルジャーノン
- 艦船
関連タグ
地球連邦軍、エゥーゴ、ロンド・ベル、リガ・ミリティア、シャッフル同盟、フリーデン:それまでのシリーズにおける主人公の所属する味方勢力。