CV:中西裕美子
概要
ディアナ・カウンター所属の女性兵士で階級は中尉。
フィル・アッカマン少佐のお気に入り(小説版では愛人)である為か、数々の作戦失敗に対して特に処罰は受けてない模様。
ショートカットで中性的な外見をしており、性格は気丈で負けず嫌い。涙脆く、よく泣くので泣き虫ポゥと呼ばれている。(この「泣き虫ポゥ」は第31話のサブタイトル名にもなっている。)その割に跳ねっ返りで血の気は多く、技術力の足りない地球の兵器に対してビームで対抗(詳細は後述)しておきながら、地球人を蛮族と表現するなど割と性質が悪い面がある。当初はすぐ泣くこともあり、言動が情緒不安定っぽかったので、やっぱり彼女を連想する視聴者がいたとかいなかったとか…。
MSによる戦闘能力はそれなりにはあるものの、「ヒゲ」こと∀ガンダム、およびロラン・セアックに何度も敗退を喫してしまう。(確認されているだけでロランに4回負けている。但し、相手が悪すぎただけでイマイチ実力を発揮できなかった可能性もあるが……)
劇中での活躍
地球降下部隊の先発としてウォドムに乗って地球に降下。
当初は平和的な話し合いで入植をおこなおうとしていた為に、先遣隊には攻撃禁止命令が出されていたのだが、ミリシャの飛行機部隊に攻撃を受けた際、感情的になって攻撃を仕掛けてしまった。この攻撃によって町や村に多数の被害が出る事となる。(作中の描写によるとミリシャの飛行機部隊の攻撃は、彼女のウォドムに致命的な損傷や彼女への命の緊急的危機を与えるものではなく、それどころか玩具と評される程度の威力である。それに対してポゥは数kmを焼失させるメガ粒子砲で対抗してしまった有様)
ポゥは本来であれば禁固刑なのだが、フィル・アッカマンの温情によって帳消しにされている。
しかし、この攻撃により地中に埋まっていた∀ガンダムが目覚め、防衛機能によるオート操縦でビームライフルによる反撃を行ってしまった。これによって地球と月の戦争が始まってしまった。要はポゥの所為で戦争が始まったのである
一部のファンから、地球と月の戦争は、アグリッパ・メンテナーの謀略でポゥが何もしなくてもストーリーは戦争になっていたからと言うフォローがあるが、逆に言えば謀略なしで地球と月の関係を悪化させ、戦争にしたので、フォローになってない。
更に、この攻撃の余波に巻き込まれ、キエル、ソシエの父親が死亡。
これによりソシエはミリシャに入隊し、ムーンレィスに対して深い敵意を抱く事になる。
昨日のポゥの反撃は、地球代表であるイルの一族を焼き払っており、その結果、和平会議に参加したイルの長老が会議で地球降下メンバーの最高権力者のアジ大佐を射殺と言う事態を引き起こす。しかも穏健派のアジ大佐の後釜として、強硬派のフィル・アッカマンがつく事になり、地球と月の関係を初手で拗れに拗れてしまった。
その後はロランと幾度無く戦って敗北を重ねてしまう中、女王であるディアナ・ソレルが推し進める、地球人との話し合いで解決するというやり方に不満を持ち始め、フィル少佐と共に武力による地球制圧へと舵を切る、ディアナさえいなくなれば自分が女王になれると考え、ディアナへのクーデターに参加した。
その結果、ディアナを匿ったミリシャと戦うことになるのだが、共通の敵となるギム・ギンガナムが艦隊ごと地球に攻めてきた為、ディアナの帰還を受け入れ、同盟を結んだミリシャとディアナ・カウンターと共にギンガナム艦隊と戦った。
また、親衛隊長であるハリー・オードとはそりが合わないため、何度も口論が絶えなかった。しかし物語が進むにつれて共闘出来るようにまで成長し、最終決戦ではハリーや親衛隊と共にギム・ギンガナムが乗るターンXを迎え撃った。
最終決戦後、どういうわけかシド・ムンザの助手となりマウンテンサイクルの発掘に精を出すようになった。
主な搭乗機はディアナカウンターの汎用兵器であるウォドムやウァッドだが、フィルによるクーデター後はアルマイヤーの指揮官に任命されている。
終盤は、本来ディアナ親衛隊用に支給されていた高性能機スモー(シルバータイプ)を接収して搭乗している。
外部出演
『Z』では加入時にソシエに対して父親を奪ってしまった事を謝罪し、和解する展開がある。
他にも条件を満たしていると無敵超人ザンボット3の主人公神勝平のガールフレンド・アキにポゥが持ってきた冷凍睡眠装置を使用する事で人間爆弾にされていた彼女が九死に一生を得る展開になる。
主な搭乗機
関連タグ
ハリー・オード…漢方を口移しで飲まされた。